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新ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」のキャストの方々のインタビュー動画が公開!
下記はインタビューの一部を抜粋し、要約・補足したものです。公開されたものと異なる箇所があります。[引用元]
──「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」の台本を読んだ感想。
西島秀俊さん:企画の段階で読んで涙が出てしまいました。音楽の力を感じさせる脚本です。
芦田愛菜さん:西島秀俊さん演じるマエストロから音楽を教わったら、楽しくなるだろうなと、音楽に対する思いや取り組み方、とても素敵だと思いました。キャラクターにもすごく引き寄せられ、オーケストラのシーンがとにかく楽しみです。
西島秀俊さん:今日、本読みをやっていても、やはりすごく素晴らしい共演者の皆さんで、良い意味でバラバラというか、個性が結構強い皆さんが集まっているので、一体感を持ったら楽しいだろうなと思いました。
──初共演で親子役。共演を知った時のお気持ち、お互いの印象は?
西島秀俊さん:たまたまこれに入る直前に芦田愛菜さんの話をしていただいた方がいて、芦田さんが非常に真っすぐな人だと聞き、本読みをやっても、やはりとてもストレートな力を感じました。変化球というよりは、真っすぐな強い球が来るのが感じられ、私も同じように真っすぐに返す事が好きなので、一緒に共演できて嬉しいと思いました。撮影現場に早く入りたいと思っています。
芦田愛菜さん:嬉しいです。結構つらい言葉も多分言わなきゃいけなくなりそうなので(あらすじによると5年前のある事件で関係がこじれた)、芦田愛菜としては心が痛むのですが、夏目響としては、素直になれない頑固な娘として、それでも心の底から嫌いではないんだということが伝わればいいなと思います。
西島秀俊さん:いろいろな事が考えられて、全然相手にされない父親という面から見れば面白くもなり、時にはその事が胸に迫るようなシーンになることもあるでしょうね。自分が想像していないような所で、心が震えるような瞬間が起こるかもしれないと思います。楽しいシーンが意外な方向に進んだり、思ってもみなかったけど面白いシーンになったりといった可能性を感じています。
芦田愛菜さん:私は本当に西島秀俊さん、すごく笑顔が素敵な方だなと思っています。そして、どんな役もこなされる。今作のように、奥さんや娘から追いやられる役も見事に演じられる。ビシビシ働くような役だったり、影のあるスナイパーのような役だったり、とにかくどんな役も本当に演じることができる役者さんだと思っていて、今回、お会いできて本当に嬉しいです。
──夏目俊平・夏目響、キャラクターの印象は?
芦田愛菜さん:5年前のある事件をきっかけに、俊平さんは頑固になり、響も素直になろうと思えば思うほど、なかなか素直になれないというキャラクターです。私自身もよく母に「頑固だね」と言われます。俊平さんのその感情、解きほぐせないという気持ちは理解できます。そんな俊平さんですが、音楽に真っすぐに向き合う姿勢や、音楽の楽しみ方を教えてくれる魅力があって、私は俊平さんが好きです。
西島秀俊さん:俊平は人への理解が足りていない部分もあります。しかし、周囲の人々との関係を理解することで、人生が再生していくと思っています。自分自身の中では、かなり問題がある人間だと思っていますが、それでも面白い人間であると感じています。(芦田愛菜さん:かなりおっちょこちょいなエピソードが脚本にはたくさんありましたね。)めちゃくちゃ怪我しそうなんだよね。台本そのまま読んでると大丈夫なのかな俺っていう、アクションシーンがあるような感じしますけど。響のナレーションが好きなんです。響の心の奥からの声のようなものを強く感じています。視聴者の方々の心の奥にあのキャラクターの声を響くんだろうなと。
──「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」の撮影に向けての準備や、楽しみにしている事は?
西島秀俊さん:指揮の練習がありますね。動きもきちっと説明していただきます。非常に興味深いですが、ハードルが高いので、ぐちゃぐちゃになりながら帰ります。本当にそういう作業をしています。
芦田愛菜さん:親子のシーンで、ずっと素直になりきれない頑固な響と、どうにかして響と距離を縮めたいお父さんの、コントのようなコミカルなシーンが結構あり、それが楽しみということですね。
西島秀俊さん:僕は音楽映画が好きなんです。もちろん、音楽だけを聞いて感動するのはあるのですが、一方で人生の物語がそこに存在すると、音楽が流れる時の感動はさらに増すと感じています。それが本当に好きなんですね。
芦田愛菜さん:私自身、中高6年間にマンドリンという楽器を演奏していました。オーケストラで演奏し、皆で練習し、その場で音を作り出す、息を合わせて一つのものを生み出すということが本当に好きでした。そういう感覚、確かにあるなと思っていて。それが聴いてくださる方々にも伝わるだろうと思うので、音楽を通じて、それぞれのストーリーを通じて、何かを感じていただければと思います。
──オーケストラ・クラシック音楽が題材の今作、普段はどんな音楽や楽器を嗜む?
西島秀俊さん:サブスクを利用してると新しい音楽に広がらないですね。過去の自分が10代などに聞いていた音楽、80年代や90年代の音楽をよく聞きます。
芦田愛菜さん:私もまだそんなに長く生きてないですけど10代半ばの曲を聞くと懐かしく感じます。(西島秀俊さん:この間でしょ(一同笑い))合唱コンクールで歌った曲や、友達と帰り道に聞いていた曲、その時の気持ちを思い出させてくれます。
──「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」の視聴者の皆様へメッセージを。
西島秀俊さん:本当に素晴らしい脚本で、何度読んでも涙がこぼれる脚本です。今回、本当に素晴らしい出演者の皆さん、スタッフの皆さんが集まっています。物語の登場人物たちが再生していくように、力を得ていくように、このドラマを見てくださった皆さんが月曜日から「よし、今週も頑張ろう」「新しいことをやろう」と力が湧くような、素晴らしいドラマになってほしいと思います。そのために、私自身も力を尽くしたいと思っています。はい。ぜひ楽しみにしていてください。
芦田愛菜さん:撮影はまだこれからなのですが、台本の中で登場人物たちが生き生きと楽しそうに音楽を奏でている姿がとても印象的です。音楽に触れた経験があるとかないとか、その楽器が得意とか得意ではないとか、音感があるとかないとかではなく、音楽を前にしたら「音楽が好きだ」という気持ちでいい、と言ってくれるようなドラマだと思います。登場人物たちがそれぞれの音をこのドラマの中で奏でるので、音を通じて皆さんとつながれたらいいな、と思っています。よろしくお願いします。
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さよならマエストロ 2ページ目に続く
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