大塚富夫

大塚富夫アナウンサーは、IBC岩手放送に所属する東京都出身の男性アナウンサーである。出演番組には「大塚富夫のタウン」、「岩手・大分ホットライン」、「IBC TOP40」、「IBCラジオ・チャリティ・ミュージックソンスペシャル ふるさとは負けない!」、「高校生童話大賞」などが含まれる。大塚アナウンサーの生育地は東京都板橋区および埼玉県川越市であり、学歴としては東洋大学経営学部を卒業している。
大塚富夫アナウンサーは1973年にIBC岩手放送に入社し、同期には河辺邦博や後に「IBC TOP40」でコンビを組む千輝順子がいる。入社後は、アナウンサーとしてのキャリアを積み、「IBC TOP40」のパーソナリティとして県内での人気を博した。その活動の中で、「お富」や「ポップ大塚」といった異名を取ることとなった。
大塚アナウンサーは、トーク番組を中心に活動し、特に近年は朗読に力を入れている。彼は「IBCラジオ文庫」などの番組に出演し、県内各地で催される朗読会にも頻繁に参加している。朗読活動に対する情熱は深く、アナウンサー業務の他にも、朗読の普及に貢献している。
「IBCラジオ・チャリティ・ミュージックソン」では、1978年の第1回から2009年の第32回までメインパーソナリティーを担当していた。長らくIBC本社ロビースタジオで司会をしていたが、2005年の第28回放送分では、初めて本社を離れて「通りゃんせ号」2号車にあんべ光俊と共に乗り、一関市から盛岡市まで練り歩きつつ募金を呼びかける形で放送を行った。2007年には病気治療のため初めて番組の表舞台を離れたが、2008年2月より本格的に復帰した。2010年の第33回以降はメインパーソナリティーの座を菊池幸見に譲り、自らは各地からの中継を行う形で番組に携わっている。
2007年12月22日の放送内で、自らが甲状腺がんであることを告白した。この告白は多くのリスナーに驚きを与えたが、その後治療を受け、2008年2月からは本格的に復帰している。病気から回復した後も、アナウンサーとしての活動を続けている。
定年退職後も嘱託職として在籍し、現役最年長アナウンサーとして活動を続けている。アナウンス部長や報道局次長兼アナウンス部長としても活躍していたが、2009年7月31日をもって退任し、その後は嘱託職としての活動が続けられている。
受賞歴としては、第24回（1998年度）アノンシスト賞テレビＣＭ部門で最優秀賞を受賞しており（岩手畜産流通センターのCMでの功績）、また第27回（2001年度）および第30回（2004年度）アノンシスト賞ラジオ・読みナレーション部門で、吉田瑞穂アナウンサーと共に優秀賞を受賞している。
趣味や特技には絵葉書作り、カラオケがあり、好きな食べ物には焼肉、お茶漬け、麺類が含まれる。映画では「サウンドオブミュージック」、八甲田山、砂の器などが好きで、アクション映画のダイハードや007シリーズも好んで観る。読書に関しては、内海隆一郎、高橋克彦、浅田次郎、重松清、北村薫、清水義範などの短編小説やエッセイを愛読している。
大塚富夫アナウンサーの家での過ごし方は、寝て、食べて、読んで、観るというシンプルなもので、年齢は70歳代と見られる。身長は平均前後と考えられ、結婚に関する情報は不明である。
大塚富夫アナウンサーは、その長いキャリアと多彩な活動を通じて、IBC岩手放送の中で重要な役割を果たしてきた。彼の多くの受賞歴や活動は、アナウンサーとしての実力と多方面にわたる興味を反映している。