ドラマ『七人の敵がいる』あらすじ (フジテレビ)

七人の敵がいる! ～ママたちのPTA奮闘記～（7人の敵がいる）　あらすじ

　原作は加納明子「七人の敵がいる」（2010年・集英社）。
　PTA役員になった働く母親が様々なトラブルを経て成長する姿をコメディタッチに描く。
「七人の敵がいる」の「七人」とは、身の周りの人々・・・、保護者、夫、教師、PTA会長などをさす。
　原作は七章（＋エピローグ）で構成されている。「七人の敵」との対決を「七つのエピソード」に分けている形。（「女は女の敵である」「義母義家族は敵である」「男もたいがい、敵である」「当然夫も敵である」「我が子だろうが敵になる」「先生が敵である」「会長様は敵である」）
　全編を通じてのテーマは、仕事と育児の両立。主人公が現実に起こりそうなトラブルや人間関係のすれ違いをきっかけに奮闘する。
　主人公の陽子は強気な性格。言いにくいことをキッパリと言うために敵を作りやすいが、場の雰囲気を読んで機転を利かせたりもすれば、味方に助けられたりもする。
　ネタバレぎみになるが、「痛快PTAエンターテインメント小説」とされている通り、いずれの結末も主人公にとってはハッピーエンドだったり、ポジティブな考え方で収まる。

※以下に記述したあらすじはネタバレが一部含まれます。

◆七人の敵がいる 第1章「女は女の敵である」あらすじ
　陽子は出版社の編集者として収入を得ながら、家庭では子供の育児に忙しい、働く母親。
　この春、一人息子が小学校に入学。クラスの保護者たちが集まり、PTA役員を決めることになった。
　その席で陽子は「仕事がある兼業主婦にはPTA役員は出来ない、専業主婦じゃないと無理」といった発言で、他の保護者たちから反感を買う。
　結局、給食費の集金係を押し付けられる陽子。その中で給食費の一部がなくなる。犯人は一緒に集金をしていた村辺だった。

◆七人の敵がいる 第2章「義母義家族は敵である」あらすじ
　陽子は育児や家事において、義母に何かと助けられている。義母はありがたい存在。
　しかし、義母の姉妹、すなわち小姑は陽子にイライラがたまっている様子。
　陽子は小姑から仕事をやめろと言われる。「義母に何でも任せすぎ」というのが理由。
　が、陽子のある言葉で小姑の態度が一変する。陽子はその場をしのぎ切る。

◆七人の敵がいる 第3章「男もたいがい、敵である」あらすじ
　陽子はある目論見から、学童保育の役員を引き受ける。
　父母会の会長になった男性が熱い人物で、企画を立てたがる。陽子は会長とぶつかる。
　だが、そんな会長の思わぬ一面を垣間見る。一方、職場でも騒動が。

◆七人の敵がいる 第4章「当然夫も敵である」あらすじ
　陽子の夫が自治会長になって帰ってくる。どうやら総務係も引き受けたらしい。
「余計なことを引き受けてくるんじゃない」と陽子。どうせ自分に押しつけられるに決まってる。
　陽子は決定をとりさげてほしいと直談判する。自治会は荒れる。
　自治会の旧・総務係をしていた岬が優れた人物。陽子は岬のアイデアに助けられる。

◆七人の敵がいる 第5章「我が子だろうが敵になる」あらすじ
　陽子の息子がサッカーのスポーツ少年団に入りたいと言い出す。
　陽子にしわ寄せが及び、例によってトラブルが巻き起こる。そんな中、衝撃の事実が明らかになる。
　陽子は息子がサッカーをできる環境について考える。

◆七人の敵がいる 第6章「先生が敵である」あらすじ
　陽子は村辺から相談を受ける。娘の真理が担任の若林からチョッカイをかけられているらしい。
　若林は評判の良い人物らしく、にわかには信じがたい。
　だが、若林には教師にあるまじき裏の顔があった。陽子たちはある作戦で若林を追い詰める。

◆七人の敵がいる 第7章「会長様は敵である」あらすじ
　陽子はPTA会長の上条とレクリエーションの予算案について言い争う。
　上条はこれまでの騒動で、陽子を気に喰わないところがある。上条は陽子を正論で口撃する。
　上条があるアイデアを発表する。その提案が通れば、陽子は時間を拘束され、仕事にも影響が及ぶ。
　陽子はそれを阻止するために、ある作戦を実行する。
　…それからしばらくの月日が流れたある日、陽子は上条に会いに行く。

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