『ガラスの家(硝子の家)』最終回までのあらすじ・ネタバレ

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『ガラスの家(硝子の家)』最終回までのネタバレ・あらすじ・結末

ガラスの家

9月 / 1話・2話・3話・4話
10月 / 5話・6話・7話・8話・9話(最終回)

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「ガラスの家」最終回までのあらすじ・ネタバレ・結末

パーティー

 黎がパートに初出勤する日を迎える。ところが、出勤した黎は思いがけない話を聞く。一成から勤務先に電話があり、妻の仕事を取り消すように言われたという。黎は愕然とし、一成に「カズさんは私を愛してない。支配したいだけ」と憤激する。
 そうした口論があった翌朝、黎は一成から、後日開かれるイギリス大使の着任披露パーティーに同行するように言われる。
 パーティー当日、政府要人とその近親者が多数集う会場へ足を踏み入れた黎は、その厳かな雰囲気に困惑する。黎は一成が要人と交わす会話もまったく理解できない。先日、「レベルが同じでなければ相手をする必要はない」と話したように、その日も一成は「君はだまって立っていればいい」と黎を突き放す。そうした疎外感から平静さを失った黎は、パーティー会場を抜け出してしまう。
 会場を抜け出した黎のまえに仁志が現れる。仁志は黎を連れ出すと、黎とキスを交わす。一方、一成は黎がいなくなったことに気付き――。
(ガラスの家 第5話「金の靴」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~/上記にないキャスト:役名なし(足立智充、山中雄輔、渡辺憲吉))

第6話「抱擁」
別れ

 黎は仁志のマンションで一夜を共にする。明け方、黎は「もう会わない」と心に決めて仁志のマンションを後にする。
 澁澤家に帰った黎は、一成に「あなたを裏切りました。心も体も・・・」と、他の男に抱かれたことを告げる。一成は相手の男が誰かと問うが、黎は答えず、「離婚届を後日送る」とだけ言い残して家を出て行く。一成はその日以来、黎がいなくなったことに日夜苦悶するようになる。
 仁志は黎の足取りを見つけようとするが、手がかりがない。途方に暮れていたその時、以前、菜々美からもらった黎の親戚の名刺のことをふと思い出す。仁志はその生田将司(境賢一)という黎の親戚を頼って電話をかけるが、黎とは関わりはないという。
 そんな中、弟の憲司は、仁志のマンションで仁志と黎の禁じられた関係を知る。憲司は家族を壊したふたりへの怒りに打ち震える。
 一方、菜々美は新聞小説の連載を始める。タイトルは「ガラスの家」。ストーリーは、経済産業省の官僚の家庭に若い後妻が現れ、息子がその女に惹かれていくという内容で、澁澤家がモチーフになっているのは明らかである。憲司がそれを執筆した菜々美に真意を問いただすと、菜々美は悪意はないという。菜々美から「男女の間には信じられないことが起こり得る」と言われ、首を傾げる憲司。しかし、酒に付き合った矢先に、兄の元カノとしか思っていなかった菜々美とキスしてしまう。
 その頃、一成は東京高等検察庁の検事長・稲木覚(小林隆)と接触していた。一成は、日本改革党の村木党首が光成興産に脱税を指南し、見返りとして利益を受け取っていた疑惑について話す。財務省の主計局長である一成の言葉は重い。「それはつまり、特捜部に村木の捜査に入れと?」、稲木は一成が言わんとすることを理解する。

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黎の居場所

 黎は澁澤家を出て行った後、アパートを借り、運送会社「東京美術運送」で働いていた。黎が任されたのは、おもに絵画などの美術作品をトラックで運搬する仕事で、黎は一成の束縛から解き放たれ、充実した日々を送る。
 一方、仁志は黎の行方をまだ掴めずにいた。そんなある日、仁志は黎が運送会社のトラックに乗り込む姿を偶然目撃する。
 これをキッカケに、仁志は黎が東京美術運送で働いていることを突き止める。だが、時を同じくして、黎の居場所を興信所に調べさせていた一成が、ひと足早く黎のアパートの場所を知ってしまう。
 その日、黎が帰宅すると、一成が姿を現す。一成は「君のいない人生を思うと、頭が変になりそうだ。浮気相手の男のことも忘れる。これからはお金や地位や名誉で、人をはかることもしない」と言い、「再びチャンスをくれ」と頭を下げて頼む。そして、
「フランスの旅客機墜落事故で愛する人を失った者同士、絶望を理解し合えるのはこの世で君と私だけだ」
 そう言って、黎に戻ってきてほしいと哀願する。泣きすがる一成の姿に心が揺れる黎。その時、アパートのドアをノックする音が響く。ドアの向こう側にいるのは仁志だった。
(ガラスの家 第6話「抱擁」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~/上記にないキャスト:役名なし(沢井美優、滝沢涼子、吉田智則、剣持直明、寺井文孝、久下由美))

第7話「許して・・・」

 黎のアパートを訪れ、「家に戻ってきてほしい」と泣きすがる一成。
 その時、仁志が黎のアパートに現れる。一成はその時になって初めて、黎の浮気相手が仁志だと気付く。
 黎は、一成と結婚したのは「楽ができると思ったから」、仁志と浮気をしたのは「救いが欲しかったから」と理由を話し、ふたりを突き放す。
 翌日、一成は「仁志と別れてほしい」として、黎に手切れ金を渡しに行く。しかし、そういった侮辱的な行動がまたも一成への不信感を募らせることになる。
 一成はふと、「都合のいい女」だった昔の愛人・尾中寛子に電話をかけることを思いたつ。しかし、寛子は、仁志の影響で日本改革党の村木党首を支持していることを明かすと、「私が応援する男は必ず伸びる。あなたがそうだったように」と言い、一成を挑発する。
 一方、日本改革党の村木が光成興産に脱税指南をしたという疑惑が再燃し、マスコミによる村木の疑惑追及とバッシング報道が激しさを増す。その頃、検察庁は光成興産のトップに脱税の疑いで事情聴取を行うなど、動きが慌ただしくなっていた。
 そんなある日、黎がオナカスポーツに美術品の運送で訪れたところ、仁志とばったり会う。ふたりは時が止まったように見つめあうも、黎は何も言わずに走り去っていく。
 先日、一成がいきなり電話をかけてきたことなどから、澁澤家で何かトラブルが起こったと察していた寛子。そのふたりの光景を見た寛子は、仁志と黎が男女の関係になったことがそのトラブルの原因であることを直感し――。
(ガラスの家 第7話「許して・・・」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~/上記にないキャスト:スポーツクラブの受付(由月杏奈)そのほか(吉岡睦雄))

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