ドラマ『ファーストキス』あらすじ ネタバレ

ファースト・キス　あらすじ

ファーストキス 第1話 「妹は悪魔だった!! 」 あらすじ
　福永美緒 (井上真央) はアメリカ・ロサンゼルスのとある病院で最新の医療を受ける20歳の心臓病患者。甘やかされて育ったためか、性格は超ワガママで生意気。いつも医師や看護師たちを困らせている。
　初夏のある日、美緒は日本人医師・高木蓮子 (松雪泰子) から秋に心臓を手術する予定が入ったことを聞かされる。しかし、手術の成功率は50％・・・、成功すれば完治に向けて大きく前進するが、仮に失敗することになれば最悪のケースも覚悟しなければならない大手術である。
　それを聞いた美緒は、 「最後になるかもしれないひと夏の思い出をつくるために、日本への帰国を許してほしい」 と蓮子に泣きながら懇願し、ウソ泣きによって一時帰国の許可を得る。
　実は美緒には、両親の離婚によって離れ離れとなった8歳年上の兄・和樹 (伊藤英明) がいる。
　美緒は母・りえ子 (夏木マリ) に引き取られたが、兄・和樹の親権は父親がもつことになり、和樹とはそれ以来10年間も会っていない。美緒が日本に帰国したいと言い出したのは、手術までの3ヶ月間、日本にいる和樹のもとで悠々自適に暮らそうという魂胆からだった。
　しかし、10年ぶりの再会も、お互いの印象は最悪だった。
　和樹はグータラな雰囲気が漂う仲間、新藤一流 (劇団ひとり)、二階堂勝 (阿部サダヲ) と同居するうだつのあがらないカメラマンのアシスタント。一方、美緒は 「素直で明るくて純粋、壊れやすくて綿菓子みたいなやつ」 という和樹の儚い幻想を脆くも打ち崩す、小悪魔のような妹だったからだ。
　和樹は優しかったはずの美緒の変化に驚くが、美緒は 「病気で早死にしてもイヤな奴としてみんなの記憶に残るように」 と、わざとそんな風に振舞っているのだという。実際、今しがた軽い心臓発作を起こして運ばれた蓮子の診察室でも新人医師・結城秋生 (平岡祐太) に悪態をついたばかりだった。
　そんな中、美緒は幼い頃、ファーストキスを奪った罪滅ぼしをするように和樹に要求する。美緒が4歳だった16年前のある夏の日、お祭りで泣き止まない美緒に和樹は突然キスをしたのだ。
　美緒が成功率50％の大手術に臨もうとしていることを知り、同情的になった和樹はそんな美緒の願いを聞き入れ、美緒が望むファッション雑誌のようなグラビア撮影を敢行することを決意。しかし、カメラマンの師匠・番場大 (竹中直人) のスタジオを無断で使用したために番場から激しく叱責される。
　番場が弟子の和樹に烈火の如く怒り狂うのには理由がある。和樹はカメラマンになりたいという夢をもっていながら、面倒を看ようとする番場の期待をたびたび裏切り、不義理を続けていたのだった。しかも、3年前にはその夢も諦め、現在は他にやりたいことがないという理由だけでカメラマンのアシスタントをやっている有り様だった。
　美緒は健康な身体を持て余して、真剣に夢と向き合わず、気ままに毎日を過ごす和樹が許せない。そんな和樹を一喝する美緒。しかし、和樹は美緒に 「病気を言い訳にするな」 と反論する。夢を諦めてしまった和樹と、病気を理由に最初から夢も恋愛も放棄している美緒。2人の感情は衝突するが、その時、和樹が突然、ある目標を見つけたと言い出す。その思いがけない宣言を聞き、あっけにとられる美緒……。
「お前に恋人を見つけてやる。病気だからってイジケていられないくらい、カッコいい男と恋愛させてやる。
お前の言う通り、恋愛なんかいつか終わるよ。でも、たとえ終わりがあっても、儚くても、すごいものがあるってお前に教えてやる」
　それは和樹が美緒のために初めて泣いた日だった。そして、和樹は思った。美緒が素敵な恋をするまではもう2度と泣かないと……。

ファースト・キス　サブタイトル

第1話 「妹は悪魔だった!! 」 (7月9日)
第2話 「爆弾娘に合コンを」 (7月16日)
第3話 「妹の恋のはじまり」 (7月23日)
第4話 「妹が今日失恋する」 (7月30日)
第5話 「妹よ! 告白なるか」 (8月6日)
第6話 「今、恋が生まれる」 (8月13日)
第7話 「今夜、妹が天使に」 (8月20日)
第8話 「さよなら、妹よ」 (8月27日)
第9話 「行くな、妹よ! 」 (9月3日)
第10話 「兄と妹の最終章! 」 (9月10日)
最終回 「天国から来た手紙」 (9月17日)

ファースト・キス　キャスト（出演者）