『第二楽章』最終回までのあらすじ ネタバレ

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NHK『第二楽章』最終回までのあらすじ ネタバレ

第二楽章

タイトルドラマ10「第二楽章」
初回 / 最終回2013年4月16日 / 6月11日(全9回)
放送局 / 時間NHK総合 / 火曜日 22:00 再放送あり
制作統括小松昌代、藤澤浩一
原作・脚本金子ありさ
演出岡田健、木内健人、田中英治
音楽渡辺俊幸
主題歌山下達郎『コンポジション』
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「第二楽章」最終回までのあらすじ・ネタバレ・結末

4月 / 1話・2話・3話
5月 / 4話・5話・6話・7話
6月 / 8話・9話

ドラマ「第二楽章」のはじまり

 1989年、若き日の白瀬茉莉(大後寿々花)は東和音楽大学の入学試験を受けていた。だが、大切な実技試験中、茉莉はヴァイオリン演奏を途中でやめてしまう。
「音が出ていないんです!もう一度させてください。体の中に音はあるんです!」
 試験官が困惑する中、待機していた見ず知らずの受験生・中村奈津美(荒井萌)が助け舟を出してくれたおかげで茉莉はもう一度演奏することを許された。結果的に二人とも合格し、二人は親友になった。
 1996年、二人は東京ナショナル交響楽団に入団した。だが、ある日を境に二人の関係は途絶えた。

主婦の奈津美と、音楽家の茉莉

 2013年春、旧姓・中村奈津美こと遠藤奈津美(板谷由夏)は主婦になった。
 夫・遠藤一登(谷原章介)とは東京ナショナル交響楽団で出会った。長女の鈴奈(門脇麦)は高校生である。
 ある日、奈津美はかつての親友・白瀬茉莉(羽田美智子)がシカゴから帰国していることを知る。茉莉はシカゴ管弦楽団のコンサートマスターを務めている。世界で成功した音楽家の一人である。
 友人でチェリストの小宮山るみか(久世星佳)、ビオリストの岡真知子(久保田磨希)と外食をすると、その話でもちきりになる。奈津美としてはその話題には触れたくない。ずっとある日のわだかまりを引きずっているからだ。
 奈津美はるみかから茉莉が参加する東京ナショナル交響楽団のコンサートに招待される。自宅では長女の鈴奈がコンサートに行きたいとハシャギだす。だが、奈津美はパートのシフトが入っており、欠席するつもりである。
「まだこだわっているのか」と夫の一登が尋ねる。奈津美は「ぜんぜん」と答えるが、本当はずっと気にしている。16年前のことを。

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16年前の裏切り

 16年前、奈津美は茉莉とソリスト(ソロパートを演奏する者)の座を争っていた。
 ある日、奈津美は楽団内で交際していた一登との子供を妊娠する。のちの長女・鈴奈である。奈津美は親友の茉莉にだけ、妊娠したことを報告した。
 しかし、茉莉がその秘密を楽団長の桜井信一郎(串田和美)に話したことで、妊娠中の奈津美はソリスト争いから退いてもらうという判断が下った。こうして茉莉がソリストに選ばれた。
 奈津美はソリストになってステップアップする目標があったが、それをきっかけに一切の音楽活動から離れることになった。
 だが、本当にわだかまっているのはそんなことじゃなかった。ただ一言だけでいい、茉莉から詫びてほしかったのだ。楽団長に妊娠の秘密を話したことを。しかし、茉莉はその一言をいってくれることはなかった。

再会

 茉莉の凱旋公演当日がやってきた。
 舞台袖ではステージマネージャーの富永雅也(田中圭)が桜井と公演開始を待っていた。奈津美は悩んだ結果、夫・一登から背中を押され、長女の鈴奈を連れてコンサートを観に行くことにした。
 様々な想いが去来するも、茉莉の演奏は素晴らしく、奈津美は感動する。
 コンサート終了後、鈴奈と余韻に浸っていると、茉莉が姿をあらわす。16年分のわだかまりが消えたかのように、奈津美は笑顔で応える。茉莉は「ありがとう」と感涙しながら、奈津美と抱き合う。
 しかし、奈津美は知らなかった。茉莉が夫の一登に「会いたい」とひそかに電話していたことを。
 (第二楽章 第1話「予感~フォルテ(強く)」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~)

秘密・妊娠~結末

 東京ナショナル交響楽団に在籍していたころ、茉莉は一登のことが好きだった。そして退団後も一度だけ、茉莉は一登とシカゴで密会したことがあった。
 奈津美はソリストの座を奪われたことで茉莉を恨めしく思っていたが、茉莉も一登を奪われたことで奈津美を恨めしく思っていた。ふたりはお互いの感情をぶつけ合う。
 そんな中、茉莉の妊娠が発覚する。「シカゴで別れた彼には妊娠を報告しない」という茉莉。中絶しようとするが、周囲の人々に突き動かされ、「産みたい」という本音を漏らす。
 しかし、茉莉が胃がんであることがわかる。奈津美は茉莉がまた元気になって戻ってくることを願い、16年ぶりにバイオリンを演奏する。奈津美の想いにふれ、感涙する茉莉。
 茉莉の手術は成功する。茉莉は出産に臨もうとするが、がんは肝臓に転移していた。茉莉は抗がん剤治療を受けながら出産に備える。帝王切開の手術のすえ、男児が誕生。「輝」と名付ける。ステージマネージャーの雅也が彼女の支えになることを誓う。
 奈津美と一登に出会ってからいろんな出来事があった。三人は語り合う。わだかまりを抱え続けた日々も含めて、すべては幸せな未来に繋がっていた。それはこれからも続いていく、と。(終)
 (第二楽章 第2話「後悔~メゾピアノ(やや弱く)」第3話「秘密~メゾフォルテ(やや強く)」第4話「約束~ピアニッシモ(さらに弱く)」第5話「記憶~クレッシェンド(だんだん強く)」第6話「岐路~フェローチェ(荒々しく)」第7話「告白~アダージョ(ゆるやかに)」第8話「決心~フォルテピアノ(強くすぐに弱く)」最終話「誕生~カンタービレ(歌うように)」の結末まで~あらすじ・ネタバレ~)

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