阿部真由美

阿部真由美アナウンサーは、福井県福井市出身の女性アナウンサーで、FBC福井放送の番組に数多く出演している。彼女の出演番組には「歌のない歌謡曲」「午後はとことん よろず屋ラジオ」「歳末ラジオ」「午後はとことんワイド」「あべまゆみのおしゃべりST@TION」などがあり、福井県内で広く知られている存在である。福井市内で育ち、学歴としては福井県立高志高等学校を卒業し、その後関西大学に進学している。学生時代はソフトボール部に所属し、中学・高校と活発に活動していた。アナウンサーになる以前から、人前で話すことやメディアへの興味を抱いていたようで、中学生の頃にはすでにラジオのパーソナリティや海外リポーターに憧れ、アナウンサーという職業を目指すようになった。
阿部真由美アナウンサーの座右の銘は「病は気から」であり、この言葉からも自身の前向きな姿勢や、心の持ち方を大切にしていることがうかがえる。趣味・特技としては旅行が挙げられ、特に旅行パンフレットを見ながら計画を立てているときに幸せを感じるという。また、韓国語も特技の一つであり、語学に対する関心も高いことが分かる。もしアナウンサーになっていなかったら、旅行業に従事していたかもしれないと語っており、旅や異文化への興味が彼女の人生において大きな位置を占めていることが伝わる。
家族についても触れると、阿部真由美アナウンサーは2002年に結婚し、2007年3月には娘を出産している。家族との時間を大切にしており、夫と娘が同じ寝相で眠っている様子を見ると幸せを感じると話している。娘がまだ幼い頃は、ベビースイミングにも週に一度通っており、子育てに対しても積極的に関わっていることがうかがえる。
福井放送での活動の中でも、特に印象的なエピソードの一つとして、2009年にサークルKサンクスとコラボレーションした企画がある。阿部真由美アナウンサーは『午後はとことんワイド』の出演者として、ゆのせ徹朗と共にFBCオリジナルのコンビニ弁当2品を考案し、北陸3県のサークルKサンクス各店で期間限定販売された。このように、地元企業とのタイアップ企画にも積極的に関わり、地域との繋がりを深めている。また、2009年から2010年にかけて、同番組内で「パールライスのあべちゃんたんぼう日記」という企画が放送され、米作りを実際に体験するという貴重な経験をした。田植えから稲刈り、はさがけに至るまで、リスナーや番組ディレクターと共に農作業を行い、2年目には他のアナウンサーたちもこの企画に参加するなど、コミュニティと共に成長するプロジェクトに関わっていた。
阿部真由美アナウンサーは、アナウンサーとしての活動に限らず、多様な経験を積んできた。ラジオやテレビというメディアを通じて福井県内での認知度が高いことはもちろん、プライベートでも地域に根ざした活動を行い、地元の人々との交流を大切にしていることが特徴である。番組によっては、すべて平仮名表記の「あべまゆみ」名義で担当することもあり、親しみやすいキャラクターとしてリスナーや視聴者に支持されている。
また、彼女の苦手なものとして挙げられているのは怪談やホラー映画、怖い話などで、感受性が豊かな一面も見られる。さらに、マイブームとしてはベビースイミングを挙げており、娘と共に水泳を楽しんでいる様子がうかがえる。このように、仕事と家庭をバランスよく両立させながら、充実した生活を送っている。
阿部真由美アナウンサーは、福井放送におけるラジオ番組の出演が中心ではあるが、その活動は多岐にわたり、地域社会に深く根ざしたアナウンサーである。また、チャレンジしたいこととして「美の追究」を挙げており、常に自分を磨くことに対する探究心を持ち続けている点も印象的である。彼女の長所としては、何事にも熱心に取り組む姿勢が挙げられるが、一方で熱しやすく冷めやすいという短所も自己認識している。
福井県福井市で生まれ育ち、地元に深く愛着を持ちながら、アナウンサーとしてのキャリアを築いてきた阿部真由美アナウンサーは、これからも福井放送の顔として、地域の情報を発信し続けていく。