タイトル | フランフラン・プレゼンツ「恋するマドリ」 |
製作 | (c) 『恋するマドリ』パートナーズ |
配給 | シネカノン、オフィス・シロウズ |
制作 | オフィス・シロウズ |
公開月 | 2007年8月 |
制作統括 | 高嶋郁夫 |
監督 | 大九明子 |
原案 | 筧昌也 |
脚本 | 大九明子 |
音楽 | スネオヘアー「恋するマドリ」オリジナル・サウンドトラック |
主題歌 | 新垣結衣「メモリーズ」 |
挿入歌 | スネオヘアー「伝えてよ」 |
DVD | 「恋するマドリ」プレミアム・エディション |
メイキング「にっこり新垣結衣 in 恋するマドリ」 |
◆ 恋するマドリ 全体のあらすじとご注意
映画「恋するマドリ」は美術大学の学生・青木ユイ(新垣結衣)、ユイの引越し先の住人・大野タカシ(松田龍平)、タカシの恋人・順田温子(菊地凛子)の微妙な三角関係を描いた作品です。
この物語の主人公・ユイは引越し先の住人・タカシ、彼の失踪した恋人・温子と親しくなります。タカシは失踪した温子の行方を知りたがっているようですが、ユイは温子のことを考え、タカシには温子の居場所を告げないことにします。しかし、あるトラブルがきっかけで温子の居場所を知っていることをタカシに知られてしまいます。タカシから温子に会わせて欲しいと頼まれ、ユイは彼女のもとへタカシを連れて行くのですが、温子には新しい恋人の気配が……。
(注)以下のあらすじには結末の展開を含みます。
◆ 恋するマドリ あらすじ Part.1
美術大学の学生・青木ユイ(新垣結衣)は姉のマイ(江口のりこ)と古びた一戸建てを借りて二人で住んでいました。しかし、マイが恋人のノリオ(矢部太郎)の子供を妊娠したことが発覚。いわゆる「できちゃった結婚」をすることになり、家を出て行ってしまいます。ユイは一戸建てに一人残されますが、まもなくその借家が取り壊されることになり、ユイはそこから引越すことを決めます。引越し先は大学近くの「メゾン目黒川」というアパート。その303号室でユイは新生活を始めるのですが、ある日、ユイは以前の借家に忘れ物をしたことに気付き、4ヶ月ぶりにかつての住居を訪れます。
すると、そこには解体までの間、格安で住ませてもらっているという新しい住人・順田温子(菊地凛子)の姿が。この物語に大きく関わる人物です。
温子は家具のデザインに詳しいらしく、ユイと意気投合。ちょうどユイがチャレンジしようとしているデザインコンテスト「ジャパン・ユース・アワード」で温子が入賞経験があることがわかり、ユイは温子に憧れを抱きます。そして、温子がインド留学に出発するまでの間、相談に乗ってくれることになり、ユイは連絡先を交換します。ここまでがユイと温子の出会いです。
◆ 恋するマドリ あらすじ Part.2
やがて、ユイはアパートの真上に住んでいる住人・大野タカシ(松田龍平)と思いがけないところで出会います。ユイが友人の代理で林野庁森林資源開発研究所のアルバイトに向かったところ、タカシが有機ELの研究をしていたのです。ユイはタカシの手伝いをすることになり、アパートに一緒に帰るなどして共に過ごす時間が多くなっていきます。
そんな中、ユイは温子と思いがけぬ偶然でつながれていたことを知ります。なんと、ユイが住み始めた「メゾン目黒川」の303号室に、かつて温子が住んでいたというのです。つまり、ユイと温子は「住居をそのまま入れかわった」のでした。
さらにもう一つ驚くことに、温子とタカシが恋人同士だったということも明らかになります。4ヶ月前、温子はタカシに引越し先を告げぬまま、いきなり姿を消してしまったというのです。温子はタカシの仕事や家柄と自分の価値観に温度差を感じ、距離を置こうと決めたのでした。
タカシは温子の居場所を一刻も早く知りたい様子。ユイは温子の居場所を知っているのですが、温子のことを考えると勝手に教えていいものかと躊躇します。ある日、ユイはついに一念発起し、タカシと温子を町でバッタリ会わせようとしますが、温子の都合が合わず失敗してしまいます。
その頃、ユイにとってタカシは最も時間を共有する相手。恋心というほどでもなく、かと言って意識しないわけでもない不思議な感情をタカシに抱き始めます。
◆ 恋するマドリ あらすじ Part.3
それから数日が経ち、タカシが長らく準備をしてきた研究発表会の当日を迎えます。
タカシの研究を手伝ってきたユイもその準備に追われるのですが、不注意からユイは大切な薬品を割ってしまいます。
温子がその薬品入りの小瓶がついた携帯ストラップを持っていることをタカシから聞いたユイは、温子のもとへ走り、それをくれるように語気を強めて頼みます。ところが、温子から拒絶されます。ユイは温子がはっきりとタカシに別れを切り出すわけでもなく、曖昧にタカシとの関係を放置しているような雰囲気に憤り、「温子さんには必要ない」と言い放ちます。
ユイは温子から薬品を受け取り、タカシに届けたことで研究発表会は無事成功となるのですが、その出来事がきっかけでユイが温子の居場所を知っていることをタカシに知られてしまいます。
ユイはタカシに頼まれ、彼を温子の家まで案内しますが、そこに温子が中年の男性(世良公則)と帰宅。タカシは温子に新しい恋人が出来たと思い込みショックを受けます。そして、ユイが温子の住所を黙っていたことに苛立ち、初めて怒りをぶつけます。
やがて温子がインド留学に旅立つ日。ユイは数日ぶりに温子から呼ばれ、デザインコンテストで入賞した椅子を預かってくれるように頼まれます。そこでユイは思いがけない事実を知ります。先日、温子が一緒にいた中年の男性は彼女の父親だというのです。
ユイはその事実をタカシに告げ、空港に向かわせようとします。ユイも空港に急ぎ、温子を引きとめようとしますが、無情にも飛行機は離陸してしまいます。しかし、温子は乗る便を変更したためにまだ旅立ってはおらず、追いかけてきたタカシとの対面が叶います。二人はお互いの気持ちを確かめ合い、復縁します。
それから月日が流れ、やがて桜が舞う季節。ここからはいわゆるエピローグとなります。タカシはインド留学中の温子と遠距離恋愛を続行中。そして、ユイは自作の二人掛けの椅子が温子と同じデザインコンテスト「ジャパン・ユース・アワード」に入賞となり、それが将来に向けて大きなステップとなります。ユイはタカシと温子が復縁したことを嬉しく思いますが、二人掛けの椅子に一人で座り、誰もいない隣を見つめながら物思いに耽ります。
そして、ユイはタカシに見送られながらアパート「メゾン目黒川」を引越していきます。(終)
0:00:00 01. ひっこし
0:09:20 02. つまらないものですが
0:11:43 03. からくり
0:17:01 04. 一目ぼれです
0:22:58 05. 先生…?
0:29:40 06. 引越しの理由
0:34:08 07. 大野タカシの彼女
0:40:14 08. いっそ会わせたら?
0:46:08 09. 置いていくのは…
0:53:28 10. 発表会前夜
0:59:40 11. 緑の光線
1:06:59 12. ください
1:12:45 13. 呆然
1:17:07 14. もういいなんて
1:22:43 15. 窓
1:28:21 16. 空港へ
1:35:24 17. 行っちゃだめ
1:41:11 18. にっこり
1:47:58 19. エンドロール
1:53:00 終了
キャスト | 役 |
新垣結衣 | 青木結 |
松田龍平 | 大野隆 |
菊地凛子 | 順田温子 |
中西学 | サタン護国寺 |
ピエール瀧 | 田中室長 |
江口のりこ | マイ |
矢部太郎(カラテカ) | ノリオ |
廣田朋菜 | サチ |
マリエ | アパートの住人 |
十貫寺梅軒 | 木材業者 |
有福正志 | 空港警備員 |
アブドーラ小林 | グレート・ボッチャン |
関本大介 | 引越し屋 |
マンモス佐々木 | 引越し屋 |
伊東竜二 | スマート伊東 |
谷口裕一 | ヒポポタマス谷口 |
KABA.ちゃん | レフェリー |
伊与久直人 | |
中原淳 | |
佐野元哉 | |
中村純子 | |
岩井潤一 | |
佐々井隆文 | |
森永徹 | |
石丸ひろし | |
内海桂子 | 野田きつこ |
世良公則 | 温子の父 |
そのほかの出演者 | 稲本健一、在原真紀、小林玲子、中島育子、丸山剛、山蔭功、小笠原宏、山田優、来摩信江、赤坂大輔、石井由貴、岡宏美、西村伸久、森田未来、坂本亜里、都築賢司、木下裕太、高橋宏和、阿部敬、池上典子、古家野裕子、倍賞和寿、安田篤史、藤間保弘、高橋伸男、足立雄介、高橋慶子、阿部真理、大塚真由、鶴見英斉、早川太郎、山越菜穂、遠藤英明、原澤岳治、千葉晃士、高橋洸晟、小澤真悟、高世耕平、坂本裕一郎、三原マリ、横野雅俊、沼田芳孝、井上如春、川上清美、松永直也、塚原直彦、森田麻衣、二階堂直人、桑野みちる、宮里亮、福田由佳、有樹俊雄、吉川けんじ、中野雅之、今井康裕、佳樹沙也夏、石原大介、今西幸司、辻和朗、武田愛、吉田匡志、東尾佳憲、碓井由美、きりー、Anna Berry、Miguel Estabon、Chris Payne、Bulhan Hersi、David Berry、Libor Helis、Phill Armstrong、Alina Yu Asalkhanova、Helen O'Connell、Tara Crane、Juan Carlos Nunez |
エグゼクティブ・プロデューサー | 高島郁夫 |
企画 | 見城徹、次原悦子 |
製作 | 上原宏之、百鬼弘、佐々木史朗、川城和実、亀山慶二、舘野晴彦、山田健太郎、本間憲 |
プロデューサー | 松田広子、押田興将 |
アシスタント・プロデューサー | 齋藤有希 |
原案 | 筧昌也 |
音楽 | スネオヘアー(EPICレコードジャパン) |
撮影 | 山崎裕 |
照明 | 尾下栄治 |
録音 | 郡弘道 |
美術 | 古積弘二 |
編集 | 今井剛 |
衣裳 | 宮本茉莉 |
ヘア・メイク | 本田真理子 |
インテリア・スタイリスト | 作原文子 |
スクリプター | 西浜梓珠子 |
V.E. | 大場雅一 |
助監督 | 荒川栄二 |
制作担当 | 安田憲邦 |
スチール | 鈴木さゆり |
アニメーション原画 | 河村ふうこ |
VFX・アニメーション | ビルドアップ |
制作進行 | 櫻井健作 |
制作主任 | 早川徹 |
製作デスク | 岡田直子 |
協力 | 大日本プロレス、imagica、日活撮影所 ほか |
ロケーション協力 | 成田国際空港株式会社、専門学校東京テクニカルカレッジ、株式会社リテック・コンサルタンツ、INDIAN RESTAURANT DARJEELING、株式会社東京テレポートセンター、早稲田大学、桝翁軒、屋形船・辰金、東亜管財、造洋事務所、吾野原木センター |
インテリア協力 | Francfranc、BALS TOKYO、J. |
美術協力 | NTT DoCoMo、Sea Clean、K32、TiC TAC ほか |
衣裳協力 | Maison Martin Margiela、GASA、FRAP BOIS ほか |
音楽協力 | エンパイヤ・スネーク・ビルディング、EPICレコードジャパン |
エンディングテーマ | 新垣結衣「メモリーズ」(ワーナーミュージック・ジャパン) |
挿入歌 | スネオヘアー「伝えてよ」(EPICレコードジャパン) |
宣伝 | サニーサイドアップ、ファントム・フィルム |
配給 | シネカノン、オフィス・シロウズ |
支援 | 文化庁 |
制作プロダクション | オフィス・シロウズ |
監督・脚本 | 大九明子 |
製作 | (c)『恋するマドリ』パートナーズ BALS、オフィス・シロウズ、バンダイビジュアル、テレビ朝日、幻冬舎、サニーサイドアップ、レプロ エンタテインメント |