1983年8月10日生まれ、東京都出身、7歳以降は石川県・能登半島で育つ。
父・津村徹(大泉洋)と母・津村藍子(常盤貴子)の間に生まれた津村家の長女。
徹の度重なる事業の失敗などによって、貧乏暮らしを強いられる。ついには自己破産したことをきっかけに、藍子がダーツで決めた能登半島に引っ越すことになる。
夢を追う徹の奔放ぶりを目にしながら育った結果、希望の「希」をとって命名されたはずなのに、夢が何より嫌いな少女に成長してしまう。
将来の夢を書いた作文では、「私は夢が大嫌いです。当てにならない夢は家族を不幸にするだけです。人間は夢なんか見ないで、地道に真面目に安全に。公務員になって定年まで無事に働きたいです。人生は地道にコツコツです」と発表し、教師や同級生を唖然とさせる。
10歳の夏、能登半島の輪島市(旧外浦村)に移住すると、住む予定だった家がキャンセルになり、一家揃って野宿かという大ピンチに。希は塩田農家の桶作文(田中裕子)に住ませて欲しいと懇願し、桶作家に転がり込む。このように苦境を持ち前の情熱で打開する強さがある。
居候先である桶作家の桶作元治(田中泯)や文からは孫のように可愛がられ、自身もふたりのことを実の祖父母のように慕う。弟・津村一徹(葉山奨之)の面倒見も良く、能登半島では暮らしに馴染むために率先して能登弁を習得。結果、輪島市の人々から好かれ、蔵本一子(清水富美加)、寺岡みのり(門脇麦)たちとも親友になり、東京でモデルになりたいという一子の夢を知ると、毛嫌いしていた「夢を追うこと」について初めて真剣に考えるようになる。
恋愛では、小学生時代に転校していった紺谷圭太(山崎賢人)と高校3年生になって再会、同じクラスになることで急接近する。
「地道にコツコツ」をモットーにしていることもあり、塩田作りや、輪島塗の地道な工程を見ると、涙を流すほどの感銘を受ける。
5歳の誕生日に父が購入したバースデーケーキに乗っていた「魔女姫人形」を宝物にしており、実はパティシエ(ケーキ職人)になる夢を持っているが、それでも堅実な公務員になる進路を希望する。
高校卒業後、一時は輪島市役所に就職するが、パティシエになる夢を抱いて横浜へ旅立つ。フランス帰りの名パティシエ・池畑大悟(小日向文世)の洋菓子店「マシェリシュシュ」で厳しい修業に励み、一人前のパティシエを目指して精進する。
横浜では定職に就かない自由人・池畑大輔(柳楽優弥)や、池畑の娘・池畑美南(中村ゆりか)、厳しい先輩パティシエの矢野陶子(柊子)と出会う。
津村希(土屋太鳳) ・・・ ヒロイン。パティシエになる将来をひそかに夢見る。
津村徹(大泉洋) ・・・ 希の父。ダメ亭主。
津村藍子(常盤貴子) ・・・ 希の母。しっかり者。
桶作元治(田中泯) ・・・ 塩作りの職人。
桶作文(田中裕子) ・・・ 元治の妻。
紺谷圭太(山崎賢人) ・・・ 希の恋の相手。輪島塗職人を目指す。
池畑大悟(小日向文世) ・・・ 横浜編。オーナー・パティシエ。
池畑大輔(柳楽優弥) ・・・ 横浜編。池畑の息子。スローライフ。
池畑美南(中村ゆりか) ・・・ 横浜編。池畑の娘。
蔵本一子(清水富美加) ・・・ 希の親友。東京に憧れるモデル志望。
寺岡みのり(門脇麦) ・・・ 希の親友。能登を愛する。
二木高志(渡辺大知) ・・・ 希の同級生。無口。
津村一徹(葉山奨之) ・・・ 希の弟。クール。
小原マキ(中川翔子) ・・・ 経歴不明のエステティシャン。
矢野陶子(柊子) ・・・ 横浜編。先輩パティシエ。