ドラマ『リア王 王様の心臓』あらすじ キャスト

王様の心臓 ～リア王より～　あらすじ

◆概要
　年商30億円のスーパーの社長・ハジメ (西田敏行) は引退にともなって、自分の財産を3人の娘の誰かに渡すことを決意する。
　しかし、ハジメは明らかに財産目当ての長女 (若村麻由美) と次女 (中島知子) の態度に嫌気がさす。残すは三女 (井上真央) だが、劇団員の三女は財産を受け取ることには関心がない。
　そんな中、ハジメは経営管理を任せていた黒田 (佐野史郎) に裏切られ、社長の座を奪われる。すると、傷心のハジメをさがして三女が駆けつけ……。

　年商30億円のスーパー 「ハジメ屋」 の社長・ハジメ (西田敏行) はある日、狭心症でダウンし、引退することを決意する。ところで、ハジメには3人の娘がいる。長女・ゆり (若村麻由美)、次女・あやめ (中島知子)、三女・さくら (井上真央) の3人である。

　長女・ゆり (若村麻由美) ・・・レストラン経営者。
　次女・あやめ (中島知子) ・・・歯科医・今野 (吹越満) と結婚、子供2人。
　三女・さくら (井上真央) ・・・貧乏劇団員。俊太 (福士誠治) とは劇団員仲間。

「隠居生活はのんびりと暮らしたい」
　そう思ったハジメは、娘たちに 「余生を一緒に暮らしてくれる者にはすべての財産を託す」 と提案したところ、長女・ゆり、次女・あやめが強く興味を示す。ただ、三女・さくらだけは劇団と将来のことを気にかけ、その提案には手を挙げなかった。
　こうして、財産を託す候補が決まった。長女・ゆり、次女・あやめの2人のどちらかである。
　ハジメは様子を見るため、まずは長女・ゆりの様子をみることにした。しかし、ゆりの周囲には男の影がちらつき、レストラン経営の姿勢は散々なもの。さらに、ただでさえハジメが多額の金を出資しているにも関わらず、ごう慢な態度を改めようとしない。その姿勢に激怒したハジメはゆりを見限り、あやめのもとへ向かうことにした。
　ところが、あやめもまた、本心では何を考えているかわからないずる賢い娘。好意的な態度がすべて財産狙いだと知ったハジメは落胆し、途方に暮れる。
　残すは三女・さくらだけだが、さくらは財産争いには参加せず、劇団のことで手一杯。ちょうど、舞台 「リア王」 の準備の真っ最中だった。
　そんな中、ハジメは経営をまかせっきりだった黒田 (佐野史郎) に裏切られる形となり、強制的に社長の座を退くことになってしまう。傷心のハジメがすべての始まり 「ハジメ屋」 1号店で思い出を回想していると、さくらが現れる。なんと、さくらは翌日に大事な舞台初日を控えているにも関わらず、ハジメを心配して行方を捜しまわっていたのだった。そして……。

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