『天国の恋』ネタバレ・あらすじ/27・28

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昼ドラ『天国の恋』最終回までのあらすじ・ネタバレ・結末。相関図・予告動画の案内。27・28。

天国の恋

 12月の放送スケジュール
・12月02日- / 26話・27話・28話・29話・30話
・12月09日- / 31話・32話・33話・34話・35話
・12月16日- / 36話・37話・38話・39話・40話
・12月23日- / 41話・42話・43話・44話・45話

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昼ドラ『天国の恋』あらすじ・ネタバレ・結末

第2話~第4話
1987年の出来事(過去の回想)

 斎は志田から「俺とラブしてくれませんか?」と口説かれるが、ビックリして断ってしまう。しかし、若い男から女性として見られたことに斎は自信を覚える。
 そんな中、斎は思い出のレコード「天国へ行きたい」を聴きながら、学生時代に書いていた日記に目を通す。自分の人生において「あまりのショックで呆然自失となった」あの頃の出来事を、斎は思い出す。

 1987年、静岡県清水市。
 斎(小宮有紗)は幼い頃、弟の友也(亜蓮)とともに清水の長沢家に養子に出された。
 養父は長沢産婦人科医院の院長・長沢昌利(石原良純)、養母は長沢伊代(大河内奈々子)。斎と友也はそんな2人に大切に育てられた。しかし、この頃はまだ養子に出されたことなど知るはずもなく、2人の間に生まれた実の子だと思っていた。
 その頃、斎には初恋の男性がいた。聖陽学園の数学教師・国友聡(内博貴)である。
 当時は同級生との些細なトラブルもあった。誰が早く大人になるかとマセていた時代、小山内美波(優希)から呼び出された斎は、美波に恋人とイチャイチャしている姿を見せつけられたのだ。ウブだった斎はひどく腹が立って――。
 美波のひとりよがりな呼び出しに付き合わされたその日、斎が下校すると家の前に救急車が停まっている。養母の伊代がくも膜下出血を発症し、倒れたという。結局、伊代は意識を回復することなく、病院で息を引き取った。あまりに突然の別れだった。
 伊代の葬儀には、昌利の親友で、横浜・日吉の「海老原会総合病院」の院長である海老原邦英(石田純一)も駆けつけた。邦英はいつも姉弟に優しく、斎は親しみを込めて邦英のことを「海老原のおじさま」と呼んでいた。
 学校に行くと美波が慰めてくれたが、当然、そんなことで斎の心が晴れるはずもなかった。そもそも、美波に付き合わずにすぐに帰って伊代の側にいたら、伊代の異変に気付けたのではないか――。斎は今でも後悔にさいなまれる。
 伊代の死をきっかけに、昌利は毎日のように酒に溺れる。斎もあまりのショックに塞ぎ込むようになるが、その斎を励まそうとしたのが初恋の数学教師・国友だった。思い出のレコード「天国へ行きたい」を国友からプレゼントされたのもその時で、国友は気持ちが沈んだ時、いつもその曲を聴いていたという。斎も国友にならって、そのレコード「天国へ行きたい」を何度も聴くことで気持ちを落ち着かせた。
 斎にとって、国友との思い出は忘れられない宝物になった。斎はその恋心を大切に胸の奥にしまい込み、結婚した郷治にも心を開くことなく、今まで生きてきた。
※参考:少女時代の相関図

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昔の日記を読まれ・・・

 斎は郷治に昔の日記を勝手に読まれ、その内容についてネチネチと聞かれる。初恋のこと、養子に出されていたこと、身内の死――。
 そうした郷治の勝手な行動をきっかけに、斎のたまっていた怒りが爆発する。「結婚する頃は古書に囲まれて過ごすなんてインテリジェンスな日々を夢見ていたけれど、現実は万引き犯を見張るのが一番の仕事。あなたの目つきが悪いのはそのせいだって知って幻滅したわ!」、そんな斎の態度に郷治も逆上し、郷治は斎に平手打ちをくらわせる。
 そんな中、朔子たちとのアラフォーの集まりに、高校生時代の同級生・美波フォーブス(中原果南)が現れる。例のマセた同級生・小山内美波である。美波は現在、首都圏でレストランやワインバーを経営しているらしい。驚くことに美波の旦那は25歳も年上の外国人だという。旦那について質問が集中すると、美波は「彼には介護が必要になるまえに死んでほしい」と放言する。
 先日、暴力を振るわれたことをきっかけに、斎はとうとう離婚について本気で考えだす。離婚に際して、娘の美亜の親権を引き継ぎたいが、郷治と幹子が美亜を囲い込んでおり、すんなり引き継げるとは思えない。
 斎は「海老原のおじさま」こと、海老原邦英に相談するために海老原会総合病院を訪ねる。実は、斎と邦英には思わぬつながりがあって――。
 相談を終えた斎に、婦長の浅妻徳美(毬谷友子)が声をかける。徳美はスピリチュアルにハマっており、斎に「離婚する時は私のところに相談に来て」と言う。斎は徳美の押しつけがうざったくて、そそくさとその場を立ち去る。

新しい家族(過去の回想)

 話はさかのぼり、再び1987年へ。
 1987年、養母・伊代の死からしばらくが経った頃、もう一つの悲劇が起こった。養父・昌利が水難事故によって亡くなったのだ。
 両親を失った斎と友也は、「海老原のおじさま」こと海老原邦英に引き取られることになり、横浜・日吉の海老原家で新たな生活をスタートさせることになった。
 現代でアラフォー仲間として付き合いがある海老原朔子(秋月三佳)と初めて出会ったのもこの時で、当時、朔子は家にいきなり住み始めた斎のことが気に入らず、何かにつけて斎に冷たく当たっていた。そんな朔子をたしなめるのは、浪人して医学部を目指す長男・海老原瑞彦(南羽翔平)。下には末っ子の海老原梢(梅崎富羽)もいる。
 邦英の妻・海老原多鶴子(山口いづみ)はうわべでは斎に愛想良く振舞いながらも、本心ではこの5人の子供たちが同じ屋根の下に住むことを嫌がっている。
 まだ子供たちは知らないが、斎と友也は邦英の実の子だからだ。邦英はいずれその秘密を明かそうと思っているが、多鶴子は波風が立つことを恐れて猛反対する。
 海老原家での初めての夕食はフランス料理。その席で、斎は自分の「斎」という名前の名付け親が邦英だと聞かされる。
 その頃、廊下では、斎と友也の動向を注意深く見守る一人の女がいた。スピリチュアルにハマっている、若かりし日の婦長・徳美である。家政婦の玉木澄子(平田まり)から姉弟が食事中だと聞かされると、徳美はガラス窓にべったりと張り付いて「あの子たちが・・・」と意味ありげな言葉を残す。
 その夜、斎は悪夢にうなされる。養父・昌利とともにボートに乗り、湖で釣りを楽しんでいるシーンから始まるその悪夢は、昌利が亡くなった水難事故の再現である。
 あの水難事故は、もとは斎が立ち込める霧にパニックを起こし、湖に転落したことが原因だった。昌利は湖に飛び込み、自分の命を犠牲にして斎を助け出したのだ。
 悪夢にうなされ、父を呼ぶ斎に、邦英は「私がお父さんだよ、斎の本当のパパだよ」と声をかける。
※参考:現代の相関図

(第4話の結末まで~天国の恋 ネタバレ・あらすじ~/その他のキャスト:吉原拓弥、菊地真之、角田文、仲義代、菊田望、藤木吾呂、田中真理亜、西田薫子、堀本雪詠、内田千晶、浜田美優、北代高士、天野勝弘)

第5話~第7話
本当の両親(過去の回想)

 斎は一歳年下の朔子と同じ「白葉大附属高校」に編入する。朔子は斎のことが気に入らず、靴の中に画鋲を入れたり、ジュースにアルコールを混ぜるなどの悪質な嫌がらせを仕掛ける。さらに、朔子は母・多鶴子のネックレスを斎が盗んだかのように工作し、その結果、斎は多鶴子からも嫌われる。だが、そんな斎を長男・瑞彦が味方になってかばってくれる。
 その日、斎と友也のもとに徳美が現れる。徳美は「海老原会総合病院で総婦長をやってるのよ」と自己紹介をすると、いきなり斎に抱きつき、何かと2人の世話を焼こうとする。友也はそんな徳美を「気持ち悪いんだよ。変にベタベタしちゃってさ」と毛嫌いする。
 そんな中、徳美は斎と友也に思いがけないことを言い出す。徳美は「私はあなた達を産んだ本当の母親なのよ」と告白すると、実の父親が海老原邦英であることを明かす。さらに徳美はDNAの検査書まで持ってきて、2人と血縁関係があることを見せつける。斎と友也は思ってもみなかった話に呆然とする。
 邦英は出生の秘密が明かされたことを知ると、徳美の言うことは真実であると2人に告げる。斎は徳美と初めて出会った時から彼女に悪い印象しか持っておらず、その女が実の母親という皮肉な運命に、胸をえぐられる思いがする。
 それから数日が経って、友也が39度の高熱を出す。多鶴子は嫌がる友也を海老原会総合病院にムリヤリ入院させる。斎と友也の「本当の母親」であることを告白した婦長の徳美は、ここぞとばかりに付きっきりで友也の看病をしようとする。しかし、その友也に恐ろしい悲劇が待ち構えていて――。

友也の死(過去の回想)

 友也が夜に病院を抜け出し、道路に飛び出したところをトラックに轢かれて亡くなる。養父・昌利からプレゼントされたウォークマンのヘッドホンを落とし、道路に飛び出して拾おうとしたのが事故の原因だった。
 斎と邦英は事切れた友也をまえに悲しみに打ちひしがれる。半狂乱になった徳美は友也の遺体にすがりつくと、病院に入院させた多鶴子を責めたてる。斎は友也の死を悲しむ徳美の嘆きと狂乱ぶりを見て、否が応でも徳美が実の母親だと認めずにはいられなくなってしまう。それと同時に、斎と友也の出生の秘密は、海老原家の兄妹も知るところとなる。

(第7話の結末まで~天国の恋 ネタバレ・あらすじ~/その他のキャスト:河野宏明、岸田真弥、深沢謙司、みむらえいこ)

第8話
別居

 過去の回想から、現代へ。
 斎は離婚に際して、娘の美亜を連れて行こうとするが、優しかった美亜から「死神とは一緒に行きたくない」と拒絶される。どうやら昔の日記を読んだ郷治が、身内を次々と亡くした斎の過去を吹聴して洗脳したらしい。
 斎は家事をする気も起きず、朔子たちとのアラフォーの集いに出かける。そこで斎は、官能小説家の宮畑弥生から例の万引き青年・志田元春のことを聞かれる。志田は弥生のファンで、あの日、万引きしようとした5冊はすべて弥生の著書だったのである。弥生は小説のどういう描写に興味を持ったかなど、志田に尋ねてみたいという。
 斎は「俺とラブしてくれませんか?」と口説いてきた志田のことを思い出し、「今すぐ会いたい」と志田に電話をかける。斎は志田とホテルへ。酒を飲んだ勢いもあって大胆に迫り、斎は志田に抱かれる。
 ついに斎は埴生家を出ることを決心する。郷治は家事や娘の世話を投げ出そうとする斎を古本で殴りつけ、一方、幹子は「薄情な母親だよ」と吐き捨てる。
 家を出た斎は横浜・日吉の海老原家に身を寄せ、朔子に温かく迎えられる。「本当の母親」である徳美も斎の転機を聞きつけて海老原家へ。歓迎会があることを知らせに来たのは、長男・瑞彦の妻の海老原日菜子(小野真弓)である。朔子によると、日菜子はいつもニコニコと笑っているが、本心では何を考えているかわからない女だという。
 と、その時、「そういえば、24年前――」と、朔子が過去を振り返りはじめる。当時、朔子は斎に冷たく接していたが、異母姉妹だとわかってからは、その関係性も少しずつ変わっていった。それと同時に、長男の瑞彦にも変化があった。あの頃、瑞彦は斎に想いを寄せていたのである。「そういえば、瑞彦とあんたは――」、朔子は2人の間に起こったある出来事を斎に思い出させる。

(第8話の結末まで~天国の恋 ネタバレ・あらすじ~/その他のキャスト:安藤龍(森口役)スコット・マイケル(タイタン・フォーブス役))

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