タイトル | 金色の翼 |
ふりがな | きんいろのつばさ |
放送日時 | 月曜日~金曜日 13:30 |
制作 | 東海テレビ、国際放映 |
放送局 | フジテレビ系列局 |
初回 / 最終回 | 2007年7月2日 / 2007年9月28日 (全13週・全65話) |
プロデュース | 風岡大、浦井孝行、河角直樹 |
原案 | ヘンリー・ジェイムズ 「鳩の翼」 |
脚本 | 金谷祐子 |
演出 | 奥村正彦 (1-2、4-5、7、9、11、13)、村松弘之 (3、6、8)、堀口明洋 (10、12) |
音楽 | 岩本正樹 「金色の翼」 オリジナル・サウンドトラック |
主題歌 | mink 「Bamboleo」 |
金色の翼 第1週のあらすじ
物語の舞台は会員制リゾートホテル 「海と空のホテル」 。
オーナーの行永セツ (剣幸) が亡き夫から経営を引き継いだ、南国の孤島に佇むホテルである。
初夏のある日、そのホテルに宿泊するために、ひとりの若い女性が孤島に降り立つ。
彼女は日ノ原修子 (国分佐智子) 。まもなくその女性が飛行機事故で亡くなった大富豪の未亡人だということがわかる。
宿泊客の脇坂静江 (沖直未) によれば、修子は夫の死によって300億ドルという莫大な遺産を受け取ったという。修子は正体を隠してホテルに滞在するつもりだったが、そんな修子の思いに反して、宿泊客たちから 「世界一裕福な未亡人」 などと囁かれるようになる。
ところで、セツは姪の水谷理生 (肘井美佳) を後継者にしようと考えており、セツにとって理生の恋人である従業員・吉岡槙 (高杉瑞穂) はその一点については疎んじる存在だった。なぜなら、セツには理生をホテル滞在中の会社経営者・奥寺麻人 (黒田アーサー) と結婚させようという思惑があったからだ。
セツが理生と奥寺を結婚させようと考えるのには理由がある。それは実はすべて金のためである。ホテル改装時の借金2億円の返済期限が迫っており、セツは今すぐにでも纏まった金が必要だった。セツは返済するあてを理生と奥寺の結婚に賭けているのである。
金のために理生と引き裂かれる運命にあると察した槙は、理生と生きていくために、修子をだまし、恋仲になって莫大な財産を奪い取ろうとする 「ゲーム」 を考えるが……。
そんな中、ホテル内で盗難が相次ぎ、何者かがホテルに潜んでいるというのではないかという疑惑が浮上する。そして、その招かれざる客が修子の弟・瀬川玻留 (倉貫匡弘) だと判明。玻留は修子の財産を頼りに世界中のカジノで遊びまわった挙句、遊ぶ金がないと泣きついてきたのだという。その日から玻留は修子の部屋に滞在するようになり、その生意気な態度がホテルにいる者たちの反感を買う。
そして、その矢先、玻留はまたしてもトラブルを引き起こす。理生を暴行しようと部屋に誘い込み、突然襲いかかったのだ。異変に気付いた槙がとっさに食い止めたことで未遂に終わるが、玻留は槙に殴られたと訴え、槙に土下座して謝れと言う。セツからも玻留が暴行に及んだ証拠がないと言われ、槙は悔しさを噛み締めて玻留に頭を下げる。
金色の翼 第2週のあらすじ
修子 (国分佐智子) が弟・玻留 (倉貫匡弘) が引き起こしたトラブルに責任を感じ、島を離れると発表する。
それを聞き、財産奪取の計画を進めようとしていた槙 (高杉瑞穂) は焦り、島にとどまるように修子を引き止める。すると、修子は 「あなたにとっても、その方が良さそうだから」 と、まるで槙の思惑に気付いているかのような意味ありげな言葉とともに、島に残ると言う。そして、修子はそれまで通り、ホテル滞在を続けるようになる。
こうして 「ゲーム」 は再開され、槙はまず、理生 (肘井美佳) との交際を応援すると言う修子をあざむくために、理生に別れたふりを演じようと提案。理生は修子の目の前で一芝居打ち、ひどく悲しい失恋をしたかのように演じる。
それを見た修子は槙と理生が別れたと思い込み、その関係を修復するように槙を呼び出す。しかし、槙はその機会を待っていたかのように自分の心が理生ではなく修子に向いていると話し、初めて愛を告白。“ 自分から逃げていかないでほしい ”、そんな思いを象徴するものとして、修子がホテルにチェックインする時に持ってきたカラッポの鳥かごに一羽の鳥を入れてプレゼントする。だが、修子は 「自分は誰にも束縛されない」 と告げると、鳥を空に放してしまう。
そんな中、料理長の石野和之 (田中聡元) がブラジルから材料を取り寄せるが、それらをくるんだ古新聞に思わぬ記事が掲載されていることに宿泊客の保科絹子 (高嶺ふぶき) が気付く。
金色の翼 第3週のあらすじ
槙 (高杉瑞穂) はブラジルの古新聞の記事を読んだ絹子 (高嶺ふぶき) から、修子 (国分佐智子) が夫殺しの容疑者だったことを聞き、衝撃を受ける。記事によれば、修子は事故に見せかけて夫を殺害した疑惑をもたれていたという。
そんな中、奥寺の娘・玖未 (上野なつひ) が槙の部屋から漏れ聞こえてきた 「修子の疑惑」 を耳にしてしまい、それをホテルの人々に言いふらしてしまう。
玻留 (倉貫匡弘) は玖未から姉・修子の悪い噂の発信源が槙だと聞くと、激情に駆られ、槙を鉄パイプで急襲。玻留が槙の頭部をめがけて鉄パイプを振り下ろそうとしたその時、修子が止めに入り、玻留を退かせる。
修子は過去を知ろうとする槙に猜疑心を抱くが、槙は純粋に愛する者のことを知りたいだけと断言し、どのような疑惑があろうと修子のことを信じると約束する。そして、気持ちが通じ合った瞬間、二人は口づけを交わす。しかし、その現場を理生 (肘井美佳) が目撃してしまい、理生は槙が財産奪取の 「ゲーム」 のために修子とキスをしていると知りながら、槙の本心が読めず、心が離れつつあるのではないかと不安を抱く。
一方、奥寺 (黒田アーサー) と理生の結婚を望んでいるセツ (剣幸) は奥寺を呼び出し、かつて奥寺の父の危機を助けたことで譲り受けた、会社での奥寺の地位を揺るがすほどの株券を奥寺の弟に譲渡することを匂わせる。それを聞いた奥寺は動揺するが、もしも理生と結婚すれば株券がすべて自分のものになると知り、悩んだすえに理生との結婚を決意する。
そして、奥寺は理生を呼び、結婚で生じるお互いのメリットを説明。おばのセツが抱える借金2億円について返済のめどがたつことを話し、理生の理解を得て、愛情のない偽装結婚の披露パーティーを開く。
(金色の翼 第3週まで要約)
キャスト | 役 |
国分佐智子 | 日ノ原修子 |
高杉瑞穂 | 吉岡槙 |
肘井美佳 | 行永理生 (水谷理生) |
倉貫匡弘 | 瀬川玻留 |
上野なつひ | 奥寺玖未 |
高嶺ふぶき | 保科絹子 |
沖直未 | 脇坂静江 |
片岡弘貴 | 迫田文雄 |
佐々木勝彦 | 杉浦敦 |
増子倭文江 | 杉浦栄子 |
田中聡元 | 石野和之 |
志賀圭二郎 | 山口刑事 |
石橋篤史 | 河村刑事 |
國分淳志 | 香川刑事 |
加藤裕巳 | |
八尾恵 | |
本田清澄 | |
田島英明 | |
池ノ谷基樹 | |
渡部健作 | |
グラシアス小林 | |
かねちくけんじ | |
石野敦士 | |
かなやす慶行 | |
生津徹 | |
岸端正浩 | |
川口節子 | |
ローズマリー・チバ | |
浅沼晋平 | |
天現寺竜 | |
高城薫 | |
五代高之 | 梅原誠司 |
黒田アーサー | 奥寺麻人 |
剣幸 | 行永セツ |