◆第11話
・鈴子は実兄・英一から徴兵されたことを聞かされ、ショックを受ける。
・鈴子と恋仲の真蔵の父・純蔵(山崎銀之丞)は、鈴子を真蔵の嫁にさせる気はないという。
・気持ちを抑え切れない真蔵は鈴子を迎えにきて駆け落ちしてしまう。
◆第12話
・鈴子と真蔵は、大阪のワカナに助けを借りて、2人で暮らし始める。
・鈴子の居場所がわからず、父・英次郎は立腹。
・駆け落ちのきっかけを与えた母・サキは、本人次第という立場をとる。
・鈴子は裕福な家庭育ちの真蔵の金銭感覚に戸惑う。
◆第13話
・鈴子が買い物に出かけようにも、純蔵の部下たちが2人を捜していて出かけにくい。
・鈴子は真蔵の健康のためにと食材を買ってくるが、その行動が真蔵の怒りを買う。
・真蔵は大阪には住めないと嘆いてワカナにすがるが、甘ったれるなと叱られる。
・2人の住処を知った英次郎が訪ねてきて、サキが病に倒れたと告げる。
◆第14話
・鈴子はサキのもとへ急ぐが、真蔵に尽くすように諭され、再び大阪へ。
・真蔵に失望ぎみだったが、改めて真蔵の愛情を感じ、2人でやっていこうと決める。
・純蔵の部下が家に押し入ってきて、真蔵を連れ去ってしまう。
◆第15話
・鈴子は英次郎から、サキが白血病にかかっており、入院を拒否していることを聞く。
・サキは、鈴子の恋が絶望的な状況を考えて「鈴子が役者に戻るなら入院する」という条件を出す。
・鈴子が条件をのんで「日向鈴子一座」が再開する。
・鈴子はサキの入院費用のために中国公演を決める。
・鈴子は真蔵と別れる。
◆第16話
・しばらくが経ち、長引く白血病との闘いに弱々しくなったサキ。
・座員の夏子(大谷允保)が妊娠したことが発覚する。
・夏子と関係をもったのは誰か、座員の春夫か秋夫(酒井扇治郎)かと騒動に。
◆第17話
・秋夫から、夏子のお腹の子の父親は、一座にいた妻帯者の花丸(五代高之)のようだと聞かされる鈴子。
・夏子は中絶手術を考えていたが、秋夫と座員たちが父親代わりになることに→出産。
・中国公演に発った「日向鈴子一座」は、日本兵たちの慰問公演を行い、喝采を浴びる。
◆第18話
・「日向鈴子一座」の中国公演が始まる。
・鈴子は上海で興行をするワカナと出会い、ワカナたちの吉本興業「わらわし隊」と合同公演をすることが決まる。
・駅が中国側から襲撃されたために交通麻痺。
・その場で即席の慰問公演。
・鈴子は初恋の良太(鈴木裕樹)を見つけるが、すぐに見失う。
◆第19話
・「日向鈴子一座」と「わらわし隊」の合同公演は好評。
・吉本興業の創業者・セイ(かとうかず子)は鈴子に魅了される。
・合同公演に感激し、お礼をしたいという部隊長の一関(岡田浩暉)。
・ワカナは鈴子の初恋の良太はどこにいるのか尋ねる。
・鈴子は良太と再会し、接吻を交わす。
◆第20話
・鈴子は日本で闘病するサキの容態が悪化したという知らせに衝撃を受ける。
◆第21話
・鈴子は良太と今生の別れになることを覚悟して、中国から帰国する。
・サキが亡くなる。
◆第22話
・2年が経つ。
・鈴子は吉本興業の社長・セイ(かとうかず子)から吉本入りを誘われる。
◆第23話
・鈴子は吉本興業に入り、春夫と漫才コンビを組む。
・鈴子たちは初舞台でラストから2番目の大役を任せられる。
・先輩の嫌がらせにも負けずに漫才で笑いをとる。
◆第24話
・先輩の中でも落語家の柳枝(神保悟志)だけは鈴子に優しい。
・父・英次郎は「柳枝は女たらしだから近づくな」と鈴子に忠告する。
・評判の良い鈴子たちに専用の楽屋が与えられる。
・鈴子の相方・春夫が戦争に出ることになる。
◆第25話
・鈴子は柳枝と新コンビを組むようにセイから命じられる。
・柳枝には恋愛感情がなきにしもあらずで漫才をやりにくい。
・鈴子はワカナからコンビを組まないかと誘われる。
◆第26話
・鈴子がワカナとコンビを組めば、吉本興業から新興演芸に移籍しなければならない。
・ワカナが想いを寄せる軍人・一関(岡田浩暉)を楽しませるため、鈴子は一度きりのコンビをワカナと組む。
・鈴子とワカナの漫才は大好評に終わる。
◆第27話
・ワカナ、一関が鈴子のことを好きだと知り、嫉妬。
・ワカナ、鈴子とは漫才しない宣言。
・鈴子、柳枝の愛人になる。
◆第28話
・鈴子宛てに良太から一時の無事を知らせる手紙が届く。
・柳枝の妻・駒子(岩橋道子)が愛人・鈴子を知り、柳枝を問い詰める。
・柳枝は妻よりも鈴子をえらぶと言う。
◆第29話
・鈴子が柳枝と結婚する。
◆第30話
・2年が経ち、1943年(昭和18年)。
・鈴子の父・英次郎は召集令状を受け、和歌山へ。
・鈴子は居候の冬子(田中涼子)が柳枝と陰でイチャイチャしていると思い込むが、勘違い。
・鈴子宛に届いた一関の恋文をめぐって、一関に好意を寄せるワカナが鈴子をまたも逆恨み。
・鈴子の初恋の相手・良太が帰国。
・良太、戦争で腕を負傷した(手首から先がない)ためにバイオリンを弾けない。