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TVh テレビ北海道
株式会社テレビ北海道（略称：TVh）は、北海道を対象にテレビ放送を行う特定地上基幹放送事業者であり、1989年10月1日に開局しました。TVhはTXN系列に属するテレビ局として、北海道で最後に設立された民放テレビ局です。独特の特徴として、東北・北海道地区で唯一、中日新聞社との資本関係が存在します。TVhのコールサインはJOHI-DTVで、リモコンキーIDはキー局であるテレビ東京と同じ「7」です。
本社は札幌市中央区にあり、東京、大阪、福岡に支社・支局を構えています。しかし、道内においては札幌以外に拠点を持っておらず、以前存在した旭川市や函館市の支局、釧路市の取材拠点は廃止されました。
TVhの系列新聞は日本経済新聞と北海道新聞（道新）および道新スポーツですが、道新スポーツは2022年11月30日に休刊しました。正式な略称は「TVh」（小文字）ですが、新聞や雑誌の番組表などでは「TVH」（大文字）も使われることがあります。イベントとしては、不定期にフリーマーケットイベント『GOLDENマーケット』を開催し、毎年冬にはTVh杯ジャンプ大会を協賛しています。2011年にデジタル放送に完全移行してから北海道全域をカバーするようになりました。
TVhは、独自の動画配信サービスを展開していない唯一の在札民放テレビ局です。しかし、2019年には日本民間放送連盟賞の技術部門で「マスター運行支援システムの開発」が優秀賞を受賞し、2023年には「バーチャルマスターオペレーター」（VMO）が同賞の技術部門で最優秀賞を受賞しました。「VMO」を用いたリモート監視の実証実験も行われ、2024年には全国の放送局向けに「VMO」によるマスター業務の効率化サービスの提案を開始しました。
自社制作番組の制作率は、開局当初は数％程度でしたが、1999年には10％に達しました。しかし、その後は縮小し、現在は30分以内の放送枠が中心となっています。放送される番組は、系列局制作番組や外部制作番組、再放送が多くを占めています。また、北海道における独立局アニメの受け皿としても機能していましたが、現在は断続的に放送される程度となっています。
終夜放送はあまり行われておらず、深夜は放送を休止することが多いです。年末年始にはテレビ東京が制作する特別番組をネット受けして終夜放送を行っています。東日本大震災発生以降は、「東日本大震災TXN災害募金」に関する告知テロップを常時表示していました。2020年から2021年にかけては道内民放局で唯一マルチチャンネル放送を実施していました。
取材は自社だけでなく、外部番組制作プロダクションにも協力を仰いで実施しています。キャッチコピーは開局当初から「大地に初恋」など様々なものが使用されてきました。近年では「目立つより、光れ。」というキャッチコピーが使用されています。
マスコットキャラクターは時期によって変わり、現在はらっぴぃが使用されています。資本構成は、日本経済新聞社が最大の株主であり、伊藤組土建や北海道新聞社なども出資しています。TVhの沿革には、1985年のチャンネルプランの割り当てから始まり、数多くの重要な出来事が含まれています。
TVhは、北海道内の各地域に中継局を設置しており、リモコンキーIDは「7」です。これにより、広い地域での視聴が可能となっています。
