タイトル | O-PARTS ~オーパーツ~ |
ふりがな | おーぱーつ |
放送日時 | 2012年2月27日・2月28日・2月29日・3月1日 23:00 - 23:45 |
制作著作 | フジテレビ |
制作協力 | MMJ |
放送局 | フジテレビ系列局 |
プロデュース | 成河広明、加藤達也、布施等(MMJ) |
原作・原案 | なし |
脚本 | 黒岩勉 |
演出 | 今井和久(1、2)、植田尚(3、4) |
音楽 | 池頼広 |
平均視聴率 | 6.8%(ビデオリサーチ社調べ) |
◆O-PARTS ~オーパーツ~ 第1話「ふつうの僕らがテロと戦う!?」 あらすじ・ネタバレ
2012年の東京。西東京大学で何者かが人間の体内から心臓を抜き取り、死亡させる事件が発生。同様の被害者は9人。科学的には解明できない方法のため、「超能力殺人」と呼ばれ、マスコミを騒がせていた。
就職浪人の柿沢雄一(丸山隆平)は元カノの嵯峨しずか(高梨臨)と再会する。雑誌記者のしずかは超能力殺人を取材している。柿沢は見栄をはって「海外で仕事している」と嘘をつく。柿沢はその会話を立ち聞きした高校生にカネを出せと脅され、集団リンチをうける。
憂鬱な気分になっていると、「頑張れ!世界をまたにかけるヒーロー!」と、しずかからメールが届く。だが、それは偽り。現実の自分はヒーローにも社会人にもなれない。公衆トイレで泣き言をいう。その時、柿沢はスタンガンで襲われ、失神する。
柿沢が目覚めると、4人の男女がいる。宮前友紀(忽那汐里)、蟹江和馬(染谷将太)、主婦の榊原明日香(伊藤歩)、中年の本郷清次(川島潤哉)。全員、超能力殺人の捜査のため、日本政府に連れて来られたらしい。政府の牧村(吹越満)曰く、全員が「特別なチカラ」をもっているという。
犯人の次のターゲットが女子高校生の島津美奈(谷内里早)だと判明する。政府に味方する組織からメッセージがあったという。美奈は「ステーキのあさくま」でアルバイトをしている。捜査官の5人はステーキ店で危機に備える。
が、不測の事態が起きる。突然の停電、そして、誰もが血を流してバタバタと失神。
そんな混乱の中、美奈は殺されてしまう。柿沢の目のまえで犯人が手にした玉ねぎが、美奈の心臓と『入れ替わって』しまったのだ。
≪整理≫
・オーパーツは物体と物体を瞬時に入れ替えることができる。これまでの被害者も、物体(何でも良い)と心臓を入れ替えることで殺された。
◆O-PARTS ~オーパーツ~ 第2話「熾烈さ増すテロ行為の果て・・・」 あらすじ・ネタバレ
政府は常識では考えられない存在である彼らを「O-Parts(オーパーツ)」と呼んだ。
早くも次のターゲットがホテル従業員の君塚亜理沙(岡田茉奈)だと判明し、捜査官たちはホテルへ。理工学部の准教授だった捜査官・本郷(川島潤哉)のアイデアで、捜査官たちはオーパーツが発する(前回、捜査官たちを失神させた)マイクロ波から身を守る。
捜査官たちは2人のオーパーツと対峙する。ターゲットをかばって和馬(染谷将太)が殺される。さらにターゲットの亜理沙までも。
和馬が息を引き取ったその瞬間、オーパーツの1人が姿を消す。和馬の死と何らかの関わりがあるのか。
和馬の死によって、政府の対策室でひとつの真相がはっきりする。「消失したオーパーツの1人」=「和馬の子孫」だという。和馬が死んだために、子孫であるオーパーツの1人は存在しえないものとなり、消失したのだ。
政府の首相補佐官・九頭見(吉田鋼太郎)がついに真実を話す。オーパーツは144年後の未来、2156年からやってきた未来のテロリストだという。彼らは要人の祖先を殺すためにやってきたのだと。これまでの被害者はすべて、未来の要人の祖先だったのだ。
そして、次なるターゲットはしずか(高梨臨)だという。
≪整理≫
・オーパーツは捜査官の子孫なので、捜査官が死ぬとオーパーツは消える(元から存在しないものとなる)。
◆O-PARTS ~オーパーツ~ 第3話「未来からの逆襲!」 あらすじ・ネタバレ
オーパーツに拉致されたしずか(高梨臨)を守るために、捜査官は現場の廃工場に向かう。
政府の牧村(吹越満)は捜査官にオーパーツの秘密を話す。すべての発端は2156年の未来から届いたメールだった。
・タイトル 親愛なる2012年の内閣総理大臣殿へ
・差出人 2156年の日本国内閣総理大臣
突然のメールをお許し下さい。私は日本国第162代内閣総理大臣です。 あなた方の暮らしている西暦2012年から144年後の西暦2156年の日本政府を代表してメールを致しました。単刀直入に申し上げます、私達を助けてください。私達未来の日本政府はNeXというテロリスト組織が考え出したタイムテロという凶悪なテロに脅かされています。NeXは未来では余りにも危険な為開発が中断になった、物質を過去に転送できるワームホールという装置を独自に開発し、成功させてしまいました。 つまり、あなた方の生きている時代にテロリストを送り込み、未来の政府で重要なポストについている人間の祖先を殺すという凶悪な手段で、政府に脅しをかけているのです。なぜ私達も過去に行ってタイムテロを防がないのかという疑問があると思いますが、それは不可能です。私達には電子メールを過去に転送することしかできないのです。しかし幸運にも私達は過去のどの人物がターゲットになっているかをあなた方に伝えることができます。そしてあなた方の力でその人物を守って欲しいのです。 今回NeXは5人のテロリストを送り込んだことがわかっています。かれらはあなた方の時代では想像もつかないような高度な技術力を使いテロを遂行します。彼らはあなた方の時代にはいてはいけない人物、つまりオーパーツなのです。正直に言います。あなた方の科学力では彼らには歯が立ちません。そこで、彼らに対抗できる可能性のある人間を選出しました。彼らは「タイムラットの成長理論」という学説のもとに導き出したメンバーです。さしずめオーパーツ捜査官とでもいったところでしょうか。テロを防げるのは彼らしかいません。どうか私達をお助け下さい。
未来の2156年では要人は警護されているため、暗殺するのが容易ではない。そこで未来のテロリスト組織「NeX」は要人の祖先にターゲットを変更したのだという。
さらに牧村は言う。NeXが送り込んできたオーパーツ5人の祖先が、捜査官5人なのだと。それは和馬(染谷将太)の死と同時にオーパーツの1人が消えたことで立証されたと話す。捜査官たちは戦っている相手が自分の子孫だと知り動揺する。
さらに5人がオーパーツ捜査官に選出された理由について。前回、柿沢(丸山隆平)がオーパーツと対峙した時、予知能力が発揮されたことがある。予知能力によって仲間の危機を知ることができたのだが、「タイムラットの成長理論」の学説によると、祖先と子孫が接触する時、第六感が研ぎ澄まされることがあるという。現実に捜査官の誰もがオーパーツと接触した時、彼らの場所を直感するなどの不思議な体験をしていた。5人がオーパーツ捜査官に選出された理由はそこにあるという。
柿沢たちは死闘の末、オーパーツを退散させ、しずかを救う。が、牧村からスタンガンを押し付けられ、気を失ってしまう。なぜ牧村は裏切った?
≪整理≫
・捜査官がオーパーツと接触すると超能力のような力「第六感」が目覚める。その第六感はオーパーツとの接触を重ねることで成長する。
・オーパーツは「NeX」という未来の組織が現代に送り込んだテロリスト。
・未来の政府は過去にメールだけしか送れない(人物や物体は不可能)。
◆O-PARTS ~オーパーツ~ 最終回「最終決戦 壮絶な戦いの結末は?」 あらすじ・ネタバレ
オーパーツは帝徳学院幼稚舎の園庭に「bボール」と呼ばれる爆弾を仕掛ける。その幼稚園には優秀なDNAを持つ園児たちが多く通っており、未来の要人になり得る。そんな園児たちを死なせるのが狙いだという。
一方、牧村(吹越満)によって手錠につながれた柿沢(丸山隆平)、友紀(忽那汐里)、明日香(伊藤歩)、本郷(川島潤哉)。牧村は4人を殺そうとする。4人が死ねばオーパーツも消えるからだ。その時、友紀が自分の正体はオーパーツの「タウ」であると明かす。しかも柿沢の子孫だという。
タウはずっと友紀になりすまして柿沢たちの行動を監視していたと話す。
≪整理≫
・友紀はオーパーツのタウだった。ちなみに他のオーパーツは、ファイ(AKEMI)、アルファ(谷田歩)、ラムダ(中川智明)、エプシロン(中村悠斗)。
・柿沢だけ第六感の成長が早かったのは、タウがそばにいたから(オーパーツと接触すると第六感が成長する)。
・タウが正体を明かしたのは戦いの虚しさに気付いて「こんなこと終わりにしたい」から。
・本物の友紀はオーパーツのアルファ、ラムダによって、5人の捜査官が集められる数日前に殺された。
・友紀はすでに子供を産んでいたので、子孫であるオーパーツのファイは消えなかった。
・オーパーツが捜査官を殺すことは自分の祖先を殺すことになるため、いわば自殺行為にあたるが、その時は捜査官と自分たちがどういう関係か知らなかった。
柿沢とタウはオーパーツのアルファ、エプシロンと戦う。ピンチを迎えるが、彼らの祖先である明日香と本郷が助けに加わる。柿沢とタウは屋上に急ぐ。
ビルの屋上にきた柿沢とタウはファイと対峙する。牧村の指示により、タウとファイが狙撃され被弾する。タウは右腕を撃たれる。ファイはまもなく死ぬ。
一方、明日香と本郷は牧村に「自分たちを撃て」と命じて被弾して死ぬ。オーパーツのアルファ、エプシロンも祖先が死んだために消える。
爆発予定時刻が迫る。第六感を成長させた柿沢が、イチかバチかで空を舞う鳩と爆弾を瞬間的に入れ替え、爆弾を空中で爆発させる。園児たちの危機を脱する。
タウがさらなる秘密を明かす。「自分は柿沢のクローン・プロトワン」だと。
≪整理≫
・タウは柿沢のクローン。柿沢が137歳という歴代最高齢で亡くなったため、そのDNAを残そうとする動きが未来で起こり、クローンが生まれた。
・オリジナルパーソンの柿沢は男性だが、クローンの出産能力を確かめるために遺伝子操作され、タウは女性として生まれた。20歳まで実験台にされ、その反発からNeXに手を貸した。
・タウはクローンだが、DNAを引き継いでいるために柿沢とのDNAの共鳴があった。
・タウは柿沢が持っていた特撮ヒーローの携帯ストラップを見て、未来で柿沢の遺品にそれがあったのを思い出し、柿沢が自分のオリジナルパーソンだと気付いた。
そこへ拳銃を構えた牧村が現れる。「未来の情報を知っているオーパーツは一人も生かさない」という牧村。それが政府の方針らしい。タウに銃口を向ける。
タウは記憶を消去するテクニカを見せる。「これで記憶を消して」と。「撃ったらテロリストと同じだ」と柿沢。牧村の判断は?
数日後、病院にしずか(高梨臨)の見舞いに行く柿沢。柿沢は記憶を失った。柿沢はオーパーツの事件前後、何が起こったか覚えていない。
柿沢が帰ろうとすると車椅子の女性とすれ違う。手には特撮ヒーローの携帯ストラップがある。付き添いの看護師曰く、彼女は記憶を失ったらしい。柿沢はその若い女性には面識がない。会釈して立ち去る柿沢。
牧村もまた、車椅子の女性を見届けると静かに病院を立ち去った。(終)
キャスト | 役 | 初回 |
丸山隆平 | 柿沢雄一 | 1 |
忽那汐里 | 宮前友紀 | 1 |
伊藤歩 | 榊原明日香 | 1 |
染谷将太 | 蟹江和馬 | 1 |
高梨臨 | 嵯峨しずか | 1 |
川島潤哉 | 本郷清次 | 1 |
AKEMI | φ (ファイ) | 1 |
谷田歩 | α (アルファ) | 1 |
中川智明 | λ (ラムダ) | 1 |
中村悠斗 | ε (エプシロン) | 1 |
佐藤詩子 | 1 | |
久保酎吉 | 1 | |
山口大地 | 山本伸介 | 1 |
犬飼若博 | 1 | |
菅勇毅 | 1 | |
小倉百代 | 1 | |
外川貴博 | 1 | |
西川智宏 | 1 | |
谷内里早 | 島津美奈 | 1 |
三澤康平 | 1 | |
鈴木翔吾 | 1 | |
高橋里央 | 1 | |
橋爪龍 | 柿沢雄一(幼少期) | 1 |
内山剛 | 1 | |
阿部博明 | 1 | |
小泉彩 | 1 | |
岡田茉奈 | 君塚亜理沙 | 2 |
小山紘徳 | 2 | |
小森敬仁 | 3 | |
成瀬智彦 | 3 | |
海斗 | 3 | |
横内宗隆 | 3 | |
堀田茂之 | 3 | |
藤原進一朗 | 3 | |
高橋弾 | 3 | |
黒川達志 | 3 | |
斉藤一平 | 3 | |
長谷真行 | 3 | |
高橋祐樹 | 3 | |
新貝史規 | 3 | |
井田晋吉 | 3 | |
小林和寿 | 3 | |
西野内仁志 | 3 | |
徳永大司 | 3 | |
鈴木麻衣花 | 看護師 | 4 |
井俣太良 | 4 | |
吹越満 | 牧村公人 | 1 |
吉田鋼太郎 | 九頭見一歩 | 1 |