ガキの使いFAN
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで

さよなら山崎邦正 2005 / 2005年3月20日放送

さようなら山崎邦正 2005年

オープニング

浜田:どうも皆さんこんばんは。今日は皆さんに悲しいお知らせがあります。この番組のレギュラーとして、第2回目から頑張ってくれてた山崎くんが今日の放送を最後に番組を卒業という事になりました。
松本:はい。「別れってもう来ないんじゃないかな」って、勝手に僕たち、思い過ぎてたのかもしれないですね。
浜田:まあ我々がどうこう言っても仕方がないので、ご本人の口からその真相を聞いてみたいと思います。
松本:そうですね。
浜田:さあどうぞ、山崎邦正さんです。
(山崎、赤じゅうたんを歩いて登場)
≪テロップ≫ 今日限りで「ガキの使い」を卒業する山崎邦正
浜田:じゃあ山崎さんの口からテレビを見てる人になぜ卒業なのかという事を説明して頂けますか?
山崎:はい、それは恐らく聞きたがってると思うんで……。
浜田:はい。
山崎:嫁が亜耶って言うんですけども、この春から亜耶が働きに出るんですよ。
浜田:それはなぜですか?
山崎:いや、あの……。家計……、ちょっと家計が苦しいんです。毎週水曜日、育児は僕がやらないけないんですよ。
松本:亜耶ちゃんのシフト的に水曜日が忙しくなるという事ですか?
山崎:はい、警備会社の受付なんですよ。
遠藤:お子さん、二人いてらっしゃいますしね、子供ね。
山崎:子供のことは言わんといてくれ。
遠藤:……。
山崎:まあ嫁の時給、ちょっと破格なんですよ。
遠藤:亜耶さんの時給が破格なのかどうかちょっとわからないですけど、やっぱり僕ら的にはやめて頂きたくないですね。
松本:時給、ナンボなの?
山崎:ぶっちゃけですか、850円です。
全員:……。
浜田:まあでもね、いまいち卒業する理由が我々にしたら納得のできるもんじゃないんですけど、本人がここまで言うならそうなんでしょうね。これ以上止めても家の事だと言われると仕方ないんでね。
山崎:はい。
浜田:じゃあ、山ちゃんの想い出を振り返る意味で本人が……。
山崎:選ばさせて頂きました。
浜田:それではVTR 見て頂きましょう、山ちゃんの想い出です。

≪ナレーション 藤田淑子≫
山崎邦正、37歳。「ガキの使い」スタート2回目から番組に参加し、これまで16年に渡って僕たちの仲間として数々の名場面を生み出して来た邦正くんが、今日の放送をもって番組を卒業する事になりました。そこで、彼が残してくれた偉大なる軌跡をもう一度振り返ります。

第5位 恐い人の女に手を出した!? 山崎家ドッキリお宅訪問 1991年6月25日放送
作家・高須に紹介された女性が原因で突然、恐いお兄さんとのトラブルに巻き込まれ、邦正くんがそのへタレぶりを存分に露呈する「ガキの使い」の名作ドッキリ。

(電話)
山崎:もしもし?
仕掛人:もしもし、山崎っているか?
山崎:俺やけど。
仕掛人:おのれか、ミサトをちょっかい出したヤツいうんは。何とか言えやコラ!何とか言ったらどうやねん。
山崎:お前、ちょい待てコラ!
≪テロップ≫ 強気な山崎
仕掛人:近いうちに行ったるわ。
山崎:今すぐ来いコラ!誰や?
仕掛人:村上いうもんや、待っとれ。
山崎:来いよ、お前、待っとるからな。
(電話切る)
山崎:俺、恐いんですよ、ホンマ。
高須:大丈夫やって。
山崎:いや、大丈夫って恐いんですよ。
高須:あんなモンに電話番号教えたん?
(ドアをノックする音)
山崎:来ましたよ。
高須:……。
山崎:誰ですか?
仕掛人:俺や。
≪テロップ≫ キッチンの窓から逃げようとする山崎
高須:逃げれるか?
≪テロップ≫ なぜかドアを開ける高須
山崎:すいません。僕、違いますよ。
仕掛人:お前かコラ!
山崎:僕、違いますって。
仕掛人:なめたらアカンぞコラ!
山崎:違います。すいません!すいませんでした。僕、違いますよ!
高須:いや、僕は違いますんで。
≪テロップ≫ びびりまくる山崎
仕掛人:いてまうぞコラ!
山崎:すいません!
仕掛人:アニキ呼んだるから待っとれ。
山崎:いや、違います!違います!
仕掛人:待っとれ。
山崎:違います!
仕掛人:待っとれ言うとるやないか。
(松本:呼ぶ言うてんのに「違います」って)
山崎:すいません、僕、違います!
浜田:こんにちは!
(ドッキリのプラカードを持った浜田が登場)
山崎:オイ!
(取り乱す山崎)
山崎:もう違いますよ!

第4位 深夜の廃校でひとりぼっちのピアノコンサートの刑 1999年12月5日放送
「山崎・スケールが小さい裁判」で有罪の判決を受けた邦正くんに科せられた罰は、とんでもないものでした。

(裁判所)
松本:誰もいない夜の学校でピアノを弾いて下さい。……一晩中。
会場:え~!

(深夜の廃校)
山崎:こわないぞ~、ふぅ~。
≪テロップ≫ さまようオジイ出現
山崎:おああっ!
(松本:こんなもん、誰でもあかんよ)
≪テロップ≫ ガラスが割れる音
山崎:あああいっ!こわないって、こわないんじゃ。
≪テロップ≫ ローションを塗った音楽室のドアノブ
山崎:ああああっ!
(浜田:ホンマ、スベリ知らずやな)
≪テロップ≫ ピアノの椅子にブーブークッション
山崎:ああっ!もう。
♪ハーライン「星に願いを」
≪テロップ≫ ピアノの下からヤマンバ出現
山崎:ああああああああっ!おい!何しよんねん!
≪テロップ≫ さまようオジイがドアをロック
山崎:ああああ!助けて!

第3位 さよなら 山崎邦正 2004年3月21日放送
過去4回に渡り「ガキの使い」卒業という嘘をつき、全国民を見事ドッキリにはめた邦正くん。今回も本当に嘘であってほしいものです。
(浜田:見事ちゃうやろ)

浜田:じゃあ、我々も帰りましょうか。
(一同、退席しようとする)
山崎:コラッ~!山ちゃんは~ ガキの使いを~ やめへんで!やめへんで!やめへんで!
(後ろの幕が降りて山崎登場)
♪さくら(独唱)~山ちゃんやめへんでバージョン~
やめへん!やめへん!ガキ使 やめへん!  永遠にさんざめく光を浴びて
山ちゃんやめへん!またガキ使 やめへ~ん!さくら舞い散る道の上で
(浜田:なんちゅう顔してんねん)

第2位 10万円争奪!! ききオレンジジュース!! 2003年10月12日放送
味覚だけを頼りに最初に味わった正解を探し出す名物企画。普段、たいした笑いもとれない邦正くんもこの時だけは輝いていました。

≪テロップ≫ 1本目/15本中
山崎:うわ、やばい。こんなん15個 1個目引く~!? これ、引く~これ?
(正解のポンジュースを引き当てた山崎)
浜田:お前、ホンマ酔うてるみたいやで。
松本:っていうことは近いんや?
山崎:いや、あっ。
(セットのベンチの絵にヒジをかけようとした山崎)
松本:アハハハ!今、このベンチにヒジつこうとしたで!えぇ~!?遠近法的にもおかしいし。ビックリするわ、コイツ。
(スタジオ中が拍手)
遠藤:近いんですね、じゃあ。
山崎:いや、近いっていうかこれやもん。
松本:これはでも、ラッキーととるべきじゃないですか。
遠藤:出会ったってことじゃないですか。
山崎:あれっ!?
松本:どうしました?何があれっですか?
山崎:違う!全然ピリピリせえへん!
松本:はいはいはい。
山崎:違うわこれ!よし、ピリピリしない。僕がん、僕が飲んだのはポンジュースじゃございません!
(不正解で罰が執行される)
浜田:コイツ、すごいな。
遠藤:すごいですよ、マジで。

第1位 山崎邦正 感動の結婚式 2001年11月4日放送
「ガキの使い」のアイドル・邦正くんがついに結婚。その感動を私たちに無理やり届けてくれました。

≪テロップ≫ 挙式入場
浜田:これ「式」のほうやな、披露宴じゃなくて。
≪テロップ≫ 固めの盃
浜田:これ結婚式のハウ・トゥー・ビデオ撮ってるみたいやな。
松本:ホンマやな、何やろうこれ、変に綺麗な画像やし。
≪テロップ≫ 号泣する新郎 邦正
浜田:ええ!? 嘘やん、どこ泣くとこあんのこれ!? 嘘やって。

「ガキの使い」に出演したこの16年。番組と共に大きく成長した邦正くん。そんなあなたが、ついにその歴史にピリオドを打つ時が来たんですね。でも、共に過ごした歳月は決して色褪せることなく、いつまでもみんなの心のアルバムに飾られ続けるはずです。そう、永遠に。さよなら、そして、想い出をありがとう。

浜田:ねえ、色々ありましたよね。
松本:ええ。
浜田:さあここで、番組のプロデューサーの菅ちゃんからからお別れの挨拶をして頂きたいと思います。じゃあお願いします。
≪テロップ≫ 菅プロデューサーからの贈る言葉
菅:山ちゃんどうも。16年間、お世話になりました。ありがとうございました。
山崎:ありがとうございました。
菅:先ほど奥様の時給が850円と聞いて、それに確かに遥かに足りなかった時給でいうと、本当に申し訳ないと思ってます。ただ、ココリコたちが伸びてきて、当然そっちのほうをギャラをアップしなきゃいけないっていう状況があると、プロデューサーとしては本当に忸怩たる思いがあったんですけど、「ガキ」を16年から20年続けていくためには、やっぱり腐ったリンゴは早めに排除しないと番組の存亡の危機でございますんで、そういう意味でも大変申し訳ないなと思ってます。本当にありがとうございました。
山崎:……ありがとうございました、長い間。
浜田:じゃあ我々からも一言ずつということで、まずはココリコのお二人に。
≪テロップ≫ 後輩ココリコからの贈る言葉
田中:何もないなぁ……、何もないわ。ありがっした。
遠藤:最初のほうのVTR は素人の頃から山崎さんを見てて、すごく嫌いな芸風で絶対あんな事は俺はイヤやなって思って後輩でも……、ありがとうございました。
田中:俺、何もないわ。俺、何もない。
浜田:じゃあ、我々も山ちゃんにね。まあ僕は本当に現場でしか山ちゃんとは会った事がないんですが、こないだもちょっとプライベートで家のほうに遊びに来るとか何とか言うてましたけど、まあこれで来れなくなってしまうと。まあ本当に元気で残りの人生頑張って下さい、お疲れ様。
松本:まあ、僕はわりとプライベートでも一緒に遊んできたことがあって、このお正月も一緒にグアム行ったりして、グアムのビーチで山崎がはしゃいでる姿を見てね、「漫画家の山咲のほうが好きかも」と、ふと思って……、まあでもホント頑張って下さい。
(挨拶のあとに各々、花束を押し付けるメンバー)
浜田:じゃあ、山ちゃん、最後にテレビを見てる皆さんにお別れのご挨拶をお願いします。
≪テロップ≫ 山崎邦正からテレビの前の皆さんへお別れの言葉
山崎:……ガ、このガキの、ガ、この「ガキの使いやあらへんで」の皆さんからああ、こんないっぱいの花束を誰がもらえるとおもまますか……、ほぅ、ごうれー……!一生懸命やってきま、一生懸命やってきて、すぅ、ほぅ、キィシッ、ずぅ……、ふごふご、ずぅ、ふごふごふご……、ああ、ああああああああああああ、えあああ、ぶぅ、ああああ、ぶぁ、ぼく、涙はあかんて、ゆったがねー……!んんんん、んんんんんん、んんんんんんんんわああああああああ。
(松本、耐え切れずに笑い声がもれる)

浜田:山ちゃん、本当に今までお疲れ様でした、ありがとう。
松本:ありがとう。
浜田:お疲れ。
(山崎、拍手のなか退席)
松本:じゃあ。
浜田:はい、これはこれで終わりましたんで。
松本:帰りますか。
浜田:はい、じゃあ行きましょう。
田中:はい。
(一同、退席しようとする)
山崎:コラッ~!山ちゃんは ガキの使いを やめへんで!やめへんで!やめへんで~!
(後ろの幕が降りて山崎登場)
山崎:オラッ~ 視聴者のみんなビックリしたか!今回もな ダウンタウンさんとココリコさんに頼んでドッキリを敢行したんじゃあ~!ビックリしたかぁ!山ちゃんは ガキの使いを やめへんでぇ~!・・・コム~!
(舞台袖から小紫ディレクターが登場)

♪ファンタスティポ~山ちゃんやめへんでバージョン~

あの頃 俺たちはいつも
何かを 追い続けていた
全てが 輝きに満ちて
悩んで 迷って

楽園の 隣の この世界で
指先に 触れては
すり抜けてゆく その風を
Oh yeah yeah yeah

山ちゃん やめへん
ガキ使 やめへんで
見たこともない 花が咲く
Oh yeah yeah yeah

山ちゃん やめへん
コムもやめへんで
住宅ローン めっちゃキツイで
ガキ使 やめへん
絶対 やめへんで~

松本:……え、もういいんでしょ、帰っても。
遠藤:何か出てきましたよ。
田中:ん?
≪看板≫ 衣装チェンジの為 しばらくお待ち下さい。
松本:また?何でいつからこれ2ステージになったのかわからん。
遠藤:そうですね、当たり前のように2ステージですね。
松本:ねえ、前まで1回で終わってたのに、去年ぐらいからなってるよね。
遠藤:そうですね、はい。

ロード・オブ・ザ・リング~山ちゃんやめへんでバージョン~
(キャラクターのゴラムに扮装した山崎)

カァァ!ハァァ!……山ちゃん ガキ使 やめるの?ガキ使 やめるの?
やめねぇよ!やめねぇよ!ガキ使はよ!ハァァ!ハァァ!
山ちゃん ガキ使 やめるの?やめるの?
やめねぇよ!ウワァァァァァァ!カァァ!ハァァ!
ぅぅぅぅ、はぁぁぁぁぁぁ……山ちゃん やめるの?山ちゃん やめるの?
やめないよ!やめないよ!アァァ!ハァァ!ハァァ!

浜田:これちょっと面白いな。
遠藤:すごいですね。
浜田:まさかこう来るとは思わへんかったな。
遠藤:はい。
松本:歌じゃなかったんやな。
浜田:歌じゃなかったな。

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