山田理

山田理アナウンサーは、IAT岩手朝日テレビに所属する岩手県出身の男性アナウンサーである。岩手県盛岡市に生まれ、学歴としては岩手県立盛岡第四高等学校を卒業後、青森公立大学法学部に進学した。大学卒業後は青森ケーブルテレビに勤務し、2005年9月1日に岩手朝日テレビに入社した。
アナウンサーとしてのキャリアをスタートさせた山田理アナウンサーは、岩手朝日テレビで「IATスーパーJチャンネル」「笑点」「夏の高校野球岩手大会実況中継」「高校野球」「うまDOKI」など、様々な番組に出演している。特に高校野球中継においては、その情熱と専門性を発揮し、地元のスポーツファンに愛される存在である。
山田理アナウンサーの趣味には高校野球観戦、ゴルフ、筋トレがあり、好きな食べ物は麺類全般である。また、尊敬する人物には古舘伊知郎を挙げており、その影響を受けながら自身のアナウンサーとしてのスタイルを築いている。特技には声帯模写があり、これもまた彼の個性を際立たせる要素となっている。
山田理アナウンサーの年齢は40歳代と見られ、身長は平均前後と推測される。結婚についての情報は不明であるが、プライベートでは好物として麺類とビールを挙げ、好きな言葉には「真理」がある。この言葉は名前の由来にもなっており、彼の人生観や価値観を反映している。
2011年3月11日に発生した東日本大震災（東北地方太平洋沖地震）では、山田理アナウンサーは報道特別番組の中継において、津波到達の予想時刻が表示される画面を見て思わず怒鳴り声を上げた。デスクを叩きながら「何でここでその状況を伝えてるんですか! 今来てますよ、今来てますよ、津波が! 今到達してるよ、テレビ朝日!!」と訴えた。この行動は当時の緊迫した状況を示しており、その後、冷静に無人カメラを限界までズームアップさせて「今すぐ避難を始めてください」と呼び掛けた。
この様子は全国放送された『ANN報道特別番組～つながろう、ニッポン～』で取り上げられ、同年のANNアナウンサー賞で大賞を受賞するなど、高い評価を得た。この一連の出来事について山田理アナウンサーは、「正直驚きました。実は放送中の記憶があまりないんです。とにかく必死で。特番のVTRを見て、言葉を失いました。」と振り返り、当時の自身の行動について謝罪の意を表した。しかし、この行動は彼がいかにその場の状況に真剣に向き合っていたかを示しており、報道の責任感を強く感じさせるエピソードとなっている。
アナウンサーとしての活動の傍ら、山田理アナウンサーは2015年4月1日にアナウンサー業務から離れ、2020年には営業職に就いていた。しかし、2021年には営業職の傍ら高校野球中継の実況を担当し、その後同年10月にはアナウンサーに再配属され、6年半ぶりに『スーパーJチャンネルいわて』に復帰した。これにより、再びアナウンサーとしてのキャリアを再開し、多くの視聴者に親しまれている。
山田理アナウンサーの出没スポットには盛岡駅周辺があり、地域に密着した活動を行っている。好きなテレビ番組には「報道ステーション」と「アメトーーク!」があり、これらの番組からも影響を受けていると思われる。また、好きなスポーツには野球、サッカー、バスケ、ゴルフがあり、これらのスポーツに関する知識や情熱が、アナウンサー業務にも反映されている。
このように、山田理アナウンサーは岩手県の地元局に深く根ざし、アナウンサーとしての専門性を発揮しながら、地域貢献や社会的な責任を果たしている。その情熱や信念は、視聴者やリスナーに強く伝わり、長年にわたって多くのファンから支持され続けている。