枠 | 土曜プレミアム (トリビアの泉スペシャル) |
タイトル | 警護官 内田晋三 |
ふりがな | けいごかん うちだしんぞう |
放送日時 | 2007年1月27日 (土) 21:00 |
制作著作 | フジテレビ |
放送局 | フジテレビ系列局 |
製作 | 亀山千広 |
プロデュース | 古郡真也 |
脚本 | 君塚良一 |
演出 | 本広克行 |
音楽 | 松本晃彦 |
土曜プレミアム 「トリビアの泉~素晴らしきムダ知識~スペシャル」 のコーナー 「トリビアの種」 内の作品。
「踊る大捜査線のスピンオフドラマ作品で創ることができるキャラクターの限界」 を探るトリビアの種で紹介。
内田晋三 (高橋克実) は警察庁の警備局に勤務する警備官。
「踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル」 に出演したキャラクター。
(1997年12月30日放送 出演:織田裕二、深津絵里、稲垣吾郎、広末涼子、柳葉敏郎 ほか)
2004年12月24日のクリスマスイブ。
午後5時30分頃、爆弾魔が都内地下鉄を占拠した。
その頃、国会議事堂を霞ヶ関方面に走る一台の公用車があった。車内には大臣が乗車中だ。
大臣は午後7時から新宿にてクリスマスコンサートの観覧が予定されていたが、事件の影響を考慮した結果、護衛していた内田 (高橋克実) の判断によってコンサートの出席はキャンセルという結論に至った。
しかし、周辺道路は大渋滞のため、車は身動きがとれない。苛立つ大臣秘書 (志賀廣太郎) 。
その時だ。一台の車から助けを求める声が。内田が駆けつけると、その車内の助手席で出産間近の妊婦が苦しんでいる。今にも産まれそうな危険な状況だが、車は動けない。さあどうする?
すると、その時、幸運にもようやく一台の車がUターンするスペースができたという報告が飛び込む。内田は大臣ではなく、妊婦の車を優先して行かせることにした。
「我々は後回しですか? 君は大臣の警護官だろ」
と、秘書。内田は答えた。
「私は地位や名誉とは関係なく、平等に人を警護いたします。それが私の仕事です」
きっぱりと胸を張って答える内田。そんな内田に大臣 (荒俣宏) も好意的だ。
「いい子が生まれるといいね。名前は “きよし” がいいよ」
「ですよね。クリスマスですもんね」
内田に見送られ、大臣の公用車は出発した。内田の警護官人生は続く……。