ドラマ『シバトラ』キャスト

シバトラ ～童顔刑事・柴田武虎～　あらすじ

◆シバトラ　第1話 「童顔刑事 (秘) 潜入捜査をせよ」 (7月8日)
　同名コミックの連続ドラマ化。童顔の若き刑事が個性的な仲間と少年犯罪の解決に奔走する。
　柴田竹虎 (小池徹平) は見た目は童顔だが、交番勤務を経て念願だった横浜みなみ署の生活安全化少年係に配属されたばかりの警察官。
　配属初日、竹虎は藤木小次郎 (藤木直人) が店主を務める古着店で少女が万引きするのを目撃。少女を捕まえようとするが、逃げられてしまう。その翌日、上司・千葉さくら (真矢みき) の指示で、失踪した女子高生の捜査にあたることになった竹虎。まもなくして、その失踪した女子高生 「宝生美月」 (大後寿々花) というのが、昨日、逃げられた万引き犯の少女と判明する。美月の父・光彦 (近江谷太朗) の証言によると、美月はストリートギャング 「ヘルタースケルター」 のアジトにいるらしい。さくらは違法と知りながら、竹虎にストリートギャングの一員を装わせ、アジトへの潜入捜査を指令する。
　変装した竹虎は難なくアジトのマンションに潜入。竹虎は少女たちの世話係を任せられる。少女たちは売春を強要されているのではないか? そんな不安に駆られる竹虎だったが、予想外にも少女たちは楽しげで和気藹々とした雰囲気。彼女たちは家に帰るどころか、その場にずっといたいと言う。すると、そこに美月が戻ってくる。美月だけは少女たちとまったく打ち解けていない様子。その時、少女の1人・ルミ (波瑠) が 「面白いもん見せてやるよ、こいつドMなんだぜ」 と、美月の羽織っていた服をめくる。すると、傷だらけの背中があらわに……。鋭い眼光でルミをにらみつける美月。ルミによると美月は幹部の1人・池谷昇 (椿隆之) にもてあそばれているのだという。
　「お父さんが心配している。家に帰ろう」 と竹虎は美月を説得するが、 「平々凡々と暮らしているあんたにはわからない」 と美月は帰宅することを拒否。なぜ池谷に暴力をふるわれているのにアジトにいたいのか? 竹虎は美月の気持ちがわからない。
　翌日、アジトを再び訪ねた竹虎。そこで竹虎は美月に絡みつく 「死神の手」 を見る。これは竹虎が高校生時代、両親を殺害された時に備わった特殊な能力で 「死神の手」 が見えた者は24時間以内に死んでしまうのだ。美月に危険が迫っている。一刻も早くアジトから脱出するように説得する竹虎。
「美月ちゃん、言ったよね。平々凡々と暮らしている僕にはわからないって。僕は高校の時に親を目の前で殺されたんだ……」
　信じてほしいと願う竹虎の思いが届いたのか、美月はアジトから脱出してくれるという。2人はあわやメンバーに捕まりそうになるが、ルミがとっさにかくまってくれたおかげで難を逃れる。しかし、外に脱出した2人はメンバーたちに挟みうちに遭い、とうとう捕まってしまう。倉庫に監禁される2人……。だが、その時、頼れるアニキ・小次郎とその子分・白豚 (塚地武雅) が 「ヘルタースケルター」 のメンバーをつれて現れる。実は小次郎は 「ヘルタースケルター」 の元リーダー。現在、ヘルタースケルターは池谷派と宇崎 (聡太郎) 派で内部分裂が起こっており、今回、竹虎たちが捕まったのは池谷派。小次郎は多数派の宇崎派をつれてきてくれたのだ。これで一気に形勢逆転。交戦することなく池谷は降参し、竹虎と美月は解放される。
　だが、竹虎には気がかりなことがあった。美月の傷だらけの背中には火のついたタバコを押し付けた痕があったのだが、ヘルタースケルターは禁煙をルールとしているのだ。あのタバコの痕は……?
　実は美月に暴力をふるっていたのは父・光彦だった。亡き愛妻の幻想にとらわれる光彦は、連れ子の美月に生前の妻の姿を真似させるなど、歪んだ愛情をぶつけていたのだった。捜査開始当初に受け取った美月の写真と、宝生家で目にした亡き妻の写真、それを頭の中で見比べた竹虎はついに事の真相に気付く。
　間一髪のところで光彦の魔の手から美月を助け出す竹虎。大人を信じられず生きる希望を失いかけていた美月だったが、竹虎に救われ、彼からの生きてほしいという懸命な想いに心を動かされる。
　(結末まで要約)

◆シバトラ　第2話 「約束…君のために僕は飛ぶ」 (7月15日)
　学生を脅して犯罪をさせる 「鬼神」 という謎の人物が現れる。前回の事件直後、鬼神がいるという手がかりをもとに美月 (大後寿々花) も通う本牧高校2年B組に転校生のふりをして潜入した竹虎 (小池徹平) 。やがてインターネットの接続記録から生徒の楠木裕二 (川野直輝) が鬼神と関連性の高いサイトを頻繁に利用していることがわかる。楠木と鬼神の関係を捜査する竹虎。そんな中、竹虎は楠木に絡みついた 「死神の手」 を見る。24時間以内に楠木の身に危険が? 竹虎に一気に緊張が走る。
　一方、楠木がかつて万引き事件で捕まったのをきっかけに進学校を退学していたことが判明。実はそれは竹虎の先輩・新庄徹 (宮川大輔) の怠慢捜査による冤罪で、楠木は人生設計を台無しにされたことで新庄に恨みを抱いていた。
　そんな中、学校に爆弾を仕掛けたという爆破予告が! 爆破予告の電話をかけた人物、それは楠木だった。楠木は新庄にかつての万引き事件について謝罪を要求、 「謝罪しなければ容赦なく学校を爆発させる」 という。弱気になった新庄は竹虎にだけ 「あれは冤罪だったかもしれない」 と吐露する。
　竹虎は新庄の代理で楠木からの電話に出ることに……。すると 「校舎からバンジージャンプをしろ」 という楠木。しかし、新庄が確認したところ、バンジージャンプで使えというロープには切れ目があるという。竹虎は 「飛べば爆破は中止にする」 という楠木の言葉に従い、決死のバンジージャンプをする。果たしてロープは……? その時、小次郎 (藤木直人) と白豚 (塚地武雅) が助けにやってきて、竹虎は無事に引き上げられる。竹虎の決死のダイブに観念した楠木は、実は爆弾など仕掛けていなかったことを明かす。
　こうして楠木が占拠している教室から投降することで、事件は解決するかに思われた。だが教室の戸が開かないという。それどころではない。その教室には本物の爆弾が仕掛けられていた。竹虎たちは急いでその教室へ。小次郎は教室の戸を蹴破り、竹虎は爆弾を無人の校庭に投げ捨てて爆発させ、楠木を救い出す。　なんと、鬼神は楠木を爆死させようとしたのだ。さらに恐るべきことに教室には楠木が自分が鬼神であることを自白し、自殺したように見せかける遺書が……。楠木の証言によると、一連の爆弾騒ぎまでは鬼神の命令通りに動いたのだという……。
　(結末まで要約)

◆シバトラ　第3話 「裏切り 僕は絶対許さない」 (7月22日)
　教師の村川 (鳥木元博) が 「鬼神」 の手先と思われるフルフェイスのヘルメット集団に襲われる。その翌朝、2年B組の黒板には生徒の武良 (鈴木亮平) が鬼神だというイタズラ書きが。武良が村川に敵対心を抱いているのはクラスメートの間では周知の事実で、 「武良＝鬼神」 という疑惑が浮上する。
　その矢先、疑惑を強める事件が起こる。武良の机から見つかったメモ書きの通り、村川に続いて教師・小笠原 (島津健太郎) も襲われたのだ。メモ書きの通りに武良の犯行だとすると、次の標的は元教師の溝口 (唐渡亮) 。非行少年だった武良にボクシングを教え、彼を更正させた恩師だった。しかし、ここまでなら美談だが、この溝口という元教師。実は盗撮の常習犯で、最後にその罪を武良になすりつけて学校をいなくなったのだ。
　そんな中、溝口がフルフェイスのヘルメット集団に襲われたという知らせが入る。竹虎 (小池徹平) が生徒の河東学人 (大東俊介) の情報をもとに町外れの倉庫に忍び込むと、椅子に体を縛られた溝口と、爆弾の起爆スイッチを手に持ち 「椅子の下に爆弾を仕掛けてある」 と溝口を脅す武良の姿が……。
　その時、竹虎は武良に絡みついた 「死神の手」 を目にする。溝口ではなく、武良に生命の危機が? 竹虎が事態を注意深く見つめていると、溝口は盗撮の罪をなすりつけるつもりはなかった、自分の不注意から疑われる事態を招いてしまったと武良に謝罪。誠意を感じた武良は溝口を縛ったロープをほどく。しかし、溝口の謝罪はまったくのでたらめで、溝口はとっさに隠し持った拳銃を取り出すと武良に銃口を突きつける。
　竹虎にも危機が訪れるが、ここぞという時の助け舟・小次郎 (藤木直人) と白豚 (塚地武雅) が現れ、竹虎と武良は助けられる。しかし、鬼神ではないという武良。鬼神の正体とは一体……?
　(結末まで要約)

◆シバトラ　第4話 「完結編 君が鬼神なんだね」 (7月29日)
　「鬼神」 からのメールで2年B組の生徒たちが千手峠に呼び出され、2年B組で潜入捜査をしている竹虎 (小池徹平) も彼らに同行する。
　バスが鬼神指定の廃屋に到着してまもなく、生徒の河東 (大東俊介) の携帯電話に鬼神からのメールが届く。 「ここで大勢の死者が出る」 という殺人予告ともとれるメール……。その直後、竹虎とクラスメートたちは鬼神によって廃屋に閉じ込められる。すっかりパニックになった生徒たちの気持ちを落ち着かせるために、竹虎は刑事であることを告白する。
　竹虎たちがピンチを迎える中、白豚 (塚地武雅) が千手峠に駆けつけるが、廃屋が爆破されてしまう。竹虎たちの命は……!? だが、間一髪のところで竹虎は抜け穴を見つけ出し、生徒とともに脱出に成功。幸運にも廃屋が防空壕につながっていたおかげで、竹虎たちは窮地を脱する。
　鬼神の魔の手から逃れた竹虎はついに鬼神の正体に気付く。鬼神は生徒の河東だった。実は出発時、竹虎は白豚がつくったケーキを食べて下痢になり、バスの出発を15分遅らせてしまったのだが、改めて考えれば廃屋到着時に河東が見せてくれた鬼神からのメールの受信時刻は明らかにおかしかったのだ。
　竹虎は自分が下痢になったことによって、河東がタイマー設定していたメールの送信時刻に誤りが生じたのだと推理。狡猾に生徒たちを追い詰めていった手口を解き明かして河東に鬼神であることを自白させる。
　実は怠惰な親による育児放棄の中で育った河東。その寂しさ、怒り、憤りがいつしか膨れあがり、彼を鬼神へと変貌させてしまったのだった。しかし、竹虎が罪を償うように河東に説くとその目から涙が……。
　こうして鬼神事件は解決した。竹虎は2年B組の生徒から床におさえつけられ、寄せ書きを背中に書かれるという手荒い感謝の儀式 (? ) を受け、本牧高校をあとにする。
　　(結末まで要約)

シバトラ ～童顔刑事・柴田武虎～　スピンオフ 「裏トラ」

　番組公式サイトで配信中の各話2～3分のミニコメディドラマ。
　使いっぱしりのおっちょこちょい刑事・南原貫太郎 (内田滋) と、婦警3人組の鮎川環 (南明奈)、宮城芽衣 (近藤成美)、真鍋夕菜 (松田珠希) を中心に描かれる。

◆エピソード0 ラブレター
　出勤前、ひとりでラブレターを綴る竹虎 (小池徹平) のヒトコマ。

◆エピソード1 歓迎会準備 (7月8日配信)
　竹虎 (小池徹平) が 「鬼神」 の潜入捜査のために本牧高校2年B組に転入する 「第2話」 の冒頭部分にあたる。2年B組の教室で河東 (大東俊介)、リカ (末永遥)、金沢 (三浦涼介)、毛利 (倉貫匡弘) は転入生の歓迎会準備をするが……。

◆エピソード2 秘密の任務 (7月15日配信)
　生活安全課にて、婦警の芽衣 (近藤成美) と夕菜 (松田珠希) はお互いに協力し、物陰に隠れながら竹虎 (小池徹平) が愛用するマイ箸を手に入れようとする。そこに邪魔者の南原 (内田滋) が現れる。南原の登場によって、芽衣と夕菜の 「秘密の任務」 は失敗に……?

◆エピソード3 アレ (7月22日配信)
　なにやら携帯電話のカメラで自分の姿を撮影している南原 (内田滋) 。
　芽衣 (近藤成美) と夕菜 (松田珠希) は 「また何かやってる」 といった雰囲気で南原を観察。すると、南原が芽衣にあるお願いをする。そのお願いをしぶしぶ引き受ける芽衣。南原は自分が拳をあげて芽衣を叱っているかのような場面を撮影すると、 「婦警に説教をしている」 とウソを書き、恋人に画像添付メールを送る。南原は恋人に良い格好を見せるために芽衣をモデルにつかったのだ。
　それを知った芽衣は不愉快に。芽衣は仕返しをするために夕菜にセクシーな格好をしてもらい、南原の携帯電話でこっそりと恋人にその画像を送る。すると……。

◆エピソード4 王子様 (7月29日配信)
　メールの一件で南原 (内田滋) が激怒。南原は芽衣 (近藤成美) と夕菜 (松田珠希) に反撃を……。

シバトラ ～童顔刑事・柴田武虎～　キャスト（出演者）