『まれ』あらすじ ネタバレ

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『まれ』あらすじ ネタバレ

まれ

タイトルNHK 連続テレビ小説(朝ドラ 92作目)「まれ」
初回 / 最終回2015年3月30日 / 2014年9月26日(全26週・全156回)
放送局 / 時間NHK総合 / 月曜日~土曜日 8:00 ほか・再放送あり
制作統括高橋練
プロデューサー長谷知
演出渡辺一貴、一木正恵、西村武五郎
原作・原案なし
脚本篠崎絵里子
音楽澤野弘之
主題歌「希空~まれぞら~」
語り戸田恵子
ロケ地石川県輪島市、珠洲市ほか
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『まれ』最終回までのあらすじ・ネタバレ・結末

3月 / 1週
4月 / 2週・3週・4週・5週
5月 / 6週・7週・8週・9週
6月 / 10週・11週・12週・13週・14週
7月 / 15週・16週・17週・18週
8月 / 19週・20週・21週・22週・23週
9月 / 24週・25週・26週(最終週・最終回)


キャスト紹介

津村希(土屋太鳳) ・・・ ヒロイン。パティシエになる将来をひそかに夢見る。
津村徹(大泉洋) ・・・ 希の父。ダメ亭主。
津村藍子(常盤貴子) ・・・ 希の母。しっかり者。
ほか

第1週
まれのはじまり

 1983年8月10日、東京。
 ある貧乏な夫婦のもとに一人の女の子が生まれた。
 名前は「希(まれ)」。
 父・津村徹(大泉洋)と母・藍子(常盤貴子)のもと、女の子はすくすく育った。

 1994年、津村希(松本来夢)は10歳になった。
 その日、小学校では「将来の夢」を発表する授業がおこなわれていた。
 生徒たちが「Jリーガー」「保母さん」「芸能人」になりたいと発表する中、いよいよ希が作文を発表する順番がまわってくる。しかし・・・、
「私は夢が大嫌いです。当てにならない夢は家族を不幸にするだけです。人間は夢なんか見ないで、地道に真面目に安全に。公務員になって定年まで無事に働きたいです。人生は地道にコツコツです」
 希望の希をとって命名されたはずなのに、希は、夢が何より嫌いな少女に成長していた。

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能登半島の外浦村

 1994年、夏。
 父・徹が事業に失敗し、自己破産。
 希は両親と弟・一徹(杉園啓仁)の4人で、夜逃げ同然に外浦村(そとらむら)に引っ越してきた。石川県の能登半島にある輪島市から車で30分ほどの小さな漁村である。
 だが、そこで大問題発生。借りる予定だった家が、急遽、借りられなくなってしまう。
「お願いします!住むとこなかったら困るんです。東京に戻っても行くとこないし、よそに行くお金もないし、お願いします!」
 希は村民の桶作文(田中裕子)に懇願する。

 希の熱意が通じたのか、希たちは桶作家に住ませてもらえることになった。
 文は夫の桶作元治(田中泯)とともに、塩田を営んでいる。
 この夫婦との出会いが希の運命を大きく変える事になるとは、この頃の希は知る由もなかった。
 一方、母・藍子は美容院「サロン はる」の蔵本はる(鈴木砂羽)とその夫・浩一(篠井英介)、やネイリストの小原マキ(中川翔子)、郵便局員の「マコっちゃん」こと寺岡真人(塚地武雅)、その妻・久美(ふせえり)、漁師の「シンちゃん」こと角慎一郎(ガッツ石松)たちから家族について根掘り葉掘り聞かれる。
 浩一曰く、「能登は やさしや 土までも」という有名な言葉があるという。有難いことに、藍子は彼らから野菜や魚などを譲ってもらえることになった。
 ところで、希にも以前は「将来の夢」が確かにあった。ある事がきっかけで、希はその夢から目を背けてしまうのだが・・・。

夢を嫌いになった理由

 希は5歳の誕生日が忘れられずにいる。
 実は、希と父・徹は誕生日が同じ。
 その日、徹は奮発してバースデーケーキを買ってきてくれた。
 せめてものケーキの飾り付けにと、徹がおもちゃ屋で買ってくれた「魔女姫人形」。食べることはできないが、徹の思いやりは、希の心に深く刻まれた。そして、希にとって、ケーキは幸せな家族の象徴になった。
 希は「ケーキを作る人になる」と、その時、初めて将来の夢を胸に抱き、毎日のようにケーキ作りに没頭した。
 しかし、徹は職を転々と変え、幸せな普通の家族はどんどん遠ざかり、希は二度とケーキ作りをしなくなった。
 生活の困窮から、希は将来の夢を見ることが嫌いになったのだ。

11歳の誕生日

 希の11歳の誕生日が近づいたある日。
 父・徹は心を入れ替え、元治に「働かせてください」と直談判し、塩田の作業を手伝わせてもらえることになった。
 慣れない肉体労働に疲労困憊の徹だったが・・・。
 一方、希は外浦村に馴染むために地元の方言である能登弁を学ぶ。
「かわいらしいはいちゃけな。散らかっているはかちゃかちゃやがい。疲れたはちきねえ。めちゃくちゃはわやくそ。カニはがんち・・・」
 その頃、外浦村では長年続いてきた「曳山(やま)」でおなじみの夏祭りを取り止めるという話が浮上していた。
 元治は村役場に行き、紺谷博之(板尾創路)に撤回を求めるが、聞き入れられそうにない。

 一方、希と母・藍子は、桶作家を出て行った息子の存在を知る。文は息子とは自ら連絡を取ることは一切なく、今後も頼るつもりはないという。
 文が言った「自分の生きる場所は自分で守る」という言葉に感銘を受けた希は、「いつも笑っている家族が欲しかったら、自分でみんなを笑わせてみよう」、そんな思いから、たった一人でバースデーケーキを作る。
 だが、せっかく完成したケーキを、泥酔した徹が床に落としてしまい・・・。

夏祭り

 夏祭り開催の賛成・反対を問う村民投票が開票される。
 そこに駆けつけた希。懸命に地元の方言を覚えてきた希の姿に、村民は心を打たれる。
 そして、「外浦村の人間だけで祭りをすることはない」、そんな元治の発言から、後日、よその地区に応援を頼むことで夏祭りは無事に開催される。
 藍子はどうして能登半島を移住の地に選んだのか、その理由を「ダーツで刺さったから」だと打ち明ける。
 父・徹は塩田の肉体労働に疲れ果て、弱音を吐く。そんな父に希は「だけど、私、お父さんのこと好きだよ」と勇気づける。
 家族4人は形が崩れたバースデーケーキを食べて微笑みあう。

 年月が流れ、2001年。
 津村希(土屋太鳳)は17歳になった。実は、この時、父・徹は一人で東京に行ったきり、6年間も帰って来なくなっていた。
 能登半島に移住してきた訳あり一家。希が夢に辿り着けるのはいつの日になるのか?
(まれ 第1週「魔女姫バースデーケーキ」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~/今週からのキャスト:土屋太鳳(津村希)、大泉洋(津村徹)、常盤貴子(津村藍子)、鈴木砂羽(蔵本はる)、篠井英介(蔵本浩一)、塚地武雅(寺岡真人)、ガッツ石松(角慎一郎)、ふせえり(寺岡久美)、板尾創路(紺谷博之)、中川翔子(小原マキ)、松本来夢(津村希)、木村聖哉(津村一徹)、山崎祐馬(紺谷圭太)、愛川あおい(蔵本一子)、水野あやめ(寺岡みのり)、大嶋康太(角洋一郎)、土屋楓(二木高志)、茂野光郎、渡邉このみ、杉園啓仁、田中泯(桶作元治)、田中裕子(桶作文))

第2週
圭太との再会

 2001年の初夏。希は17歳、高校3年生なった。数年前、外浦村は輪島市に合併された。
 この頃、希は登校前と放課後に「輪島朝市」でアルバイトをするのが日課になり、母・藍子や弟・一徹(葉山奨之)ともども、自然と能登弁を喋るようになっていた。
 一番の気がかりは東京に出稼ぎに出たまま帰ってこない父・徹。早くも6年が経とうとしていた。
 卒業後の進路について考えなければならないこの時期、希が思い描く将来の希望は、輪島市役所で働く公務員になることだ。
 そんなある日、希が小学生時代に転校していった同級生・紺谷圭太(山崎賢人)が輪島市に帰ってきて、幼なじみの蔵本一子(清水富美加)寺岡みのり(門脇麦)たちと同じクラスになる。希たちは高校最後の思い出として、夏の輪島大祭で、キリコと灯籠を担いで練り歩く「切子燈籠」に参加しようという話で盛り上がる。

圭太の祖父

 輪島市は日本有数の漆器の町。
 圭太の祖父・弥太郎(中村敦夫)は塗師屋をしており、「輪島塗」のいわば総合プロデューサーである。希は輪島塗の話を聞き、1つの漆器を作るのに3年かかるという「地道にコツコツ」とおこわなれる作業に感銘を受ける。ちなみに、希の居候先の桶作家の元治は、青年の頃から弥太郎と付き合いがあり、文をとりあったことがあるという。
 そんな中、希が輪島塗の職人たちに差し入れしたシュークリームが好評を得る。みのりから「ケーキ職人になったらいいのに」と言われるが、希は堅実に公務員の方がいいという。その時、圭太から「保険ばかしの人生で楽しいか?つまらないヤツやな」と挑発され、2人は喧嘩になる。
 そこに一子が駆けつけてきて、「モデルにスカウトされたから東京に行く」と言い出す。一子は親に反対されることを恐れ、その話を内緒にする。

輪島大祭

 父・徹が輪島市にひょっこり帰ってくる。徹は6年も帰って来なかったことを平謝りする。
 藍子は反省の足りない徹に絶縁宣言をするが、希は徹を見かねておにぎりを握る。希は藍子が徹の帰りを待ち、神社でお祈りしていたことを明かす。
 一方、圭太は先日の喧嘩について希に謝る。丁度その頃、一子の東京行きが両親にバレて大揉めに。夢について語る圭太や、失敗する可能性を感じながらも夢を追おうとする一子の情熱を知った希は、一子の東京行きを応援する姿勢に変わる。
 そして、輪島大祭の日、自分たちが作ったキリコで切子燈籠に参加する希たち。すると、希の中で、ある心境の変化が。そんな中、希は圭太から告白される。
(まれ 第2週「告白シュークリーム」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~/今週からのキャスト:山崎賢人(紺谷圭太)、清水富美加(蔵本一子)、門脇麦(寺岡みのり)、葉山奨之(津村一徹)、渡辺大知(二木高志)、高畑裕太(角洋一郎)、諏訪太朗(マスター)、九内健太(中谷修)、水野直(先生)、田根楽子(川端京子)、塩山誠司(井田和彦)、福田和稔、奥山奈々、諸石建太郎、中村敦夫(紺谷弥太郎)、南千尋、ナガセケイ(勝浦マコト))

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