『天国の恋』相関図 ネタバレ あらすじ

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昼ドラ『天国の恋』最終回までのあらすじ・ネタバレ・結末。相関図・予告動画の案内。

天国の恋

 12月の放送スケジュール
・12月02日- / 26話・27話・28話・29話・30話
・12月09日- / 31話・32話・33話・34話・35話
・12月16日- / 36話・37話・38話・39話・40話
・12月23日- / 41話・42話・43話・44話・45話

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昼ドラ『天国の恋』あらすじ・ネタバレ・結末

第9話~第13話
歓迎会

 離婚を決意した斎は、海老原家に身を寄せ、朔子に温かく迎えられる。すると、朔子が思い出すように、24年前に見てしまった「禁断のエピソード」について語り始める。
 朔子は24年前、斎と瑞彦が血縁関係があることを知りながら、キスしている場面を目撃したという。それを聞いた斎は笑いながら、それが事実であると認める。
 当時、瑞彦は医学部の受験に失敗し、ノイローゼのような状態だった。瑞彦は自分を見失い、斎に「一緒に家を出よう」と言い出した。斎はその時、瑞彦に口唇を奪われたのである。斎はそれを拒むことなく、受け入れて――。その場面を朔子が見ていたのだ。しかし、斎は確かに好意はあったものの、それは恋愛感情ではなかったと否定する。
 その夜、開かれた斎の歓迎会には、家族が一堂に会する。邦英・多鶴子夫妻に、医師になった長男の海老原瑞彦(松田賢二)とその妻・日菜子、ツアーガイドをしている末っ子の海老原梢(沢井美優)、朔子とその息子・海老原太一(岡亮)である。
 邦英は、斎が結婚した郷治のことが気に入らず、いずれは別れるだろうと予想していたことを明かす。その予想が的中することになり、今夜は機嫌が良いと言う。
 その席で、多鶴子が思いがけないものを持ってくる。24年前、多鶴子が斎から没収した養母の形見の宝石箱である。多鶴子が「大人になるまで預かる」と言って取り上げたのだ。朔子はその宝石箱の中から真珠のネックレスを取り出し、斎に身につけさせる。そして、「これからの人生は、結婚生活で失われた15年を取り戻すのよ」と言って斎を励ます。
 すると、そこに真っ赤な衣裳で全身をコーディネートした徳美が、花束を持って乱入してくる。
 徳美は斎の母親であることを主張し、斎と一緒に暮らしたいと訴える。
 そして、24年前に斎と瑞彦が恋人に近い関係だったことにふれ、「瑞彦がいるから、斎が海老原家に吸い寄せられるように来るのよ」と、妙な言いがかりをつけ始める。なぜ徳美がその秘密を知っているかと言えば、どうやら朔子がベラベラと言いふらしてしまったらしい。それに対して斎は、確かに瑞彦に迫られたものの、男女の関係はなく、現在も恋愛感情はないことだけはキッパリと否定する。
 徳美の怒りは収まらない。今度は、血を分けた妹に手を出そうとするバカな兄を育てあげた母・多鶴子にも徳美の怒りが延焼する。すると、ここにも朔子が絡んでおり、当時、朔子からそれを密告された多鶴子は、瑞彦ではなく、斎にお仕置きのせっかんをしたと言う。斎に「ざんげしなさい、この尻軽女!」と斎にムチの雨を浴びせて――。
 それを聞いた徳美は斎を傷つけられたことを知り、ついに怒り心頭に発する。徳美は多鶴子に罵詈雑言を浴びせると「お前たちは神のたたりを恐れないのか!」と叫びながらテーブルに乗り上げ、歓迎会を台無しにしてしまう。
※参考:現代の相関図

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悪い気を断ち切るために

 歓迎会をぶち壊した徳美は上機嫌だった。スピリチュアルの先生・大原鞆音(岡まゆみ)の言う通りにハッスルしたおかげで、悪い気が消え、身も心も清々しい気分に包まれたのだ。しかし、鞆音が言うには「悪い気はすぐに宿ってしまう」という。
 徳美が悪い気を断ち切る方法について尋ねると、鞆音は「北東の方角、古ぼけた本ばかりが並んでいるところに14~15歳の三つ編みの美しい少女」がおり、その少女を連れてくると「悪い気は断ち切られ、親子3人で暮らせるようになる」という。徳美はその少女が斎の娘・美亜を示していることに気付き、茫平堂書店に向かう。
 茫平堂書店に到着した徳美は、若い男が郷治に「奥さんと会わせてほしい」と必死に頼んでいる場面に遭遇する。
 その若い男・志田元春を利用できると直感した徳美は、自分が斎の母親であることを明かし、斎との関係について聞き出す。そして、海老原家にいる斎に電話をかけさせ、再会するようにそそのかす。
 斎は突然かかってきた志田からの電話に驚く。官能小説家の宮畑弥生が志田に会ってみたいと言っていたことを思い出した斎は、美波が経営するワインバー「タイタン」で弥生と志田を引き会わせる。志田はアラフォー仲間に気に入られ、この時から「志田ちゃん」というニックネームで呼ばれるようになる。弥生は自分の著書について熱く語る志田を「最高の読者よ」と絶賛する。
 その後、志田が熊本で音楽活動をしていたという話題から、ギターの弾き語りを演奏することに。すると、志田が歌い出したのは、斎にとっての思い出の一曲「天国へ行きたい」で――。それを聴いた斎は感極まって涙を流す。志田は熊本でたまたまその曲を知り、その歌詞がとても気に入ったという。斎は「天国へ行きたい」を偶然にも志田が歌ってくれたことで、志田とは会うべくして会う運命だったと確信する。

美亜がさらわれて

 翌日、徳美はスピリチュアルの先生・鞆音から聞いたお告げにのっとって、志田を運転手として従え、下校中の美亜を拉致してしまう。
 その夜、郷治から斎のもとに怒りの電話がかかってくる。郷治は「美亜を誘拐したのはお前か、すぐに返せ」と激怒していて――。
 斎はその電話から、美亜を拉致した人物が徳美だと気付く。
 斎が徳美のマンションに急ぐと、そこには徳美とピザを食べている美亜の姿が。しかも、まさかの志田までもが徳美のマンションにいたことで、斎は驚かされる。
 美亜は数日前、斎のことを「死神」と罵ったことを謝り、ふたりは親子の愛情を取り戻す。
 一方、徳美は斎がひょんなことから自分のことを「お母さん」と呼んでくれたことに嬉し泣きし、友也の遺影に喜びの報告をする。斎はこれからは徳美に「婦長さん」ではなく「お母さん」と呼ぶことを約束する。
 翌日、徳美は志田に、家賃2万円のアパートを引き払い、自分のマンションで暮らさないかという話をもちかける。志田は断る理由もなく、すぐにマンションに引っ越してくる。

葬儀社の仕事

 2011年10月、斎は邦英の紹介で、薦田時夫(神保悟志)が社長取締役を務める葬儀社「コモタセレモニー」に就職する。葬儀を見学した斎は、司会進行役の仕事に強く引きつけられ、薦田に「司会の仕事がしたい」と要望を出す。
 斎は大学時代に演劇部に所属していたことから、人前に立つことに多少の経験がある。斎が薦田にその経験を話すと、斎の要望はあっさりと承諾される。専務の薦田範子(山下容莉枝)は斎が司会をすることに難色を示すが、斎が海老原会総合病院の院長の娘だと知るや否や、手のひらを返すように好意的な態度をとりだす。
 徳美は斎が葬儀社で働き出したことを知ると、病院で亡くなった患者の葬儀をコモタセレモニーに発注してもらえるように婦長の立場から後押ししてくれる。こうして仕事を覚えていく斎だったが、遺体の状態によっては精神的ショックを受けることも多々あって――。斎はそうした時には安らぎを求め、徳美と志田が暮らすマンションに通うようになる。

(第13話の結末まで~天国の恋 ネタバレ・あらすじ~/その他のキャスト:木村勇太、かでちゃん、齋藤忍、伊能佑之介、浅見小四郎(西尾宙太役)、心愛(葛城役)、常石梨乃、阿部和)

第14話~第15話
初めての司会

 徳美と志田が暮らすマンションに斎だけでなく娘の美亜も訪れるようになり、4人はまるで家族のように食卓を囲む。徳美は「私の人生でこんなにうれしいことはない」と感涙する。
 11月になり、葬儀社の研修期間を終えた斎は、初めて一人で葬儀の司会進行に臨む。故人の生い立ちを短時間でまとめ上げ、情感のこもったナレーションを展開する斎の姿に、薦田社長は思わず感心する。葬儀の最中、導師が読経を始めてまもないうちに斎が遺族に焼香をうながしたことで、見せ場をなくした導師が怒りだすという一幕があったが、斎の司会は遺族から高い評価を得る。斎はその後も葬儀の司会を任せられ、斎にとって葬儀の司会の仕事は天職とさえ思えるようになる。
 そんな中、邦英と多鶴子は、斎が14歳年下の派遣社員と深い関係になっていることを朔子から聞く。
 邦英は斎がたびたび外泊しているという徳美のマンションを訪ねることに。すると、出てきたのは「志田っす」と挨拶する無精髭を生やした若者で――。邦英は、斎が深い関係になっている若者がその志田という男であることを知り、絶句する。
 そこに何も知らない斎が現れ、怒りの矛先は斎へ。邦英は斎が以前言った「40代で人生の花を咲かせる」という本当の意味は若い男にのぼせることだったのかと怒鳴りつける。徳美は邦英を必死でなだめようとするが、邦英から「斎に密会の場所を提供して、斎を引きつけようとしているだけのやり手ババア」と罵倒されると、徳美は逆上して邦英をマンションから追い出す。

(第15話の結末まで~天国の恋 ネタバレ・あらすじ~/その他のキャスト:三谷侑未、吉田祐健、大矢晃弘、大村一真)

第16話
梢の恋人

 斎は高校生時代の同級生・美波が経営するワインバー「タイタン」でアラフォー仲間たちと集まる。
 すると、そこに海老原家の末っ子・梢が来店する。梢もこのバーをよく利用しているらしい。
 美波によると、梢はたまに恋人と店に来るらしく、その恋人というのが斎が高校生時代に好きだった数学教師の国友聡にそっくりだという。とはいえ、斎はその梢の恋人とやらを見たことがなく、似ていると言われてもピンと来ない。
 斎は美波との会話から、数学教師・国友のことを思い出す。あの時、美波が起こしたある騒動のせいで、国友は聖陽学園を去らなければならなくなったのだ――。

妊娠騒動(過去の回想)

 静岡県清水市で過ごした高校生時代、斎は数学教師・国友にひそかに想いを寄せていた。
 しかし、同級生・美波も国友のことが好きだった。そんなある日、美波が国友に積極的なアプローチを仕掛けたすえに、国友とキスをしたことがあった。
 それがトラブルの始まりで、美波は、教師としてあるまじきその行為を脅迫の材料にし、国友にしつこく交際を強要するようになった。だが、国友は美波が何を言おうとまったく相手にしなかった。
 そんな中、美波が国友の自宅に押しかけた時のこと。国友の自宅には水商売風の女がいて、美波はその女からある屈辱を受けた。女は身につけていた下着を美波の頭に乗せ、美波をからかったのだ。すると、それを見ていた国友も一緒になって美波のことを笑った。美波はプライドを傷つけられ、悔しくて泣きながら帰った。
 その後日、美波がとんでもないことを言い出した。「国友先生に妊娠させられた」と言うのである。斎が産婦人科医の養父に診てもらったところ、美波は確かに妊娠していることがわかった。
 実は「国友先生に妊娠させられた」というのはウソで、相手は別の男だったのだが、当時の斎は何も知らずに国友のことを責めてしまった。しかし、斎は国友から「キスしたことは事実だが、美波と関係を持ったことがないのだから妊娠するはずがない」と弁解され、国友の言うことを信じることにした。
 結局、その一連の騒動が尾を引き、国友は聖陽学園を追われることになった。
 国友が聖陽学園を去る前日、斎は「私ならキスしたことは大事に胸の中に鍵を掛けてしまっておく」と言い、国友に別れのキスをせがんだ。国友は斎にキスをし、それが斎にとって国友との最後の思い出となった。

 それから24年の月日が流れた。それ以来、国友とは会っていない。斎は国友にもその後の人生が当たり前のようにあると思っていたのだが――。
 しかし、美波から国友のその後を聞いた斎は衝撃を受ける。国友は転任先の静岡県浜松市で、軽自動車とトラックの衝突事故に巻き込まれ、即死したという。
 斎は、養父母と弟に続き、国友までもが不慮の死を遂げたことを知り、「私が愛した人はみんな死ぬ運命にあるのだろうか?」と自問自答を繰り返す。
※参考:少女時代の相関図

(第16話の結末まで~天国の恋 ネタバレ・あらすじ~/その他のキャスト:森渉)

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