タイトル | 木曜ドラマ劇場「Dr.DMAT(ドクターディーマット)」 |
初回 / 最終回 | 2014年1月9日 / 2014年3月 |
放送局 / 時間 | TBSテレビ系列局 / 木曜日 21:00 |
原作 | 高野洋、菊地昭夫「Dr.DMAT〜瓦礫の下のヒポクラテス〜」 |
脚本 | 穴吹一朗、吉澤智子 |
音楽 | 末廣健一郎 |
演出 | 倉貫健二郎、松田礼人、堀英樹 |
主題歌 | 関ジャニ∞「ひびき」(テイチクエンタテインメント) |
企画 | 石丸彰彦 |
プロデューサー | 加藤章一(ドリマックス) |
プロデューサー補 | 森嶋正也 |
製作著作 | ドリマックス、TBS |
1月 / 第1話・第2話・第3話・第4話
2月 / 第5話・第6話・第7話・第8話
3月 / 第9話・第10話(最終回未定)
災害医療のスペシャリスト達の組織「DMAT」(ディーマット)の活躍を描く。
東京・有栖川総合病院の総合心療内科医師である八雲響(大倉忠義)が主人公。
響は有能だが、心に闇を抱える。患者の対処にも積極的でなく、幼馴染の看護師・吉岡凛(加藤あい)から「何のために医者をやっているの」と聞かれ、「金と居場所のため」と断言する。
そんな響には、響曰く「自分の医療ミスのせい」で意識を取り戻すことなく眠り続ける八雲春子(瀧本美織)という愛する妹がいた。春子も有栖川総合病院に入院しており、響は眠リ続ける春子のまえでだけは穏やかな表情を見せるのだった。
ある日、響は院長・伊勢崎勝一(國村隼)から、災害派遣医療チーム「DMAT」の隊員になるように命じられる。響は春子にしてしまった医療ミスから、命の救済に直接関わる機会が多い災害派遣に難色を示すが、過去を引きずるその姿勢を伊勢崎院長にたしなめられる。
響がDMATに加入した夜、東京の首都高速道路のトンネル内で高速バスを含む多重追突事故が発生。現場に到着すると、「助けて・・・」と医師の処置を待つケガ人であふれていた。
響は1年前、工事現場で事故に遭った春子を助けられなかった時の光景がフラッシュバックし、手が震えてしまう。あの時、春子は他の患者を助けるように「行ってあげて・・・!」と響に促し、響がそこを離れると容態が急変して植物状態になってしまったのだ。
その時、響は恐れていた選択を迫られる。重症患者の2人の内、救急車で運べるのは1人だけだという・・・。
看護師長・長谷川久美子(麻生祐未)から「先生の判断が答えになる」と言われた響は、ある判断を導き出す。「2人の血液検査をしてほしい」と言うのだ。
ハイパーレスキューの第一小隊長・桜庭周作(石黒賢)は一刻も早い選択を急かすが、響は周囲の人間がハッとするほどに語気を強め、「俺の仕事を邪魔するなと言ってるんです!」と言い返す。
血液検査の結果を見た響は、片方の患者・宮本考一(岡本光太郎)が低血糖症候群だと確信。宮本にブドウ糖液の静脈注射をさせ、もう片方の永井武司(三又又三)を救急車で運ばせ、2人の命を救う。
(第1話「今そこにある危機!! 首都直下型巨大地震へ災害医療の現実と涙…青年の戦いが始まる」の結末まで~Dr.DMA あらすじ・ネタバレ~)
凛が渋谷・雑居ビル4階のひまわり保育園に姉の息子・翼(髙橋來)を迎えに来たところ、思わぬ火災に巻き込まれる。
1階のスナックの伸江(竹内都子)が焼身自殺を図り、経営する店内で火を放ったのだ。
凛が爆発音を聞いた時には既に遅く、非常階段でも下には降りられない状況に。やむをえず、凛は園児たちを屋上に避難させる。
響が伊勢崎院長に「DMATを辞退したい」と申し込んでいると、ビル火災の通報が入り、響は現場へ急行する。
すると、そこに一人の子供が助けだされてくる。凛の甥っ子の翼だ。「凛ちゃんが・・・」、響は翼の悲痛な声から、燃え盛る雑居ビル内に凛が取り残されていることを知る。
その時、放火した張本人・伸江が危険な状態に陥る。群衆から「そんな奴、助けなくていい!」という野次が飛ぶ中、響はその場にあった道具だけを使ったオリジナルの即興医学で伸江を救う。
凛はハイパーレスキュー隊が助けてくれる・・・、自分に言い聞かせるように翼を励ます響だったが、そこに巨大な爆発音が轟き、さらに事態は緊迫する。
響は凛との電話で、3階の理髪店に凛と他にも要救助者がいることを知る。そこにハイパーレスキュー隊が突入するが、一度では全員を救助できない。
その時、凛は心筋梗塞を起こした店主・川谷茂(久保晶)の心臓マッサージにあたっていたが、川谷は心肺停止となり、絶望的な状況に・・・。客の小島真(増田修一朗)は一酸化炭素中毒で意識混濁に陥り、凛も同じ症状で意識不明の状態で見つかる。
響は誰を最初に運ぶかと選択を迫られ、涙をこらえながら意識レベルが高い方の小島を選択する。
凛はハイパーレスキューの第一小隊長・桜庭によって速やかに救出され、幸いにも病院で意識を取り戻す。しかし、凛を助ける選択肢を選ばなかったことが響の心に暗い影を落としていて・・・。
(第2話「愛すべき人の死」の結末まで~Dr.DMA あらすじ・ネタバレ~)
凛がDMATに加入すると聞き、驚く響。
そんな中、「天才パティシエ」と評判の柏木亮(中村俊介)が響のもとを訪ねてくる。
3年前、柏木は初期の舌癌だったのを研修医だった響に見つけてもらった過去があり、響に絶大な恩義を感じているのだ。柏木は青山の中古ビルにカフェをオープンさせることになったという。
軽い挨拶のあと、柏木は一人でビルを訪れるが、エレベーター事故でヒザ下を挟まれてしまう。
故障したエレベーターを取り除くには90分はかかる。だが、肋骨骨折をしたことで血気胸などが見られ、命を救うには一刻も早く足を切断しなければならない。それは経験豊富な外科医でも困難な手術だが・・・。
やがて柏木に意識混濁が見られるようになり、柏木は「八雲先生を呼んでください・・・」と響に呼び続ける。響は3年前、舌癌から助けた時のように白衣姿になり、笑顔で柏木を励ます。
柏木は一瞬、意識を取り戻したかに思えたが、そのまま息を引き取ってしまう。
柏木を助けられなかったことで自責の念に駆られる響。伊勢崎院長は響をオープンされるはずだった柏木の店に連れて行き、柏木の妻が響の最善の努力に感謝していたと話す。
伊勢崎院長は、ミスのたびに逃げ出したくなる響を「百戦全勝でもする気か!悔しかったら手でも足でも切断できるように努力しろ!命のために技術を学べ・・・!」と奮い立たせ、泣き腫らした響は心を入れ替える。
翌日、響のまえに伊勢崎院長の娘で脳外科医の伊勢崎紅美(市川実日子)が現れる。
(第3話「絶体絶命の決断」の結末まで~Dr.DMA あらすじ・ネタバレ~)