『天国の恋』ネタバレ・あらすじ/29・30

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昼ドラ『天国の恋』最終回までのあらすじ・ネタバレ・結末。天国の声は誤り。相関図・予告動画の案内。29・30。

天国の恋

 12月の放送スケジュール
・12月02日- / 26話・27話・28話・29話・30話
・12月09日- / 31話・32話・33話・34話・35話
・12月16日- / 36話・37話・38話・39話・40話
・12月23日- / 41話・42話・43話・44話・45話

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昼ドラ『天国の恋』あらすじ・ネタバレ・結末

第17話~第18話
生まれ変わり

 斎は国友が27歳の若さで事故死していたことを美波から聞き、ショックを受ける。
 そんな斎のまえに国友にうりふたつの男性が現れる。その男性は、美波が話していた「国友にそっくり」という梢の恋人・薦田潮(内博貴)だった。彼は薦田社長の27歳の息子で、大手製薬会社に勤務しているらしい。
 斎は平静を装って挨拶を交わすも、潮を一目見た瞬間に心を奪われ、彼を国友の生まれ変わりだと思い始める。
 そんな中、薦田社長は斎の葬儀のナレーションに苛立ち始める。斎がナレーションをすると葬儀の時間が延び、スケジュールに支障が出るのだ。薦田社長は告別式を強制的に打ち切ってしまい、遺族から不満の声があがる。
 二人が事務室で揉めていると、潮が「友人の葬儀をやってもらえないか」と依頼に駆けつける。どうやら潮の大切な友人が自殺してしまったらしい。
 翌日、潮の友人の葬儀がおこなわれる。葬儀後、潮は斎が司会をしてくれたことに感謝する。
 潮の話によると、潮は幼少の頃から、父親が経営する葬儀社が大嫌いだったらしい。潮は「葬儀社なんて人の死で金儲けをするだけの会社だ」と思い、ずっと父親の仕事を毛嫌いしていたという。だが、この日、斎のナレーションを聞き、潮は葬儀というものが故人の死を受け入れるために必要な儀式であることを初めて学んだと話す。そして――、「あなたは言葉によって死者と生者をつなぐ現代の巫女だ。心が痛いほど好きです」、潮から愛の告白とも取れる熱いメッセージを受けた斎は動揺してしまう。
 その後も、斎は潮と二人きりで会うようになり、二人はお互いに惹かれあう。斎が初恋の相手に潮がそっくりであることについて触れると、潮は「僕は僕のままでいたい」と言い、「キスをして、口唇で別の人間だと確かめて」と斎にうながす。斎は潮にキスをする。潮の口唇の感触を確かめた斎は、「違う、あの時とは」、国友聡の幻影ではなく、目の前にいる薦田潮を愛するようになる。
 斎は潮に恋焦がれるが、その一方で、愛すべきキャラクター・志田元春の存在が気になって――。「強欲な自分の放縦を神様は許してくれるだろうか?」、斎は二人を天秤にかけている現状に思い悩む。

(第18話の結末まで~天国の恋 ネタバレ・あらすじ~/その他のキャスト:小水歩美)

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第19話~第20話
梢に戦争をけしかける朔子

 斎は二人の若者との恋愛に情熱を燃やす。志田元春と薦田潮、どちらも27歳である。
 中でも、梢の恋人である潮との恋愛は秘密にしておきたい斎だったが、それに気付いた美波がアラフォー仲間に言いふらしてしまう。
 朔子は斎が梢の恋人にちょっかいをかけていることを知り、不快感を募らせる。朔子はその事実を梢に伝えるが、梢と潮の関係は冷めているようで、梢は特に怒る様子もなく、朔子は拍子抜けする。
 しかし、梢は恋人を奪われたことで女のプライドを刺激されたらしく、斎から潮を奪還することを宣言する。
 そんな中、徳美はスピリチュアルの先生で、「太夫さま」と呼んで心酔する大原鞆音から「24年前に亡くなった友也が未だに成仏できていない」として、友也の骨壷を持ってくるように告げられる。
 徳美は志田と斎を引き連れ、静岡県清水市にある長沢家のお墓へ。徳美は志田に「お墓から骨壷を取り出して」と命令するが、斎に止められる。しかし、徳美にとって太夫さまの言うことは絶対である。志田に繰り返し命令するが、志田が従わないことを知ると、徳美はむんずと志田のアゴをつかみ、「太夫さまの教えに背くと地獄の谷へ真っ逆さまだよ」と脅迫する。そして、徳美のなかの狂気が暴走し、墓前で暴れだしてしまう。
 一方、潮との恋愛を隠し通せていると思い込んでいる斎は、良心が咎め、潮に会うのをやめようと言い出す。梢の恋人に手を出しているという引け目もあるが、それ以上に気がかりなのが、今まで自分が愛した人間が次々と不慮の死を遂げていることだ。すると、それを聞いた潮が思いがけない行動を取る。

人骨ペンダント

「私は巫女じゃなく死神。あなたを愛したら、あなたまで死んでしまう」
 そんな斎の心の叫びを聞いた潮は、愛されても死なないことを証明するために橋からダイブする。潮は水面から顔を出し、斎が死神ではないことを証明してみせる。
 潮と一夜を共にした翌朝、斎が徳美のマンションに行くと、志田が熊さんのぬいぐるみを抱いて眠っていた。志田は斎に会えない夜が寂しくて、熊さんのぬいぐるみと添い寝しているのだという。斎は志田を裏切って潮に浮気していた自分に後ろめたさを感じるが――。
 斎は徳美のスピリチュアルルームに、亡き弟・友也の骨壷があることに気付く。先日のお墓参りをしたあの時、志田が分骨証明を取って骨壷を持ってきてくれたという。最初は驚いていた斎だったが、友也の遺骨を手に取ると弟の温もりを感じて感涙する。
 そんな中、美波のバーを訪れた斎は、ジュエリーデザイナーの彩子が「人骨ペンダント」について話しているのを耳にする。ペンダントの中に愛する人の遺骨を入れ、それを肌身離さず身に着けるのが流行っているという。
 斎はそのペンダントに友也の遺骨を納めることを決める。斎は2つのペンダントを注文し、両方を組み合わせるとハート型になるようにオーダーメイドしてもらう。
 こうしてペンダントが完成する。斎は友也の遺骨をペンダントに納め、「“あの人”との愛を永遠のものにして」と、天国の友也に願いをかける。斎が永遠の愛を願う“あの人”とは――。

(第20話の結末まで~天国の恋 ネタバレ・あらすじ~/その他のキャスト:海一生)

第21話~第23話
愛の証

 斎は友也の遺骨を納めた2つのペンダントのうち、片方を潮にプレゼントする。それが2人の「愛の証」だと聞いた潮は、ペンダントを一生離さないことを約束する。
 一方、アラフォー会の間では、そのオーダーメイドされたペンダントの片方が誰にプレゼントされたかの話題でもちきりになる。すると、美波はその相手について「ほら、初恋の相手の生まれ変わりみたいな奴よ」と言い、潮であると断定する。
 それを聞いていた志田は、斎に自分以外の好きな相手がいると知って落胆する。だが、その相手が自分と同じ27歳の年下男だと知ると「年下ならいいんす、いいんす」と繰り返す。志田の考えでは「年上の女の甲斐性で、年下男の2人くらい愛しても良い」らしく、年下相手に二股をかけるのも斎の魅力だという。
 そんな中、斎のもとに娘の美亜が離婚届を持って来る。郷治から「斎のサインと実印をもらってこい」と言われたらしい。斎は離婚届を一旦預かり、美亜を帰すが、帰宅した美亜が郷治に「お母さん、歌が上手くて、のんきそうな年下の人と付き合ってる」と、志田のことを話してしまう。
 郷治はその時になって初めて、斎に年下の恋人がいることを知る。郷治は、斎がその年下の恋人と再婚するために離婚を切り出したのだと思い込み、「あの女狐にやられた!離婚なんか取り消しだ」と激怒する。
 その頃、海老原家では朔子と梢に母の多鶴子も加わり、にっくき斎から潮を奪い返す作戦会議が行われていた。これまでの斎の反応を見ると、どうやら斎は潮との関係を秘密にするつもりである。そこで梢はその秘密を白日の下にさらすために「愛の証」であるペンダントを潮から奪い、斎に突きつけることを決意する。

ペンダントをさがして

 海老原会総合病院の合理化を巡って、邦英が長男・瑞彦と対立する。瑞彦は、利益の少ない分野を切り捨てる邦英の採算主義は理解できないとし、病院を継ぐつもりはないという。
 一方、コモタセレモニーの薦田社長は、斎が遺族から「名司会」などと言われ、称賛を独り占めにしていることが気に入らず、さらに斎に冷たく当たりだす。
 そんな中、梢は「愛の証」であるペンダントを探すために薦田社長に接近し、薦田家にあげてもらうことに成功する。しかし、潮の部屋を探してもペンダントは見当たらない。ペンダントは何処に――?、梢が朔子にヘルプの電話をかけると、ペンダントは潮が肌身離さず身に着けているのではないかという。
 海老原家でその電話の内容を聞いていた母・多鶴子は、ペンダントの詳細について朔子に尋ねる。友也の骨壷が取り出された経緯を知らない朔子は、斎がペンダントに入れるためにお墓から友也の骨だけを取り出したと誤解しており、それを聞いた多鶴子は「気味の悪い常軌を逸した行動」と不快感を露わにする。
 すると、そこに斎が帰ってくる。多鶴子が「悪魔に魅入られているとしか思えない」として、斎にアツアツの紅茶をぶっかけると、斎が思わず脱衣した時に例のペンダントが見え、朔子はやはり二人ともペンダントを肌身離さず身に着けているのだと確信する。
 時を同じくして、潮が薦田家に帰宅し、梢が待つ部屋にやってくる。梢が潮に抱きつくと、朔子の言うとおり、潮の胸元にはペンダントが――。梢はペンダントを奪おうとするが、潮はそのペンダントを「命よりも大切、地球よりも大切」と言い、梢をはねのける。

(第23話の結末まで~天国の恋 ネタバレ・あらすじ~)

第24話
美亜の家出

 郷治が海老原家に怒鳴りこんでくる。郷治は、斎が志田と再婚しようとしていると誤解しているらしく、「アイツはうちの店にきた万引き犯とデキてたんだ」とわめき散らす。
 さらに郷治は、娘の美亜が失踪していることを明かす。美亜の学校で悪い噂が広まり、美亜は「万引き犯と逃げた母親の娘」などと同級生にいじめられ、家出してしまったという。郷治は斎に「美亜をかくまっているなら出せ」と要求するが、斎は美亜の家出など知らず、ただただ困惑する。
 そんな中、美亜が横浜・野毛町で補導されたという一報が飛び込んでくる。斎は美亜を迎えに行き、徳美のマンションで休ませるが、心が傷ついた美亜から「お母さんには誰とも結婚してほしくない。私はお母さんと二人きりで住みたい」と言われ、言葉を詰まらせる。
 一方、海老原家では、これまでの経緯を聞いた邦英がとんでもないことを言い出す。恋の争奪戦に敗れた梢に「負けを認めろ」と敗戦宣告をし、「斎と潮くんが愛し合ってるなら結婚させてやろう」と言うのである。
 斎の知らないところで状況は動く。邦英は薦田社長に「潮くんと結婚するのは梢ではなく、斎のほうだ」と告げ、薦田社長がそれを拒絶すると「もうコモタセレモニーには病院から患者の遺体を回さない」と言って圧力をかける。
 薦田社長は葬儀社の経営のことを考えると逆らうに逆らえず、その怒りは斎に向けられる。「息子から手を引け」と斎を恫喝する薦田社長と妻・範子。斎は思ってもみなかった潮との再婚話に戸惑うが――。

(第24話の結末まで~天国の恋 ネタバレ・あらすじ~)

第25話
至上の純粋愛

 斎は悩み抜いた結果、「誰とも結婚してほしくない」という美亜の想いや周囲の状況を考慮して、あることを決心する。
 潮と二人きりで会った斎は、自分が思うことを話す。このままでは自分たちの意思にかかわらず、世間には薄汚れた不倫愛としか思われない。手垢だらけの下世話な恋になってしまうだけ。秘密の恋、忍ぶ恋こそが理想だったのに、今やそれが脅かされようとしている――。
 そういった理想から、斎は潮に「梢さんと結婚してほしい」と告げる。それこそが秘密の恋、忍ぶ恋の純粋さを輝かせるために必要だという。
 さらに、「もう会うのは最後にしよう」という。それが「愛の神に捧げる犠牲」、会わなくても心が重なっていればいい――、それこそが至上の純粋愛とし、「本当の愛の愉悦はそこから得られる」のだと話す。
 斎が自分なりの愛の在り方を示すと、潮はその考えを受け入れ、二人は最後と決めた一夜を共にする。

志田と潮

 志田は愛する斎が潮と再婚するかもしれないと知り、ショックを受ける。
 これまで斎と潮の熱愛を知っても「いいんす、いいんす」と言っていた志田だったが、この数日間、泥酔して帰宅するなど内心では動揺している様子。徳美はそんな志田を心配するが――。
 そんな中、志田の弾き語りライブが美波のバーで開かれる。志田をかわいがっている弥生が企画したもので、そこへ潮がたまたま来店してくる。
 斎をとりあう二人が鉢合わせたことで、何か面白い事件が起きないかとアラフォー仲間たちは心を躍らせるが、志田は「嫉妬なしで付き合おう」と潮に親密に話しかけ、意外にも二人は意気投合してしまう。
 しかし、それは志田の罠だった。志田は潮をサウナに誘いだすと、隙を見計らって潮のロッカーの鍵を開け、そのロッカーから例のペンダントを盗んでしまう。
 その夜、徳美のマンションを訪れた斎は、思わぬ光景を目にする。
「どうっすか、これ」と自慢気にいう志田の胸元には、潮が持っているはずのあのペンダントがあって――。

(第25話の結末まで~天国の恋 ネタバレ・あらすじ~)

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