TV
GYT とちぎテレビ
株式会社とちぎテレビ(英: Tochigi Television Co., Ltd.)は、栃木県を放送対象地域とするテレビジョン放送事業者です。コールサイン「JOGY-DTV」から略称はGYT、愛称は「とちテレ」と呼ばれ、現在はこの愛称が主に使用されています。地上アナログテレビ放送では、事実上最後の新規開局局となりました。
栃木県唯一の県域テレビ局で、本社は栃木県宇都宮市にあります。局舎は設立の経緯から、中城街道沿いの栃木県庁舎(別館)を改修して使用しています。栃木放送(CRT)が県域テレビ兼営を目指し、最初にテレビ放送免許を申請しましたが、その後の調整に時間がかかり、30年近く経過してしまいました。1996年12月に県財界主導の調整会議で他社とともに申請を取り下げ、「オール栃木」体制での開局に進みました。この経緯から、栃木県・栃木県市長会・栃木県町村会の3社で34%の株式を保有し、県域紙の下野新聞社が大株主となっています。既存メディアが大株主として存在しない点が、珍しい経営形態です。
2008年4月から2015年3月まで使用されたロゴや沿革として、1997年5月14日に設立され、1999年4月1日に栃木県内の県域民放テレビ局として開局しました。2005年12月1日に地上デジタル放送を開始し、2011年7月24日に地上デジタル放送に完全移行しました。栃木放送とは番組制作面で提携関係があり、2011年12月には栃木放送を子会社化しました。
お笑い芸人のU字工事は、キー局の番組や漫才で栃木県やとちぎテレビを話題にし、「とちぎテレビと栃木県を盛り上げてくれた」として表彰を受けました。商号は株式会社とちぎテレビ、本社は栃木県宇都宮市昭和二丁目2番2号にあり、東京支社は東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号に位置しています。
沿革として、2004年6月30日には電気系統の故障で約2時間半の放送中断事故が発生し、総務省から指導を受けました。2006年12月には地上デジタル放送 矢板局が開局し、2008年4月1日にワンセグの本放送を開始しました。2011年2月21日からはスタジオがハイビジョン化され、ニュースもハイビジョンで放送されるようになりました。
ネットワークの移り変わりとして、1999年4月1日にテレビ神奈川や千葉テレビ放送などとともに番組を編成し、独立放送局として開局しました。2011年6月1日には群馬テレビ、テレビ埼玉、千葉テレビ放送、テレビ神奈川と「5いっしょ3ちゃんねる」を結成しました。2017年4月3日にはTOKYO MXから生放送の帯番組『5時に夢中!』の同時ネットを開始しました。
情報カメラの設置ポイントとしては、宇都宮市や足利市、奥日光・明智平、栃木県営那須野が原公園にカメラが設置されています。マスコットキャラクターとしては、やなせたかしがデザインした「てれすけ」や、一葵さやかがデザインした美少女キャラクター「まろに☆えーる」が活動しています。
2005年12月1日に地上デジタル放送が開局しましたが、当初はハイビジョン対応機材が不十分で、4:3のアップコンバート放送でした。2011年2月21日からスタジオがハイビジョン化され、ほとんどの番組がハイビジョン放送に切り替わりました。2010年4月にはCMもハイビジョンに対応し、局のデジタル化推進のキャッチフレーズ「ひろが~る ひろげ~る デジタ~ル」が広まりました。
また、2011年2月21日からウォーターマークの表示を開始し、現在ではワンセグでも表示されるようになっています。チャンネルは031、032、033の3つがあり、2011年7月4日から8日には初のマルチ編成を実施しました。