タイトル | 「キサラギ」 |
配給 | 東芝エンタテインメント |
制作 | 「キサラギ」フィルムパートナーズ |
公開 | 2007年6月 |
監督 | 佐藤祐市 |
脚本 | 古沢良太「キサラギ」 |
音楽 | 佐藤直紀 |
主題歌 | ライムライト「キサラギ」 |
挿入歌 | 如月ミキ「ラブレターはそのままで」 |
関連書籍 | 「キサラギ」オフィシャルブック |
DVD | 「キサラギ」初回限定盤DVD |
映画「キサラギ」は、知る人ぞ知る無名のアイドル・如月ミキの焼身自殺の真相について5人の熱狂的なファンが推理合戦を繰り広げる、ミステリー要素にコメディを混じえた作品となっています。
特徴として、登場するシーンは一部シーンを除き5人が集う一室に集中します。そして、序盤から一つ一つの台詞や登場する小物などが伏線となり、その後の展開に影響する構成となっています。
以下、簡単なあらすじを記述します。
2006年2月4日午後11時頃、D級アイドル・如月ミキは自宅マンションで炎に包まれ、焼死します。
「やっぱり駄目みたい。私もう疲れた。いろいろありがとう。じゃあね」と、マネージャーの留守番電話に遺言と思われるメッセージを残していたことから、警察は焼身自殺と断定しました。
如月ミキの死からちょうど1年後、2007年2月4日。とあるビルの屋上の一室に5人の男たちが集まります。如月ミキのファンサイト「ミキちゃんを応援する掲示板」に集う熱狂的なファンたちです。
1人目はハンドルネーム・家元(小栗旬)。今回の集い「永遠の清純派グラビアアイドル 如月ミキ一周忌追悼会」の会場などをセッティングした青年です。グッズの収集能力にかけては右に出るものはおらず、ファンの間でも「如月ミキパーフェクトコレクション」は注目の的。如月ミキに200通ものファンレターを送り、直筆の返事をもらったことがある強者です。
2人目は小太りの安男(塚地武雅)。「トレンディ」が口癖、掲示板に毎日書き込む熱狂的ファンです。
3人目はスネーク(小出恵介)。熱くなりやすい性格で火がつくと感情を抑えきれないタイプです。
4人目はオダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)。偶然、織田裕二がテレビに映っていたことからハンドルネームを「オダ・ユージ」にしてしまった30代の男性で、今回の集いの企画者です。また、「一周忌追悼会をするのであれば、礼節を重んじ、喪服で出席するべきだ」と家元に述べ、おちゃらけた雰囲気で「如月ミキ一周忌追悼会」を始めようとしていた家元をたしなめた人物です。やや気難しいタイプです。
最後の5人目はイチゴ娘(香川照之)。イチゴ娘というハンドルネームですが、正体はメンバー最年長の冴えない中年男性。そのことが若い女性だと決め付けていたスネークの反感を買います。
以上の5人のファンが集まり、最初はそれぞれの思い出話やグッズの自慢などで盛り上がるのですが、企画者であるオダ・ユージが「如月ミキはなぜ自殺したのか」という最大のクエスチョンを提起したことで楽しげな雰囲気は一変します。そして、家元は自分が警視庁勤務の警察官であることを明かし、それぞれの推理合戦が始まります。そして、驚くことにイチゴ娘が如月ミキの自宅に不法侵入した事実が明らかになります。
以上に記述した内容は全108分のうち、38分までのあらすじです。
本当に自殺か、または他殺か、あるいは事故か。推理合戦の中でそれぞれの秘密が明らかになるとともに、ゴキブリ、詰替用洗剤、ファンレター等々といった一見結びつきそうもない要因が、如月ミキの死を解明する一つのある真相を導き出します。サスペンスタッチとなるシーンがありますが根底はコメディであり、一つ一つの台詞などが伏線となり、その後の展開に影響する構成となっています。
0:00:00 01. corporate logo trailer
0:00:19 02. 2007年2月4日 都内某所 天国の如月ミキに一番近い場所
0:01:47 03. m(_ _)m by 家元
0:02:23 04. 激動を予感させるオープニング
0:03:37 05. オダ……ユージさん……じゃないですよね
0:06:32 06. オダ・ユージさん?まさか 勘弁してよ
0:07:29 07. 要するに憧れてるんでしょ?違いますよ!(怒)
0:11:19 08. あ 家元さ……ええ!? 家元さん!!??……
0:14:22 09. 如月ミキさんは私の憧れのお姉さまなんです カッコ笑い
0:16:26 10. 天国の如月ミキさんに乾杯!
0:20:34 11. 喪服を着れば盛り上がれるんです!!
0:22:10 12. 胸 はじけちゃう 遅れてきた清純派 如月ミキちゃん登場!
0:25:00 13. ほほう 生写真ですか……
0:26:08 14. デブで茶髪 デブッチャー
0:28:03 15. 楽しい雰囲気じゃなくなりますよ
0:31:31 16. あのさ その話題もう一通り終ったんだ
0:35:19 17. お母さんみてえなやつだな 変態野郎ってわけだ
0:36:36 18. しがない公務員ですよ(父は警視総監ですが)
0:39:02 19. あんたやっぱり憧れてるでしょ!?
0:41:00 20. 逃がさねえって言ってんだよ
0:42:13 21. もう上からも来るわ 下からも来るわで
0:42:52 22. ほらほら まだまだ続くぞ オダ・ユージ名探偵の演説はよォ!
0:45:58 23. 今この場で裁きます!
0:48:22 24. してないよね?まさかそんな……全部たたんでおいたよ たたんだのか~!!
0:50:52 25. 足立警察署にいましたよ!
0:52:41 26. その声はね あいつの声だよ
0:54:02 27. 中指!中指立てて!ベロ出して!ベロ!
0:55:59 28. やったの?チューは?チューした?舌入れたの?
0:57:05 29. 俺じゃない!ラッキーチャッピーだ!!
1:00:05 30. 純愛……ですね……うん ミキちゃんらしいや……
1:01:55 31. !!!激ヤセじゃん!!!
1:03:32 32. 僕なんか 所詮 写真と記事を切り貼りしてる虫けらさ
1:05:06 33. そもそもジョニー・デップをこの角度で見たことが無い
1:07:44 34. マネージャーが超こわい……マネージャーまじ鬼みたい……
1:09:06 35. ……愛してたんだ
1:12:07 36. 殺してくれ……俺を殺してくれ……
1:15:25 37. ス:殺虫剤が一番だ 安:空っぽで ス:な~にやってんだよ!
1:17:01 38. やっぱり駄目みたい 私もう疲れた いろいろありがとう じゃあね
1:19:38 39. 違いますよ!全然違っちゃいますよ!
1:21:25 40. ……全然違う! !違うんですか……
1:22:26 41. アロマキャンドル……?アロマキャンドル!!!!
1:24:01 42. それは つまり……あなたがミキッペの……パ……
1:25:57 43. あなただってさ ほらあれ あれだよあれ ほらほら
1:27:43 44. チェックしすぎだろ お父さんッ
1:29:41 45. ミキの命より大事な宝物です
1:31:42 46. 家元さん 家元さんの誕生日は?
1:33:16 47. やる気まんまんじゃん!!!
1:34:34 48. 天国の如月ミキがそうさせたのかもしれないな
1:37:25 49. それぞれの想い それぞれの如月ミキ
1:39:29 50. 僕は……また呼びかけますよ!
1:42:25 51. それでは如月ミキちゃんで 「ラブレターはそのままで」 お送りします! ご声援を!!
1:43:31 52. エンドクレジット バキュン!バキュン!バキュン!
1:45:27 53. 皆は知っているか 彼女が死んだ2月の4日 一体何があったのか!
1:46:27 54. エンドクレジット ライムライト「キサラギ」
1:48:10 終了
キャスト | 役 |
小栗旬 | 家元 |
ユースケ・サンタマリア | オダ・ユージ |
小出恵介 | スネーク |
塚地武雅 | 安男 |
末永優衣 | 如月ミキ(幼少) |
米本来輝 | やっくん(幼少) |
平野勝男 | |
酒井香奈子 | 如月ミキ |
宍戸錠(特別出演) | 司会者 |
香川照之 | イチゴ娘 |
エグゼクティブ・プロデューサー | 三宅澄二 |
Coエグゼクティブ・プロデューサー | 加藤鉄也 |
企画・プロデューサー | 野間清恵 |
プロデューサー | 望月泰江、井口喜一 |
共同プロデューサー | 宮下史之 |
原作・脚本 | 古沢良太 |
原案協力 | 48BLUES |
小説「キサラギ」ノベライザー | 相田冬二 |
小説「キサラギ」編集 | 加藤裕子 |
音楽 | 佐藤直紀 |
音楽プロデューサー | 平川智司 |
音楽制作 | 荒木浩三(FACE MUSIC) |
主題歌 | ライムライト「キサラギ」(SMEレコーズ) |
挿入歌 | 如月ミキ「ラブレターはそのままで」(SMEレコーズ) |
撮影 | 川村明弘 |
照明 | 阿部慶治 |
録音 | 島田隆雄 |
映像 | 高梨剣 |
編集 | 田口拓也 |
VFXスーパーバイザー | 野崎宏二 |
VFXディレクター | 中村明博 |
VFXクリエーター | 藻形司郎、護摩堂雅子、福田林太郎 |
ラインプロデューサー | 鈴木勇 |
キャスティング | 杉野剛 |
助監督 | 本間利幸 |
サウンドデザイン | 藤村義孝 |
スクリプター | 幸緑栄子 |
プロデューサー補 | 椛澤節子 |
監督助手 | 亀谷英司、菊地夢高 |
技術プロデューサー | 佐々木宣明 |
撮影・Bカメラ | 廿楽知美 |
美術プロデューサー | 杉川廣明 |
美術 | 荒川淳彦 |
美術進行 | 泉佳子 |
装飾 | 武藤順一、高桑道明 |
持道具 | 清水夕佳里 |
衣裳 | 小平理恵、野田知奈津 |
ヘアメイク | 熊谷波江、斉藤睦 |
特殊メイク | JIRO |
大道具制作 | 比留間正幸、佐々木努 |
大道具操作 | 原卓也 |
アクリル装飾 | 中村哲治 |
建具 | 阿久津正巳 |
電飾 | 中園誠四郎 |
植木装飾 | 後藤健 |
キャラクターデザイン | 吉本麻衣子 |
フィギュア制作 | 熊谷貴明、鍵野壮太、後藤優 |
宣伝プロデューサー | 西田佑子 |
宣伝 | 木村範子、高島有紀、関根健晴 |
タイアップ | 岩原玲子 |
メイキング | 横岡水冶、宮本泰宏 |
宣伝美術 | 大島依堤亜 |
特写 | 三木匡宏 |
スチール・劇用写真 | 川澄雅一 |
振付け | ラッキィ池田 |
ダンス指導 | 彩木エリ |
製作進行 | 須田浩代、矢崎明悟 |
AP助手 | 河瀬知、佐藤利佳 |
プロダクション協力 | 東映東京撮影所、バスク、ラ・ルーチェ ほか |
美術協力 | moonfactory,inc.、Maruishi、SEED ほか |
衣裳協力 | 洋服の青山、RUBBER SOUL、adidas ほか |
撮影協力 | 大磯ロングビーチ、garakuta boeki |
製作 | 三宅澄二、水野勝博、橋荘一郎、小池武久、雲出幸冶、古玉國彦、石井徹、喜多杢裕明、山崎浩一 「キサラギ」フィルムパートナーズ (ミコット・エンド・バサラ、東芝エンタテインメント、テレビ東京、キングレコード、読売広告社、東映チャンネル、東映ビデオ、Yahoo! Japan、PARCO) |
企画 | ミコット・エンド・バサラ、東芝エンタテインメント |
制作プロダクション | 共同テレビジョン |
配給 | 東芝エンタテインメント |
監督 | 佐藤祐市 |