8月10日生まれ。
妻・津村藍子(常盤貴子)、長女・津村希(土屋太鳳)、長男・津村一徹(葉山奨之)を家族にもつ。希とは同じ誕生日である。
東京に住んでいたが、自身の自己破産をきっかけに妻・藍子がダーツで決めた能登半島の輪島市(旧外浦村)に引っ越すことになる。
ダメ人間を絵に描いたような人物であり、仕事が長続きせず、いつも「でっかい夢」を持って株や事業に手を出すが、失敗ばかりしている。結果、そんな父を反面教師として育った希は、夢を見ることが嫌いな子供になってしまう。
根っからのトラブルメイカーで困難を招きやすいのか、能登半島に移住した日にはバスがまさかの故障。役場まで延々と歩くはめになる。さらに、職員の紺谷博之(板尾創路)からは移住する予定だった家がキャンセルになったことを聞かされ、茫然自失となる。
だが、しっかり者の長女・希のおかげで、塩田農家の桶作家に居候することが決まる。「一旗揚げてやっから」が口癖で、楽してお金儲けすることばかりを考えるが、そういった姿勢が桶作家の桶作元治(田中泯)や桶作文(田中裕子)の反感を買い、ついには「出て行け」とまで言われる。
やがて改心し、家族に土下座をして地道に生まれ変わることを告げる。そして、「元治先生の塩田で働かせていただきたいと思います。今後は地道にコツコツと海水の中の塩をチマチマと拾わせていただきます」と哀願し、元治から塩田の手伝いをまかせられる。
だが、慣れない肉体労働に音を上げてダウン。そして、祭りに乗じて職員の紺谷に商売を持ちかける始末。これがこの町での自分の限界と知ると、新たな仕事を始めるために東京に出稼ぎに行き、6年間、家族に姿を見せなくなる。
なお、東京では缶詰工場で働いた後、友人とIT会社を起業。その会社も倒産し、連帯保証人になっていたために借金を背負ったという(完済済み)。
ある日、希の親友・蔵本一子(清水富美加)がモデルになるために東京行きを決意したことを知ると、一子の夢を応援する立場になり、母・蔵本はる(鈴木砂羽)、父・蔵本浩一(篠井英介)たちに理解を促す。
希の5歳の誕生日、購入したバースデーケーキがきっかけで、希はパティシエになる夢を持つようになる。
いざ希が公務員の職を捨て、パティシエになる夢を叶えるために横浜に旅立つことを決意すると、複雑な心境に変わる。
津村希(土屋太鳳) ・・・ ヒロイン。パティシエになる将来をひそかに夢見る。
津村徹(大泉洋) ・・・ 希の父。ダメ亭主。
津村藍子(常盤貴子) ・・・ 希の母。しっかり者。
桶作元治(田中泯) ・・・ 塩作りの職人。
桶作文(田中裕子) ・・・ 元治の妻。
紺谷圭太(山崎賢人) ・・・ 希の恋の相手。輪島塗職人を目指す。
池畑大悟(小日向文世) ・・・ 横浜編。オーナー・パティシエ。
池畑大輔(柳楽優弥) ・・・ 横浜編。池畑の息子。スローライフ。
池畑美南(中村ゆりか) ・・・ 横浜編。池畑の娘。
蔵本一子(清水富美加) ・・・ 希の親友。東京に憧れるモデル志望。
寺岡みのり(門脇麦) ・・・ 希の親友。能登を愛する。
二木高志(渡辺大知) ・・・ 希の同級生。無口。
津村一徹(葉山奨之) ・・・ 希の弟。クール。
小原マキ(中川翔子) ・・・ 経歴不明のエステティシャン。
矢野陶子(柊子) ・・・ 横浜編。先輩パティシエ。