『激流〜私を覚えていますか?〜』ネタバレ

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『激流〜私を覚えていますか?〜』最終回までのあらすじ・ネタバレ・結末・ラスト。

激流〜私を覚えていますか?〜

タイトルドラマ10「激流〜私を覚えていますか?〜」
初回 / 最終回2013年6月25日 / 8月13日(全8回)
放送局 / 時間NHK総合 / 火曜日 22:00 再放送あり
制作・著作NHK、テレパック
制作統括銭谷雅義、黒沢淳
演出佐々木章光 ほか
原作柴田よしき「激流」
脚本吉田紀子
音楽千住明
主題歌GLAY「DARK RIVER」
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『激流〜私を覚えていますか?〜』最終回までのあらすじ・ネタバレ・結末・ラスト

6月 / 1話
7月 / 2話・3話・4話・5話・6話
8月 / 7話・8話(最終回)

激流〜私を憶えていますか?〜の始まり

 井上圭子(田中麗奈)は東京の神田出版・文芸部で勤務する35歳の編集者。
 2013年5月25日。その日、圭子は東京駅から京都駅に向かう新幹線の車内にいた。京都在住の作家から原稿を受け取るためである。
 京都に出向く時、圭子はいつも思い出すことがある。藤ヶ浦中学校の3年生の修学旅行で京都に行った時、同級生の小野寺冬葉(刈谷友衣子)が行方不明になったことを。

 あの時、観光スポットを散策し、バスに乗り込む時には冬葉は確かにいた。だが、道中、気付いた時にはバスには冬葉の姿はなかった。圭子たちは必死になって冬葉を捜した。来た道を戻り、伏見稲荷大社の千本鳥居、石塀小路を駆けまわり、同級生たちと手分けして捜した。結局、冬葉は何処にもおらず、旅館にも戻って来なかった。
 それから20年の月日が経った。圭子は今でも冬葉のフルートの音色をよく覚えている。冬葉はフルートが得意で、しばしば放課後の屋上で「アルルの女 第2組曲・メヌエット」を吹いていたのだった。
※中学生時代の子役:三隅圭子(森高愛)、御堂原貴子(広瀬すず)、秋芳美弥(南乃彩希)、鯖島豊(宮近海斗)、東萩耕司(六車勇登)、長門悠樹(石橋樹)

過去からのEメール

 京都へ向かう新幹線の車内で、圭子は当時の同級生だった鯖島豊/サバ(山本耕史)と20年ぶりに再会する。サバは東京大学を卒業し、銀行マンになっていた。
 サバは中学生時代と同じように、圭子のことを「サンクマ」と呼ぶ。サンクマとは、圭子の旧姓・三隅の「隅(スミ)」が「隈(クマ)」に似ていることからそう呼んでいる。なお、圭子は結婚し、姓は井上に変わっているが、仕事では三隅圭子、プライベートでは井上圭子と使い分けている。とはいえ、夫とは離婚協議中なので、そろそろ公私ともに三隅圭子になると圭子は思っているのだが。

 圭子は女流作家・珠洲京谷(高畑淳子)から手書きの原稿を受け取ると、蜻蛉返りで東京に戻る。午後、神田出版に帰社するが、ここで予想だにしないトラブル発生。圭子が少し目を離したすきに原稿が紛失してしまう。
 結局、原稿は見つからず、圭子は帰宅。そこに編集長(村上大樹)から原稿が見つかったという連絡が入る。原稿は珠洲宅の郵便受けに圭子の差出人名義で入っていたという。しかも、原稿には赤ペンで☓印、「こんな稚拙な原稿は我が社では受け取れません」と書かれた紙切れが添えられていた。当然、圭子はそんな侮辱行為をした覚えはない。編集長は圭子に恨みを持つ第三者が関わっている可能性を示唆する。
 と、その時、圭子のパソコンに不審なメールが届く。そこには、「私を憶えていますか?冬葉」と書かれていた――。

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再会

 サバとの偶然の出会いと謎のメールをきっかけに、中学生時代の同級生たちが一堂に会することになった。圭子、サバ、歌手・小説家の秋芳美弥(ともさかりえ)、専業主婦の河野貴子(国仲涼子)、刑事の東萩耕司/ハギコー(桐谷健太)の5人。修学旅行で同じ班だった同級生である。なお、もう1人の班員、長門悠樹/ナガチは音信不通のため、ここには来ていない。
 圭子にとって小説家の美弥だけは仕事上で付き合いがあった。4年前、彼女が覚せい剤所持の容疑で逮捕されるまでは――。
 さっそく例のメールが話題に上がる。「冬葉」を名乗る者からの「私を憶えていますか?」というメール、それは美弥と貴子にも送信されていた。ハギコ―が言うには、もしもイタズラだとしたら追跡されることも計算に入れており、送信者を特定するのは難しいという。
 あの頃、同級生の反応は冷たかった。冬葉をいじめていたのではないか、とあらぬ疑いをかけられたこともある。結局、冬葉に関しては何の情報もなく、生徒たちの関心は薄れていった。
 ハギコーは冬葉がすでに死亡している可能性をほのめかすが、彼女の生存を信じようとする美弥の反発を買う。だが、圭子は指摘する。美弥が「忙しくて冬葉のことを思い出す暇もなかった」と言っていたことを。圭子は「彼女のことを思い出さなかったということは、彼女が自分たちの中で死んでいるのも同じ」という。圭子は思う。美弥もきっと「冬葉はもうこの世にはいない」と内心では思っている。しかし、口に出して認めてしまうと、冬葉が本当にこの世から消えてしまうような気がして反発したのだ、と。

夫の愛人

 帰宅した圭子のもとに離婚協議中の夫・井上雅彦(山口馬木也)から電話がかかる。雅彦も文芸業界で働いている同業者。現在は圭子のもとを離れ、人気小説家・高槻江美と暮らしている。雅彦は、愛人の江美が神田出版で小説を書く予定があると言い、その神田出版に圭子がいることを江美が快く思っていない、つまり、圭子が業界から消えることを望んでいるという。珠洲京谷の原稿を紛失した失態もあり、圭子は窮地に立たされる。

代沢三丁目主婦殺人事件

 圭子の知らないところで同級生たちにも変化が。警視庁捜査一課の刑事・ハギコーは世田谷の主婦が殺された「代沢三丁目主婦殺人事件」に関係した疑いのある人物のリストに、美弥の名前が挙がっていることを知る。ハギコーは美弥のもとを訪ね、美弥が関係を持ったことがあるとされる重要参考人の榎一之(金子昇)が何処にいるか尋ねる。それに対し、美弥は4年前から榎には会っていないと答える。

 専業主婦の貴子は、長女の河野華(小林星蘭)が通っている名門の聖葉女子学院の保護者たちに、夫・河野祐也(二階堂智)が求職中だと知られ、肩身の狭い思いをする。
 そんな貴子には秘密が。貴子は偽名の「サヤカ」を名乗り、売春に手を染めているのだった。貴子はその日の客、大手メーカー重役・大林隆之(カンニング竹山)とホテルで密会するが――。
 (激流〜私を覚えていますか?〜 第1話「過去からのEメール」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~)

秘密

 売春に手を染めた貴子は、偽名の「サヤカ」を名乗り、売春組織「カトレア会」から紹介された大手メーカーの重役・大林と密会する。しかし、大林から本名と家庭環境を知っていることを告げられ、激しく動揺する。「旦那さんに知られたら困るんじゃない?」と大林。大林からの脅迫めいたメッセージに抗えず、貴子は月100万円を援助してもらうことを条件に大林の愛人になる。

ナガチ

 一方、ハギコーは代沢三丁目主婦殺人事件の捜査のために、美弥と会う。ハギコーは美弥に、同級生のナガチらしき人物が重要参考人・榎と一緒に写っている写真を見せる。美弥は心当たりを聞かれ、知らないと答える。ハギコーの上司・佐分利新一(日野陽仁)は美弥がウソをついていることを疑いながら捜査するようにハギコーに命じる。

左遷

 圭子は原稿を紛失した責任を取らされ、マイナーな健康雑誌編集部に左遷されてしまう。左遷の決定打となったのは、作家に届けられた原稿に☓印が書かれ、「こんな稚拙な原稿は我が社では受け取れません」という侮辱的なメッセージが添えられていたことだ。作家は圭子への怒りが収まらず、会ってもくれなかった。
 結局、悪質なイタズラの犯人は見つからず、編集長からは「作家と信頼関係が築けていれば、疑われることはなかった」と、作家との付き合い方をなじられる始末。圭子が腹が立つのは、夫の愛人作家の希望通りに自分が文芸の業界から去ることになってしまったことだ。

 失意の果てに、圭子は帰郷することを思い立つ。そして母校の藤ヶ浦中学校で、サバとバッタリ出会う。実はサバも左遷されたばかり。女性関係が問題となり、本店から世田谷支店に異動になったのだ。さらに妻とも離婚し、子供の親権もとられてしまった。サバはダメな人間だと自虐し、「自分はもう中学生の頃の優等生じゃない」という。
 すると、そこへ美弥とハギコーが現れる。美弥のもとに「冬葉」から2通目のメールが届いたという。そのメールには「なぜ探してくれないの?」と書いてあった。彼らは、手がかりを求めて故郷を訪れたのだった。

冬葉の母

 思いがけず故郷で合流した4人は冬葉の家へ。冬葉の家には、母・小野寺裕子(田中美佐子)が一人で暮らしていた。夫とは離婚したという。
 例のメールを見せると、裕子は絶句する。4人は裕子から、冬葉への変わらぬ愛情を聞く。「今でも帰ってくるのを待っている」と。

 帰路、圭子は、20年前の修学旅行の前日に、冬葉が電話ボックスで誰かに電話していたことを思い出す。
 圭子は中学生時代を回想する。「冬葉って旭村先生のことが好きだったんじゃないかな」と。旭村正隆(武田真治)は、冬葉の失踪事件のあとに転任していった担任教師である。それに対し、美弥は、冬葉が好きだったのはナガチではないかと言う。
 あの頃、美弥と仲良しだったナガチ。放課後、美弥がナガチと一緒にいると、冬葉の視線を感じることがあった。美弥が冬葉に気付くといつも彼女は走り去り、その後、決まって屋上にフルートの音色が響いた。
 圭子はその音色をはっきり覚えている。そして、あのフルートに誰かがピアノで伴奏をつけていたことも。4人は冬葉がフルートを吹いていた屋上で、当時のことを思い出す。そんな彼らを音楽教師の毛利佳奈子(賀来千香子)が見つめていることに、4人は気付くことはなかった。
 (激流〜私を覚えていますか?〜 第2話「時計は動き出す」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~)

殺人

 貴子は大林と愛人契約を結び、ひと目を忍んで大林と会うようになる。ところが、そんなある日、2人でホテルに入るところを美弥に見られてしまう。
 その日、大林が何者かに殺害される。貴子は売春していたことを圭子と美弥に打ち明ける。警察の捜査やマスコミの取材も入り、やがて貴子の売春は周知の事実となる。
 貴子は殺人の容疑で逮捕されるが、貴子の夫・祐也が妻を守りたい一心で犯行に及んだことを自供し、貴子は釈放される。

 一方、サバは離婚の原因となった元愛人・桑野留美(佐津川愛美)に付きまとわれる。そんなサバに「冬葉」を名乗る者から「私を憶えていますか?」というメールが届く。圭子にそのメールで思い出した大事なことを電話で伝えようとするサバ。だが、そこに留美が現れ、サバは刃物で刺されてしまう――。
 (激流〜私を覚えていますか?〜 第3話「転げ落ちる石のように」第4話「忍び寄る黒い影」第5話「見えない悪意」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~)

Do you remember me?

 サバは一命を取り留め、「ESS(イーエスエス)、冬葉、げーき」とうわ言のようにつぶやく。
 その言葉から、圭子たちは中学校時代の文化祭の英語劇のことを思い出す。ナガチが主役を務め、冬葉がフルートを吹いていた英語劇「Do you remember me?(私を憶えていますか?)」。
 謎のメールとその英語劇のタイトルにつながりを直感した圭子は、英語劇を作った音楽教師の毛利が何か事情を知っているのではないかと推理する。
 毛利から「会わせたい人がいる」と蓼科高原療養所という山奥の医療施設に連れて来られた圭子たちは、そこで療養している中学生時代の担任教師・旭村と対面する。しかし、旭村は精神的に不安定で意志疎通がとれる状態ではなく、さらに、毛利が旭村に冬葉のことを打ち明けても良いかと尋ねると、旭村は錯乱状態となる。
 毛利は旭村と交際していたことを明かす。そして、修学旅行で冬葉が失踪したのも、旭村がこういう状態になってしまったのも「あの人のせい」だと言う。
 (激流〜私を覚えていますか?〜 第6話「真実への光明」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~)

ナガチからの手紙

 行方をくらましていた榎一之が麻薬組織のトラブルに巻き込まれ、射殺される。
 圭子たちの間では、榎の写真にうつっていた男性が同級生のナガチに似ており、同時にその写真にうつっている女性が冬葉ではないかという疑惑が浮上していたが、彼女は佐伯茉莉(吉田羊)という何の関わりもない通訳だったことがわかる。
 だが、写真の男性は紛れもなくナガチだった。ナガチはフィリピンでコーディネーターとして働いており、彼はコーディネーター、茉莉は通訳として榎に同行したという。
 茉莉はナガチから預かった手紙を圭子たちに渡す。その手紙には、中学生時代、冬葉から「母が旭村と不倫している」と打ち明けられたことが書かれていた。

真相

 毛利が口走った「あの人のせい」。
 ナガチの手紙から、その人物が冬葉の母・裕子と直感した圭子たちは、裕子と毛利、それぞれに話を聞くために再び故郷を訪れる。
 そして、担任教師の旭村、音楽教師の毛利、冬葉の母・裕子、この3人が三角関係だったことが明らかになる。

 真相はこうだった。
 修学旅行の2日前、裕子は不倫していることに自責の念を感じ、旭村に別れ話を切り出した。旭村は逆上し、修学旅行先の京都に来るように裕子に告げた。「2時に常葉山・深見城跡で待っている。来なければ不倫を暴露する」と。
 翌日、冬葉はそのことが書かれたメモを偶然見つけ、母の不倫について教えてくれた毛利に、電話ボックスから相談の電話をかけた。それに対して毛利は、今はそんなことは気にせず、修学旅行を楽しむようにアドバイスをした。

 修学旅行の日を迎えた。裕子は旭村の指示通りに京都に来ていたが、直前で引き返すことにした。旭村自身も暴露することのリスクを背負っていることから、彼が不倫を暴露するわけがないと気付いたからだ。というよりも、裕子は本心では旭村のことを本気で愛していたため、「暴露されても構わない」とさえ思っていた。
 こうして裕子は引き返したが、時を同じくして、毛利が三角関係に終止符を打つために京都を訪れていた。

 毛利は2時に常葉山・深見城跡へ。旭村は裕子が来てくれると思っていたが、姿を現したのは毛利。浮気をめぐって口論となった。
 そこに現れたのが冬葉だった。冬葉自身も2時に常葉山・深見城跡に行くつもりだったか、あるいは、バスから毛利の姿を目撃するなどしたのだろう。冬葉は近くの停留所で誰にも告げずにバスを降り、その現場にやってきたと思われる。

 そこで事件は起きた。
 旭村と毛利、ふたりの争いを止めようとする冬葉が彼らに突き飛ばされ、坂を転げ落ちてしまったのである。
 毛利は冬葉のもとへ急いだが、冬葉はピクリとも動かない。冬葉の身体はそのまま冷たくなった。一方、旭村は救急車を呼ぶこともせずに旅館に戻り、何食わぬ顔で過ごした。
 毛利は冬葉を抱いたまま一夜を過ごし、音楽の才能にあふれていた冬葉を「自分だけの葬式」として山中に遺棄した。こうして冬葉は旅館に戻らず、そのあとの混乱は圭子たちも知るとおり。
 これが毛利が話した真相だった。だが、「冬葉」を名乗る者からの「私を憶えていますか?」というメールについては毛利は知らないという。

 故郷を離れようとする圭子たち、そこに一通のメールが届く。メールには「はやく私をさがして 冬葉」と書かれていた。
 (激流〜私を覚えていますか?〜 第7話「悪女の告白」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~)

結末

 美弥の弟・秋芳研二(高橋一生)が貴子の娘・華をつれて一時、行方をくらます。
 研二は捜しにきた圭子たちに「話したいことがある」と言い、冬葉を名乗って「私を憶えていますか?」というメールを送信したのは自分だと自白する。冬葉の母・裕子に頼まれてやったという。
 ただ、研二が送信したのは、5月25日に美弥、貴子、圭子に宛てたメールのみ。5月25日は冬葉が失踪してちょうど20年目だった。それ以後のメールは裕子が送信したことがわかる。

 裕子は冬葉のいない卒業式で、まるで圭子たちが冬葉のことを忘れてしまったかのように、楽しげにしている姿を見て、圭子たちに屈折した恨みの感情を抱いた。そして、修学旅行で同じ班だった彼女たちの情報を集めることにした――。
 4年前、美弥が覚せい剤所持の容疑で逮捕されたというニュースは裕子にとって胸のすく思いがした。だが、あっさりと復帰してさらに恨みは強くなり、「冬葉」からのメールを送信して同級生たちを追い詰めることを思い立った。貴子の夫・祐也が妻の売春を知ったのも、留美がサバを刺して重傷を負わせたのも、きっかけはすべて裕子が与えていた。
 自白する裕子。そこに毛利が現れる。毛利は20年前の過ちを裕子に詫びる。

 京都・常葉山の山中から、冬葉の遺体が見つかる。時効の成立により、毛利と旭村が罪に問われることはなかった。

 この話には続きがあり、5月25日、圭子が作家の原稿を紛失した件の真相がわかる。
 女流作家・珠洲の話によれば、以前、珠洲のもとに小説家志望の若者が訪れた。その時、珠洲が冷たくあしらったため、仕返しとして圭子の名をかたって侮辱する暴挙に及んだという。(終)
 (激流〜私を覚えていますか?〜 第8話・最終回「友への誓い」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~)

まとめ

・20年前、修学旅行中に失踪した冬葉は、その日に亡くなっていた。
・冬葉が亡くなったのは、担任教師の旭村と、音楽教師の毛利の口論を止めようとして、突き飛ばされたためだった。
・怪メールを送信していたのは5月25日だけ美弥の弟・研二。以後は冬葉の母・裕子。
・裕子は冬葉の存在を忘れてしまった同級生たちを恨んでいた。

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