タイトル | 東海テレビ・昼ドラ「天国の恋」 |
初回 / 最終回 | 2013年10月28日 / 12月27日(全45回) |
放送局 / 時間 | フジテレビ系列局 / 月曜日~金曜日 13:30 |
制作著作 / 制作 | ビデオフォーカス / 東海テレビ |
企画 | 横田誠 |
プロデュース | 服部宣之、大久保直実、堀ノ内俊也 |
原作・脚本 | 中島丈博 |
演出 | 皆川智之、藤木靖之、最知由暁斗 |
音楽 | 森英治 |
主題歌 | 塩ノ谷早耶香「一輪花」 |
エンディング曲 | 中山優馬「愛までがナイフ」 |
12月の放送スケジュール
・12月02日- / 26話・27話・28話・29話・30話
・12月09日- / 31話・32話・33話・34話・35話
・12月16日- / 36話・37話・38話・39話・40話
・12月23日- / 41話・42話・43話・44話・45話
2011年の東京・早稲田。
ある日、埴生郷治(ダンカン)が店主を務める「茫平堂書店」に万引きをしようとする若い男(高田翔)が現れる。
妻の埴生斎(床嶋佳子)が万引きに気付き、取り押さえようとするが、揉み合いのすえに斎は思わず男の股間を握ってしまう。男は「すみませんでした」と言い、本とカバンを残して慌てて逃走する。
そこに郷治の母・埴生幹子(丘みつ子)が顔を出す。幹子は斎が万引き犯を捕まえられなかったことに腹を立て、「たまに店番すりゃ、この始末だ」と呆れる。すると、息子の郷治も一緒になって「わざと逃したんじゃないだろうな?」と悪態をつく。
埴生家は、郷治・斎夫婦に、中学生の長女・美亜(大出菜々子)、姑の幹子の4人暮らし。
斎は郷治と結婚して15年が経つが、夫婦仲はすっかり冷えきっていた。姑の幹子にも嫌われ、郷治からも使用人のように扱われる日々――。
しかし、そんな斎の心にその日、懐かしい感覚がよみがえった。あの万引き青年との揉み合いが忘れられないのである。みずみずしく若いエネルギーに満ち溢れた万引き青年の体温が、斎のなかに温かい余韻を残していたのだ。
斎は海老原朔子(川上麻衣子)と高田馬場で会う。朔子とは「サッちゃん」「イツキちゃん」と呼び合っている。
話のテーマは、化粧、エステ、亭主の話。斎は「離婚したい」という本音を朔子に漏らす。
そこに朔子のアラフォーの友人がやってくる。ジュエリーデザイナーの江上彩子(北原佐和子)と、官能小説家の宮畑弥生(小原正子)である。
斎は古本屋の店番をしていることもあって、作家・宮畑弥生の名前には覚えがある。そういえば、万引き青年が盗もうとした本も、宮畑弥生の著書だった――。斎はまた万引き青年のことを思い出してしまう。
4人はレストランのディナーへ。すぐに朔子と友人たちとのあいだで男の話に花が咲く。斎はアラフォーの朔子たちが金にモノを言わせ、若い男ととっかえひっかえ交際していることを聞き、自分の退屈な日常との違いを痛感する。
朔子たちと別れた斎は彼女たちを羨ましく思いながら、現実から逃げ出したい衝動に駆られる。そんな斎の抜け殻のような姿を、娘の美亜がたまたま目撃する。美亜は帰宅した斎にそのことを話すが、斎は「人違いよ」と言ってごまかす。
翌日、例の万引き青年が茫平堂書店に姿を現す。どうやら置き去りにしたカバンの中に入れていた運転免許証を取りに来たらしい。しかし、免許証はカバンの中にはない。
斎は万引き青年からの「警察には通報しないでくれ」という頼みを聞き入れ、「免許証が見つかったら連絡します」と言って電話番号を聞き出す。免許証は彼が帰った直後に見つかり、斎は表に出て彼を捜すが、もう彼の姿はない。
斎はハッと思い立ち、免許証を届けることを口実に彼に電話をかけ、その万引き青年・志田元春(高田翔)とカフェで待ち合わせる。
斎は志田が宮畑弥生のファンだと知ると、気を引くために宮畑弥生の知り合いだと話す。志田は宮畑弥生の官能小説のような刺激的なストーリーが憧れだという。
と、その時、志田が思いがけないことを言い出す。万引きを捕まえられそうになった時、斎に股間をつかまれたことが忘れられず、思い出すたびに切なくて胸が締め付けられるという。
そして、志田から投げかけられた「俺とラブしてくれませんか?」という突然の口説き文句に、斎は――。
(第1話の結末まで~天国の恋 ネタバレ・あらすじ~)