ドラマ 『上海タイフーン』

ドラマ 映画

上海タイフーン

上海タイフーン

タイトル土曜ドラマ「上海タイフーン」
制作著作NHK
制作NHKエンタープライズ
放送局NHK総合
放送日時土曜日 21:00
初回 / 最終回2008年9月13日 / 10月(全6回)
制作統括松平保久、若泉久朗
脚本福田靖
演出笠浦友愛
音楽大谷幸
主題歌mihimaruGT「幸せになろう」

上海タイフーン あらすじ

第1話「さよなら日本」 9月13日
 中国・上海での仕事の失敗がきっかけで失職した女性が、その上海で再出発することを決意する。
 野村美鈴(木村多江)は原宿に本店をかまえるアパレルメーカー「Maria Veil(マリアベール)」に10年間勤める32歳の営業主任。
 ある日、美鈴は婦人服部門から下着部門への異動を言い渡され、上司の城山丈一(山寺宏一)から、大学時代に中国語を専攻していたことを理由に上海への出張を命じられる。
 まもなく美鈴は同僚の尾崎孝太郎(梶原善)と上海へ。そこで美鈴は中国でも売り出す新作下着「エッセンス」に出資してくれる中国人投資家・曹飛(ピーター・ホー)と出会う。
 最初は曹飛に好意的な印象を抱いていた美鈴だったが、すぐにその印象は一変する。曹飛が自分の判断で勝手に4タイプの下着のうちの1タイプをピンク色から赤色に変更し、生産をスタートさせてしまっていたのだ。曹飛曰く「中国では赤が縁起が良いとされており、人気が出やすい」という。しかし、「マリアベール」を派手めな下着のイメージで定着させたくない美鈴は猛反対。曹飛への怒りを露にする。
 翌日、美鈴は上司の城山から何としても下着をピンク色に戻すように言われ、城山の「友好的に」というアドバイスに従い、花束をとどけて商談にのぞむことに。
 美鈴はたまたまホテルで仕事をしていた日本人の花屋・三井香(松下由樹)の好意で花束をもらい、花束をたずさえて曹飛のオフィスへ。美鈴はつたない中国語で曹飛と談笑しながら夕食をともにするなどし、今後のビジネスパートナーとなる曹飛の理解を得るように努める。
 だが翌日になり、新たなトラブルが。生産工場の労働者が下着を作り直そうとする動きがあることを知り、ストライキを起こしてしまったのだ。
 美鈴はこのストライキが発端となって、またも曹飛とぶつかる。美鈴は「友好的に努めたのになぜ私の主張を理解してくれないのか」と声を荒げるが、
「花でビジネスはできませんよ。すぐに歩み寄らないのがビジネスの鉄則です」
 と、「日本語」で返す曹飛。なんと、曹飛は大学時代に日本への留学経験があり、美鈴が怒りにまかせて日本語で吐いた暴言も全て「日本語」として聞いていたのだった……。
 結局、労働者のストライキをやめさせるために「作り直しはしない」という方向で決定。「エッセンス」の4タイプのうち、曹飛の意向に従って1タイプは派手な赤色で売り出すことになった。
 美鈴が帰国すると、手のひらを返すように「赤い下着もいいな、意外に一番売れるかも」という上司の城山。職場の人間にも愛想を尽かした美鈴は、この出来事をきっかけに退職することを決意する。
「プロ野球のフリーエージェントみたいに、今度は私が会社を選ぶ」
 そんな風に容易に再就職できるものだとタカをくくっていた美鈴だったが、有名メーカーでの営業経験が思うように評価されず、どこも不採用。おまけに6年間の交際の果てに恋人・柳瀬信二(細川茂樹)からも別れを告げられてしまう。
 美鈴は恋愛・仕事に順調だと思われている母・君江(原日出子)には自分のことを心配させたくなく、また妙なプライドもあって故郷・山梨の友人にも悩みを伝えられない。
 美鈴は再就職のきっかけを求め、誰かにすがる思いで「マリアベール」を訪ねるが、城山には「再就職できそう」などと思わず強がってしまう。さらに、あの曹飛が「エッセンス」の大ヒットに続く新契約のために来日しており、美鈴は曹飛から「会社のイメージを大切にしても、その会社をやめては意味がない」と罵倒される。
 だが、結果的に美鈴はそんな曹飛との再会に刺激を受け、憂鬱になりがちだった生活から脱却。日本を離れ、上海でリベンジすることを誓う。
(*)上海は父・雅彦(古谷一行)がかつて出稼ぎに行っており、10年前に失踪した地。美鈴が大学時代に中国語を専攻したのは雅彦から幼少時代に中国についてたびたび話を聞かされたことによる影響から……。

*文章の無断転載を禁じます。



上海タイフーン