『聖母聖美物語』は終了いたしました。
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新ドラマ『碧の海~LONG SUMMER~』につづく
タイトル | 東海テレビ・昼ドラ「聖母聖美物語」 |
初回 / 最終回 | 2014年3月31日 / 6月27日(全64回) |
放送局 / 時間 | フジテレビ系列局 / 月曜日~金曜日 13:30 |
制作著作 / 制作 | TSP / 東海テレビ |
プロデュース | 西本淳一(東海テレビ)、中頭千廣(TSP)、神戸將光(TSP)、齋藤頼照(TSP) |
原作・脚本 | いずみ玲 |
演出 | 西本淳一、藤木靖之、吉田使憲 |
音楽 | 辻陽 |
主題歌 | ハルカハミングバード「炎の花」 |
1989年4月。
森尾聖美(東風万智子)が病院長の柳沢繁郎(原田龍二)と結婚式を挙げていたところ、聖美の母・森尾佳代子(山本みどり)が死亡したという一報が飛び込む。
佳代子は首を吊った状態で発見されており、通報者は若い女性で、氏名は名乗らなかったという。
聖美はある日の佳代子の言葉を思い出す。
「あんた間違いなく不幸になるよ」
実は佳代子はこの結婚に反対していたのだった。
(聖母聖美物語 第1話の結末まで~あらすじ・ネタバレ~/今週からのキャスト:東風万智子(柳沢聖美)、原田龍二(柳沢繁郎)、三輪ひとみ(森尾愛美)、金子昇(柳沢弘明)、魏涼子(辻井瑞穂)、山本みどり(森尾佳代子)、大硲真陽(森尾峻)、筒井巧(結婚式場の係員)、坂口進也(披露宴の司会者)、大門裕明(刑事)、松崎しげる(歌手)、丘みつ子(柳沢波津子)、風間トオル(星川真輔))
柳沢家に嫁入りした聖美は、厳格な義母・柳沢波津子(丘みつ子)から、結婚式の日に不幸があったことを疫病神のようになじられ、肩身の狭い思いをする。
かつての上司、星川法律事務所の星川真輔(風間トオル)が聖美を訪ねてくるが、今は柳沢家のことで頭がいっぱい。
そんな聖美に、波津子は「一年以内に繁郎との子供を妊娠しなさい」と要求する。波津子は柳沢家の跡取りが欲しいのだ。もしも無理ならば離婚しろという。
聖美は依然として柳沢家の生活に戸惑いっぱなし。
能楽に精通している波津子から「妊娠しやすい」という謡を叩きこまれたかと思えば、朝方はなんとも不思議な光景を目にすることになる。
能楽を愛する波津子は、繁郎が院長を務める病院はある種の「能舞台」という考えの持ち主であり、繁郎が出かける際には「お幕」と言わせることを習慣づけているのだ。
繁郎が「お幕(おまーく)」と発声すると、波津子は揚げ幕を開幕し、繁郎がのっそのっそと出かけていく。
聖美はその光景を毎朝、目にするようになる。
聖美は佳代子の死をきっかけに、20年以上も音信不通だった妹・森尾愛美(三輪ひとみ)の住所を知ることになる。
聖美がそのアパートを訪ねたところ、留守番をしていた一人息子・森尾峻(大硲真陽)が腹痛で苦しんでいるのを発見する。
聖美は峻を病院に搬送し、峻は事なきを得るが、そこに事情を知った波津子があらわれる。聖美の妹の存在など知らなかった波津子は般若の形相だ。聖美は弁明する。
「父が工場の事故で亡くなって、母は心臓が弱くて病気がち。民生委員さんが妹だけは施設に預けた方がいいと言って、2歳の妹を施設に預けることになったんです。それが、妹は中学生の時に施設を飛び出してそれっきり・・・」
すると、そこへ愛美が峻を連れ戻しに駆けつけ、聖美は愛美と幼少以来の再会をする。突然、愛美は憎悪を込めた平手打ちを聖美にくらわせる。
愛美の話から、佳代子の死の第一発見者が愛美だったことが明らかになる。
(聖母聖美物語 第3話の結末まで~あらすじ・ネタバレ~/今週からのキャスト:山田夏子(看護婦)、あべこ(看護婦)、出水杏奈(看護婦)、齋藤さくら(星川結花)、大原康裕(レディスクリニック医師)、古山憲太郎(諏訪公一)、佐藤康恵(塩谷百合子)、河内ひより(幼い聖美)、米谷澪(幼い愛美)、松山愛佳(レディスクリニック看護婦))
「一年以内に繁郎との子供を妊娠しなさい」という波津子の言いつけを守るために、懸命に子作りに励んでいた聖美と繁郎。
だが、聖美が卵管閉塞で子宮内膜症の症状もみられ、妊娠が困難な身体であることが発覚する。
聖美は、繁郎の弟で産婦人科の柳沢弘明(金子昇)のもと、体外受精に妊娠の望みをつなげることに決める。
柳沢家には愛美が出入りするようになり、母親に頼って生きてきた繁郎を「ウジ虫!」などとからかい、繁郎は悔しさから自分のワインセラーに閉じこもり、ワインを飲んで泥酔する。
愛美という女がこれまた図太い神経の持ち主で、そんな騒動の翌日にもかかわらず、柳沢家にやってきて軽く詫びを入れると、峻の面倒をみてほしいと言い出す。
波津子は愛美のことは嫌うが、峻については実の孫のように可愛がりだす。
そんな中、看護婦長の辻井瑞穂(魏涼子)が血相を変えて波津子のもとに吉報を持って来る。
聖美の2度目の体外受精の結果、見事、着床したというのだ。
(聖母聖美物語 第7話の結末まで~あらすじ・ネタバレ~/今週からのキャスト:丹羽絵里香(中学生の聖美)、笹原尚季(小学生の繁郎)、芝本麟太郎(小学生の弘明)、内田帆波(ワインの女))
聖美の妊娠がわかり、波津子は上機嫌に。
弘明が体外受精をサポートする大役を担ったことで、家族の中で弘明の株が上がる。
だが、染色体に異常があったのか、聖美は早期流産してしまう。波津子はぬか喜びさせられたことで弘明への当たりが強くなる。
1990年1月、聖美は不妊治療を続ける中、ナースの塩谷百合子(佐藤康恵)から「子供がいなくても幸せな人生は送れる」と慰められる。妹の愛美も同じ励ましをしてくれたことで、聖美は勇気づけられるが、やはり家族の期待に応えられていない状況は聖美を苦悩させていた。
そんな中、繁郎が「峻くんを養子に迎えたらどうか」と思いもよらない提案をする。
それに対し、波津子は能楽の狂女物の話を説き、親子を引き離すべきではないとして「あなたには父親になる資格はない!」と繁郎をたしなめる。
改心した繁郎は再び不妊治療に前向きになる。繁郎は聖美とともに、聖美の亡き母・佳代子の墓参りに行き、「聖美を守ってやってください」と墓前で頭を下げる。聖美は厳しい波津子が、本心では自分の不妊治療を誰よりも心から応援してくれていることを知り、感涙する。
1990年7月、家族の思いが届いたのか、聖美が妊娠する。波津子たちも「今度こそは跡取りを」と全力でサポートする。
そうして月日が流れたある日、平穏な柳沢家にチンピラ風の男が現れる。男は愛美の内縁の夫だったらしく・・・。
(聖母聖美物語 第10話の結末まで~あらすじ・ネタバレ~/今週からのキャスト:斉藤陽一郎(藪野良次))
1991年4月、柳沢家にチンピラ風の男・藪野良次(斉藤陽一郎)が現れる。
藪野は峻(大硲真陽)の父親で、2人を強引に連れて帰ろうとする。
ナイフをちらつかせる藪野に柳沢家は緊迫するが、聖美の勇気ある行動のおかげで藪野は退散する。
だが、そのトラブルのショックから、聖美は流産の危機に陥る。
聖美は柳沢病院の手術室に搬送される。弘明が帝王切開をするためにメスを握ることに。
出産後、産まれてきた男の子が一時的な仮死状態になるが、弘明が冷静に蘇生措置をしてくれたおかげで男の子は元気な産声を上げる。帝王切開により誕生した子は新生児一過性過呼吸に陥りやすいため、保育器でしばらく様子を見ることになる。
数日後、聖美がようやく我が子を抱くことができたその日、波津子の提案で男の子には「陽(あきら)」と命名される。
一方、愛美のもとには、たびたび藪野が押しかけるようになっていた。愛美は身の危険を感じ、峻とともに行方をくらます。
(聖母聖美物語 第11話の結末まで~あらすじ・ネタバレ~/今週からのキャスト:平林智志(柳沢陽)、剣持直明(林田康正)、大友悠聖(赤ちゃん)、菊池裕子、加藤藍子)
1998年4月、小学一年生になった陽(平林智志)が小児急性骨髄性白血病(AML)であることが発覚する。陽には白血病のことは伝えずに入院させる。
白血病を治すために家族がドナー検査を受けたところ、なんと、弘明だけが骨髄移植が可能であることがわかる。
柳沢家はこの思わぬ幸運にわき立つ。弘明を囲んで食事会が開かれるが、翌日、弘明が性感染症を告白。リスクがあるために骨髄移植の予定が白紙になる。
波津子は怒り狂う。聖美たちの目の前で、亡き夫・毅一郎の愛人の子だった弘明について「今後も家族とは認めない」と断言する。
聖美は愛美がくれた一通のハガキから、愛美のアパート「三港荘」を訪ねる。骨髄移植が可能か、検査を受けてもらうためだ。
聖美は中学生になった峻(谷藤力紀)と再会し、チンピラの藪野と愛美が3年前に復縁したことを知る。藪野は働かず、愛美に暴力をふるうのだという。聖美は、愛情に飢えるあまりに藪野との関係を切れない愛美を歯がゆく思う。
そんな中、愛美が藪野を自宅で刺殺してしまう。たまたま聖美が三港荘を訪ねたところ、ハサミを手に持ち、呆然とする愛美の姿があった。
愛美は殺人容疑で逮捕される。藪野の暴力に抵抗して起こした事件。正当防衛が認められるかどうかが事件の焦点だが、果たして?
一方、裁判を控えて愛美の血液検査が特別に許可されるが、愛美も峻も、陽の骨髄移植には不適合だとわかる。
だが、聖美は諦めない。「骨髄移植の適合率が最も高いのは、兄弟か姉妹。私と愛美のHLA型が一致」、そこから導き出した聖美の考えは・・・。
(聖母聖美物語 第15話の結末まで~あらすじ・ネタバレ~/今週からのキャスト:谷藤力紀(森尾峻)、篠塚勝(柳沢毅一郎)、佐野元哉(刑事A)、岡田謙(刑事B)、有坂亜里紗)
聖美は、陽の骨髄移植の望みをかけ、HLA型が一致する愛美に繁郎との子を生んでもらおうと思案する。「ドナーベビー」だ。
1998年11月、愛美に無罪判決が下る。星川弁護士のおかげである。聖美が証言台に立ち、裁判の行方を決める陳述をしてくれたことも功を奏した。愛美は感謝し、「姉さんのためだったら、何だってする」と約束する。
一方、陽が白血病だと気づいてしまったことで、柳沢家に動揺が広がる。
聖美はドナーベビーを産んでもらいたいと繁郎と聖美に打ち明ける。「姉さんのためだったら、何でもするって言ったよね。子宮を貸してほしい」という聖美に、狂気を感じる2人。愛美は自分がドナーベビーを出産するというこの「プロジェクト」に気が乗らないが・・・。
だが、弘明から「兄さんとの子を次期跡取りとして育て、柳沢家を乗っ取ればいい」とそそのかされると、愛美にも新たな思惑が芽生える。
突然、愛美がドナーベビーの件を引き受けても良いと言い出す。その心境の変化に疑問を抱きつつも、気が焦る聖美は、愛美に繁郎を誘惑するように仕向ける。
その日の夜、愛美と繁郎はドナーベビーのための交配とはいえ、禁断の関係になってしまう。聖美は平静を装うが、心は激しく荒れていた。
(聖母聖美物語 第22話の結末まで~あらすじ・ネタバレ~/今週からのキャスト:神農直隆(検察官)、加藤満(裁判長))