オトコマエ! あらすじ
2008年3月まで放送されていた 「木曜時代劇」 が土曜日に移動。枠名を 「土曜時代劇」 に変更し、放送時間を30分に短縮してスタートする第1弾。
この時代劇 「オトコマエ! 」 は、かの有名な 「遠山の金さん」 こと、遠山金四郎 (柴田恭兵) に憧れる若者、藤堂逸馬 (福士誠治) とその親友・武田信三郎 (斎藤工) の活躍を軸に描かれる物語です。
時代設定としては、遠山金四郎 (1793-1855) の年齢が47歳に設定されていることから、1840年の江戸時代の末期が舞台となっています。
主人公である25歳の藤堂逸馬 (福士誠治) は北町奉行所の吟味方与力 (ぎんみがたよりき) です。与力とは町奉行を補佐する役目のことで、警察・行政・司法の役割を果たします。1年前に与力の見習いを終えたばかりの藤堂逸馬は、まだまだ失敗が多い未熟者。いつか北町奉行所の 「名奉行」 である遠山金四郎 (柴田恭兵) のような懐の深い男になろうと憧れを抱いています。また、 「町人出身」 の藤堂逸馬は、遠山金四郎から庶民の気持ちがわかる人材として可愛がられているという側面があります。
そして、もう一人の主人公とも言うべき武田信三郎 (斎藤工) は、藤堂逸馬と幼い頃からの親友である25歳。評定所の吟味物調役 (ぎんみものしらべやく) を任せられています。吟味物調役とは、現代でいう最高裁判所で調査を担当する係です。行動派の藤堂逸馬と違い、武田信三郎は冷静に状況を見分け、そつなく完璧に物事をこなすタイプです。なお、武田信三郎には12歳の頃に父が無実の罪を着せられ、その罪を晴らせぬままに死んでいったという忌まわしい過去があります。また、母・のぶ (浅田美代子) はそんな夫の正義を信じ、誇りにしている武家育ちの女性です。
≪上記以外の重要な登場人物について≫
まず、藤堂逸馬と武田信三郎の恩師として、仙人 (藤村俊二) が登場します。本名は又兵衛。二人が幼い頃に通った寺子屋 「一風堂」 の主宰者です。
そして、南町奉行の鳥居耀蔵 (片岡鶴太郎) 。この時代劇ではいわば悪役のような位置づけで、北町奉行・遠山金四郎 (柴田恭兵) の人気を妬み、彼を陥れようと常に策を練っているような人物です。
また、 「オトコマエ! 」 では恋愛絡みの複雑な四角関係も描かれます。まず、藤堂逸馬 (福士誠治) が想いを寄せる相手は、料理屋 「佐和膳」 の30歳の女将・佐和 (井上和香) 。しかし、佐和は藤堂逸馬にはまったく恋愛感情がなく、弟を見るような視点で彼と接しています。一方、武田信三郎 (斎藤工) も想いを寄せる女性がおり、その相手は寺子屋 「一風堂」 にやってきた 「ある秘密」 を持つ18歳の先生・茜 (近野成美) 。が、こちらも想いが通じ合うことなく、茜はなんと藤堂逸馬に恋心を抱いています。
このように武田信三郎→茜と好意が向いているのに対し、茜→藤堂逸馬→佐和と、それぞれが両想いになることなく、物語は展開されていきます。
※無断転載を禁じます。
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オトコマエ! スタッフ
原作 | 井川香四郎 「梟与力吟味帳」 シリーズより |
脚本 | 斉藤樹実子 |
音楽 | 羽岡佳 |
主題歌 | 「涙」 唄 中村雅俊 / 作詞作曲 都志見隆 / 編曲 河野伸 |
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時代考証 | 大石学 |
風俗考証 | 北原進 |
殺陣指導 | 新実 |
所作指導 | 藤間蘭黄 |
江戸ことば指導 | 春風亭一朝 |
CG制作 | 鈴木哲 |
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制作統括 | 菅野高至、安原裕人 |
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美術 | 稲葉寿一 |
技術 | 雨海祥夫 |
音響効果 | 今井裕 |
撮影 | 杉山吉克 |
照明 | 白石晃 |
音声 | 松本恒雄 |
映像技術 | 山下輝良 |
美術進行 | 西本幸司 |
記録 | 塩井ヨシ子 |
編集 | 久松伊織 |
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共同制作 | NHKエンタープライズ |
技術協力 | NHKメディアテクノロジー |
美術協力 | NHKアート |
出演者協力 | 若駒、エンゼルプロ、セントラル子供タレント、つくばみらい市の皆さん |
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演出 | 石塚嘉 |
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制作・著作 | NHK |
オトコマエ! キャスト(出演者)
キャスト | 役 | 初回 |
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福士誠治 | 藤堂逸馬 | 1 |
斎藤工 | 武田信三郎 | 1 |
井上和香 | 佐和 | 1 |
近野成美 | 茜 | 1 |
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小須田康人 | 北の与力 | 1 |
皆川猿時 | 北の与力 | 1 |
桐山浩一 | 北の同心 | 1 |
三波豊和 | 南の与力 | 4 |
酒向芳 | 南の与力 | 6 |
西田征史 | 南の与力 | 6 |
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三島ゆたか | 読売の留吉 | 1 |
大月秀幸 | 読売を買う人 | 1 |
三遊亭愛楽 | 読売を買う人 | 1 |
三遊亭神楽 | 読売を買う人 | 1 |
松本じゅん | 読売を買う人 | 6 |
河原田ヤスケ | 弥平 | 1 |
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半海一晃 | 伊三次 | 1 |
入山法子 | お柳 | 2 |
谷津勲 | 呉作 | 3 |
川野直輝 | 卯吉 | 5 |
剛州 | 商家の主人 | 7 |
池田鉄洋 | 前坂小五郎 | 8 |
入江雅人 | 風花清十郎 | 9 |
井筒太一 | 春馬 | 10 |
神尾佑 | 南の同心 影山 | 11 |
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星井七瀬 | お光 | 1 |
宮本大誠 | 南の同心橋本 | 2 |
諏訪太朗 | 紅屋の主人 | 2 |
森下能幸 | 長屋の住人 | 2 |
三谷悦代 | 長屋の住人 | 2 |
地曳豪 | 浪人 | 2 |
舩木壱輝 | 浪人 | 2 |
落合扶樹 | 松吉 | 3 |
一本気伸吾 | ニセの長尾 | 3 |
加藤忍 | 小菊 | 3 |
水野智則 | 太平 | 3 |
田口主将 | 徳治 | 3 |
高峰関二郎 | 信六 | 3 |
ダイアモンド☆ユカイ | 兼松 | 5 |
荒谷清水 | 長屋の住人 | 5 |
多草理乙子 | 長屋の住人 | 5 |
弘中麻紀 | 商屋の女房 | 7 |
山口愛 | 小五郎の娘 | 8 |
粟島瑞丸 | 死にたがる男 | 8 |
野崎聡史 | 昔のワル仲間 | 8 |
犬飼淳治 | 浪人 | 8 |
大串真一郎 | 浪人 | 8 |
東海林愛美 | お絹 | 10 |
宮本真希 | お勝 | 10 |
少路勇介 | 市助 | 10 |
明星真由美 | お徳 | 10 |
西海健二郎 | 常吉 | 10 |
清水優 | 銀平 | 11 |
今井朋彦 | 岡っ引き 文吾 | 11 |
大家由祐子 | 文吾の女房 | 11 |
真実一路 | 銀平の父 | 11 |
来須修二 | 紀州屋の奉公人 | 13 |
たなべ勝也 | 紀州屋の奉公人 | 13 |
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藤村俊二 | 仙人 | 1 |
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嶋田久作 | 黒岩辰兵衛 | 1 |
赤塚真人 | 房蔵 | 2 |
池田成志 | 長尾半兵衛 | 3 |
川崎麻世 | 橘富麻呂 | 7 |
中山忍 | 茜の母 雪 | 11 |
三浦浩一 | 紀州屋仁左衛門 | 13 |
小倉一郎 | 坪井喜八郎 | 1 |
佐戸井けん太 | 中嶋勘解由 | 1 |
堀内正美 | 小川良晏 | 8 |
林家彦いち | 読売の勘吉/語り | 1 |
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江口ナオ | 町の女 | 1 |
岡本易代 | 町の女 | 1 |
山下千景 |
| 1 |
岩崎光里 | のぶの付きの者 | 1 |
相澤大翔 | 寺子屋の子 | 1 |
朝日梨帆 | 寺子屋の子 | 1 |
中村恵史郎 | 寺子屋の子 | 1 |
田中明 | 寺子屋の子 | 1 |
奥田由美 |
| 1 |
芹澤興人 |
| 1 |
池田わたる |
| 1 |
嘉陽愛子 | 町娘 | 1 |
吉木りさ | 町娘 | 1 |
吉川麻衣子 | 町娘 | 1 |
大槻修治 | 評定所 | 2 |
矢嶋俊作 | 評定所 | 2 |
春日井順三 | 評定所 | 2 |
山田洋 | 評定所 | 2 |
一岡裕人 | 評定所 | 2 |
山崎豆僧 |
| 3 |
土屋貴子 |
| 3 |
川屋せっちん |
| 3 |
小林健一 | 評定所 | 5 |
えんじ則之 | 評定所 | 5 |
清河寛 |
| 7 |
大竹浩一 |
| 8 |
梅宮万紗子 |
| 8 |
入口夕布 |
| 8 |
佐々木りお |
| 8 |
坪田秀雄 | 風花座 | 9 |
根田あつひろ | 風花座 | 9 |
金原泰成 | 風花座 | 9 |
武井秀哲 | 風花座 | 9 |
梅屋喜三郎 | 鳴り物 | 9 |
福原百貴 | 鳴り物 | 9 |
桜川博子 |
| 9 |
鶴忠博 |
| 9 |
三遊亭好二郎 |
| 9 |
水沢レイン |
| 9 |
加賀谷圭 |
| 9 |
大堀こういち |
| 9 |
江端英久 |
| 10 |
佐伯直之 |
| 11 |
大島宇三郎 | 三笠町 | 11 |
中村敦子 | 三笠町 | 11 |
羽野敦子 | 三笠町 | 11 |
江良潤 | 三笠町 | 12 |
牧徹 | 三笠町 | 12 |
山岡一 | 三笠町 | 12 |
堀本能礼 | 三笠町 | 12 |
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片岡鶴太郎 | 鳥居耀蔵 | 1 |
浅田美代子 | 武田のぶ | 1 |
柴田恭兵 | 遠山金四郎 | 1 |
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