ガキの使いFAN
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで

遠藤は浜田にタメグチを利けるのか!? 2004年7月22日放送

タメグチ企画

オープニング

≪テロップ≫ ガキの使い楽屋
松本:遠藤ってあれなん ちょこちょこ浜田と遊んでんの?
遠藤:ああ、そうですねえ。家族ぐるみというか、結構、食事 連れて行って頂いたり。
松本:いつからタメグチなってんの?
遠藤:いや タメグチにはなったこと無いですけど。
松本:浜田とやで。
遠藤:いやいや、タメグチは1回も。先輩なんで、やっぱり。
松本:それ関係ないよ、遠藤も浜田もツッコミ同士やから、そこはもうタメグチでガンガンいかんと。先輩とか後輩とか全然関係ないで。
遠藤:いや、でもねえ、先輩に対しては、やっぱり……。
松本:いやいやいや、そんなことない、そんなことない。それはやっぱり遠藤がタメグチを利いてけえへんかったら浜田をいつまで経っても超えられへんし、浜田もやっぱりタメグチを使ってほしいと思ってると思うで。
遠藤:はぁ……。
松本:で、遠藤がタメグチを使うことによって、相方の田中もタメグチを使えるようになるわけや、浜田にな。田中もええわけや。
田中:あっ、そうなりますよね。
松本:そうそうそう。ほんなら、ココリコの先輩の山崎は完全にタメグチを使えるようになるやんか。
田中:あ~、なるほど。
山崎:そうや、だから遠藤がやらんと。
松本:やらんとアカンねん。
遠藤:やっぱ、永遠に先輩と後輩っていうのは変わらないのかなって、僕は勝手に思ってたんですけど。
松本:あとは、どうアプローチしていくかの問題やと思うねんな。急には さすがになんぼアホでも気付くから。相当アホやで。相当アホやけど「あれ?なんや、この違和感」みたいな。ちゃんと紙に書いてどう腹立つか説明せえって言うたらよう書かんけど、感覚的に分かりおんねん、アレ。アホやけど。
全員:……。
松本:大変やねんから、ホンマに。木本(チーフマネージャー)もなかなかよう覚えへんかってん アレ。
遠藤:えっ、そんなにひどいんですか?
松本:バナナの匂いで覚えさしてん。バナナの匂いするのが木本やっていうふうに覚えさした。
遠藤:マネージャーですよ?
松本:おお。で、やっと覚えたと思ったら今度、バナナに木本 木本 言うから、それと違うのを説明したのが、この梅雨明けぐらいかな。
遠藤:最近ですよね。
松本:そやな。
遠藤:まあ、誰かが突破口開かないとアカンなと思うんですけどね。
松本:ただ俺にタメグチはアカンで、俺は先輩やから。
全員:……。
遠藤:はい。
松本:結果、ホンマ良かったなっていう風になるようにもうこっちも考えてるから。
遠藤:ありがとうございます。
山崎:じゃあ、今日を境に。
遠藤:はい。

≪ナレーション≫
数分後、何も知らずに現場へやって来た浜田。
果たして遠藤は、この男にタメグチを利けるようになるのか!?

浜田:第1回 ガキの使いやあらへんで! チキチキ ココリコ遠藤 夏のイチ押し!激うま!男の手料理教室~!!
(一同、拍手)
≪テロップ≫ タメグチ大作戦!!料理のダミー企画を収録している間に 遠藤は浜田に少しずつタメグチで会話し 最後には平気でタメグチを利ける作戦!!
松本:そりゃアンタね、言うたって夏バテですからね、もうみんな。そこでやっぱりね、それを乗り切るお料理を今日はなんか遠藤が紹介してくれるらしいんで。
浜田:へえ、なるほど。
遠藤:まあ、スタミナもつきますし、手頃で。それを皆さんに食べてもらえればいいなと。
浜田:たまに作るん?
遠藤:はい。こういう場所を作ってもらってありがとうございます。
浜田:なるほど、なるほど。

≪ナレーション≫
このあと遠藤は浜田にどうタメグチを切り出していくのか!?

≪テロップ≫ 遠藤の自慢料理 カレー玉子チャーハン
松本:まあみんな、手伝えるとこあったら手伝って。
(遠藤、卵を手に取る)
遠藤:じゃあ、田中。
田中:あいよ。
遠藤:じゃあ、邦(ほう)さん。
山崎:はい。
遠藤:浜田さん いいっすか?
浜田:はいはい。
遠藤:卵を割って頂いて、ボールの中に普通に割って頂いて。
浜田:別にこんなん一人でやったらいいんちゃう?
遠藤:まあでも、みんなで楽しくやって頂いたほうが。
山崎:そやな。
(浜田、卵を割る)
遠藤:うまい うまいな。
(浜田、チラッと遠藤を見る)
遠藤:はい、すいません。これ頂きまーす。
遠藤:浜田さん、ちょっといいっすか?かき混ぜて頂いていいですか?
浜田:ああ、溶くってこと?ああ、オッケー。別に田中でええやんけ、なんで俺やねん。
遠藤:まあ、色々やって頂いて。泡たたせずにかき混ぜるのが意外とコツなので。
(浜田、卵をかき混ぜる)
遠藤:あっそうそうそう……、うまいな。
浜田:えっ?
遠藤:全然こういう感じで。
松本:ああ、でもうまい。
遠藤:うまいですね。
山崎:うまい。
遠藤:この冷ごはんを用意させてもらったんですけど、この冷ごはんの中にですね、この卵を入れて頂きます。
田中:この時点で?
浜田:この段階で入れんの?
遠藤:いいやろ。結構これ強引なんですけど、まずこれをこのまま入れるところがミソなんです。
田中:あっ、これは知らんわ。
山崎:はぁ~。
松本:これはあんま見たことないわ。
遠藤:じゃあ、ちょっとこれ入れますね。バーっと、まんべんなく。
松本:なるほどね。
浜田:ああ、なんかちょっと気持ち悪いな。
遠藤:いや、そんな事ないやん これ。これをホラ、いいでしょ、これ。
松本:まあ、とろみのあるモンって夏バテにいいって言いますもんね。
山崎:ああ、言いますね。卵もいいんですよ。
遠藤:そう、卵も意外といいんですよ。で、これをシャモジでほぐして頂きますので。じゃあ、これを田中に。
田中:これを混ぜる感じで?
松本:ほぐしてね。ほぼ伝統料理って感じやね。
遠藤:ここ、ここめっちゃ大事。スゴイ大事なんですよ、固まってたらイヤなんで。
山崎:田中ってやんの?家で。
田中:ちょこちょこやりますね。
山崎:浜田さんとかもやるんですか?家で。
浜田:いや、俺はもうほとんど家では料理せえへんで。
遠藤:浜田さん やらないイメージありますね、確かに。
浜田:そやな。
遠藤:ねえ、あんまりやらないですもんね。
浜田:やらへんな。
遠藤:やったらエエのに。
浜田:え?
遠藤:やります?
山崎:料理?料理は俺はやる。
(浜田、不可解な表情で遠藤を見る)
遠藤:浜田さん、やらないですもんね。
浜田:ああ?やらへん、やらへん。
遠藤:ここで塩をパカッと入れます。
山崎:夏バテはええねんけど。遠藤、おいしくなかったら……。
浜田:そやねん、意味ないねんな。
遠藤:それはわかってんねん。うまくなかったら全然意味がないじゃないですか、絶対にそれは。だって適当に作ってるわけじゃないですもんね、こういうの。
浜田:おい、今 お前「わかってんねん」言うた?
遠藤:はい?
松本:見て、ほら。
≪テロップ≫ 浜田の気をそらそうとする松本
山崎:浜田さん、塩スゴイですよ。
浜田:いや、塩やからよう分からへん、混ざってるかどうか。
遠藤:じゃあ早速、このご飯をドカッと入れますんで。
田中:おお、いいよ、いいよ。
遠藤:危ない 危ないから気つけや。
浜田:コイツ 今 「危ないから気つけや」言うたよな?
(松本、聞いてないフリをする)
遠藤:いきます。よし!
松本:中火ぐらいかな。
遠藤:これ、まあ中火ぐらいですね。
松本:中火ぐらいや。
浜田:コイツさ さっきからちょっとタメグチ利いてない?
松本:中火ぐらいやな。
田中:えっ、中火がベスト?
遠藤:中火ベスト、ほんで、ここ、ここ大事なんですよ。ちょっと見といて。
浜田:お前、今「見といて」って言うたよな。
遠藤:オムレツのような感じでポンポンポンポンと。
松本:うわ、すげえ。これ見た目も。
遠藤:まあ、このままでもエエねんけど。いいんですけど。
浜田:完璧にコイツ 今 俺の顔 見て言うたで。
田中:ああ、ええなあ。
松本:スゴイな。
遠藤:じゃあ浜田さん、すいません。ソーセージとミックスデジタブル、ちょっと取ってもらっていいですか?
(浜田、材料をフライパンに入れる)
遠藤:そうそうそうそう……、もうちょっと ちゃんと入れて。で、ソーセージも。OK OK OK うまいな~ ナイス ナイス。
浜田:おい!
(浜田、さい箸を叩きつける)
遠藤:まあウインナーでもいいんですけど、ウインナーがない場合はひき肉とか入れて。
田中:家庭に無い場合とか?
浜田:コイツ、完璧にタメグチやで。
遠藤:浜田さん、ウインナー好きっすか?浜田さん?
浜田:え?ああ、好きや。
松本:色目がええわ。
遠藤:じゃあ浜田さん、すいません。ちょっと持って頂いて。ちょっと持っといて、これ。
(遠藤、フライパンを浜田に手渡す)
浜田:いや、田中がやったらええんちゃうんか?
遠藤:見て覚えてな。
田中:ああ、覚える、覚える。
遠藤:で、カレーというかドライカレーを。オッケィ~ OK OK OK。
(遠藤、浜田からフライパンを受け取る)
遠藤:まあちょっと浜田さんの混ぜ方があんま良くなかったんですけど、ごはんがパラパラになってますけども、まあこの返しがポイントっちゃ ポイントやな。
浜田:「な」ってお前、誰にぬかしとんねん、さっきからコラァ。
遠藤:オッケー。
浜田:おい。
遠藤:できました。
山崎:これ、すごくまぶされてるけど本当に、カレー粉が。
松本:スゴイねえ、ホンマ、ホンマ。
田中:おお、完成かいな。
遠藤:これを大皿に移動しま~す。
山崎:うわ~!これすごいぞ、お前!
田中:スゴイなあ。
松本:スパイシー。
遠藤:これスゴイでしょ?これスゴくない?なぁ。
浜田:見て、これ。ちょいカレー粉を入れ過ぎやって。
遠藤:で!隠し味があります。
田中:えっ?さらに?
松本:ここに出て無かったわ。
遠藤:ちょっとごめんな。
(遠藤、冷蔵庫から戻る時に浜田を押しのける)
遠藤:これ、何でしょうか?
浜田:トマト?これ。アカン、アカン、アカン。トマトはちょっと……。
(トマトが苦手な浜田)
松本:なんで?
遠藤:なんで?
松本:プチトマトやんか。
浜田:あっ、まあ別に全面にやらんでもええやんか、食べる人だけ食べたら。
遠藤:いや、料理の見た目ってのも大事なんで。
松本:これ、皮むきプチトマトや。
浜田:まあええわ、置くぐらいは全然ええ。
遠藤:だから 置くよ。
(浜田、遠藤の尻を蹴る)
遠藤:えっ?
浜田:今「置くよ」とか言えへんかったか?さっきからちょいちょい……。
山崎:ちゃんと色目も大事やから。
田中:料理は彩りやな。
浜田:お前 分かってんねやろ?さっきから。
(松本、聞いてないフリをする)
遠藤:はい、完成で~す!できました。
(一同、拍手)
≪テロップ≫ カレー玉子チャーハン 出来上がり

(山崎、松本、遠藤、浜田、田中の席順でテーブルに着く)
浜田:トマトいらんねんて。さっき言うたやんけ トマトいらんて。おい。
遠藤:何? えっ? トマトあっての料理やから これは。
浜田:はぁ?
遠藤:トマトあっての料理なんですよ。だから、まあ1回食べて頂いたほうが。
浜田:食べへんねん、俺はトマトは。
遠藤:じゃあ、いただきまーす
山崎:いただきま~す。
田中:いただきます。
松本:いただきます。
遠藤:結構ね、自信あるんですよ、本当に。
浜田:いや、トマト入ったら食わへん 言うてるやん。
山崎:これな、お子さんとか喜ぶかもわからへん。
遠藤:でしょ?だから邦さんとこも田中もそうやけど、俺んとこもそうやし、浜ちゃんとこも そやけど、お子さんが居てるところはパッと作って……。
(浜田、遠藤の頭をはたく)
浜田:なんやねん、さっきから。
山崎:俺んとこの子、まだちょっと小さいわ。
遠藤:ああ、ちょっと小さいかもしれないですね。
山崎:まだまだや、まだまだ。
松本:これ、卵とじたからパラパラになっておいしいかもしんないね。
遠藤:そうかもしれないですね、パラパラっと。
(浜田、遠藤をにらむ)
遠藤:……ん?
浜田:シバくぞ、コラ。
松本:トマト食べへんから、辛さが際立ってんねやと思うねん。
浜田:トマト食べられへんねん、俺は。無理やねん。
遠藤:全く無理なんや?
(一同、沈黙)
遠藤:田中?
≪テロップ≫ その場を上手くごまかす遠藤
田中:頑張れば食べれる、俺は。
遠藤:浜田さん、ちょっと頼みますから1回食べてもらっていいっすか?なぁ。
浜田:え?
遠藤:食べよぅ。
浜田:え?
遠藤:はい。
浜田:いや、「はい」やあらへんで。
遠藤:じゃあトマト一緒に食べて頂いて。
浜田:いや、だからトマト食べへんねんて。
遠藤:浜ちゃんの好きなソーセージと混ぜて食べて頂きたいんですけど。
浜田:いや、無理 無理 無理。無理やて。
遠藤:一口だけ 一口だけ。
浜田:これ全部やんけ!これ。
遠藤:頑張ろ 頑張ろ 頑張ろ 頑張ろ 頑張ろ 頑張ってみよう。
浜田:誰に言うてんねん!お前コラ!おい!全部やんけ!それ!
遠藤:田中 食べれるやろ?これ。
田中:俺も全然いける いける。
松本:俺もいける。
遠藤:食べられてますもんね。邦さんも2つ目ですもんね。
山崎:2つ、2つ。
松本:まあでもちょっと、しつこいようやけど トマト食べたらエエやん。
浜田:……じゃあまあ、食べるわ。
遠藤:もうちょい もうちょい頑張って もうちょい もうちょい もうちょい、あ~もっともっと。入ってへんやん トマト。まあ、そりゃしょうがないですけどねえ。
浜田:……。
松本:まあ、ごちそうさまでした。
田中:ごちそうさまでした、うまいわ。
遠藤:じゃあ、またの機会があったら。
田中:ありがとう。
松本:うまい、うまい。
スタッフ:はい OK で~す。
≪テロップ≫ 本番終了
遠藤:お疲れ様でした。
山崎:でもちょっとうまかったわ。
遠藤:確かに、カレー粉はもうちょっと少なくても。
松本:まあそうやね。
山崎:まあ、これぐらいでもええよ、大丈夫。
(一同、席を立つ)
浜田:遠藤 ちょっと来いや。
遠藤:えっ? 何で? どこ行くん?
遠藤:じゃあちょっと……、行ってきます。
浜田:遠藤~!!
遠藤:うん 分かってる 分かってる 分かってるっ 何?
(遠藤、浜田と2人きりで会議室へ)

松本:とにかくね、これちょっと無理があったからね。
田中:ちょっと無理ありましたかねえ。
山崎:恐かったな。
田中:恐かったですね。
松本:思ってるより 早めに無理があったね、もうね。
山崎:そうですね。
松本:カレー粉 前ぐらいに無理があったね。
田中:無理ですね、やっぱり。先輩後輩っていうのは。
松本:やっぱり、先輩後輩の垣根は絶対越えたらアカン。
山崎:ありえへん。
松本:だってね、俺、遠藤がたまに浜田にタメグチ利いてるのを聞いて、イラッと来たもん。これはアカンって。

[ このページの最初へ ]