桜子 (宮崎あおい)は達彦 (福士誠治)と結婚式を挙げ、幸せになることを誓う。そして、祖父の徳治郎 (八名信夫)はそれを見届けたかのように、その夜、安らかな死を迎える。
　それから1年3ヶ月が経ったある日、達彦は恩師の西園寺 (長谷川初範)に桜子の曲を多くの人に聴かせたいと相談し、西園寺の厚意で桜子のピアノ演奏会の開催が決定する。
　そんな中、笛子 (寺島しのぶ)の長男・亨 (澁谷武尊) が一時、行方知れずになる。網膜炎によっていずれ失明すると診断された亨だが、類まれなる音楽の才能を発揮し、桜子たちを驚かせる。
　ピアノ演奏会を数日後に控え、桜子が達彦の子供を妊娠していることが判明。家族が歓喜に包まれる中、達彦は母体を気遣って演奏会を中止すべきという考えを示す。そんな折、桜子の初恋の相手・斉藤 (劇団ひとり)が山長に訪問、桜子のそばに音楽があることを望む斉藤の言葉を聞いた達彦は・・・。
　結局、演奏会は予定通り、おこなわれることになった。ところが、演奏会当日の朝、本番に備える桜子が体調不調を訴える。疲労によるものかと思われたが、重病の結核に侵されていることが発覚。達彦はその事実を桜子に告げる・・・。

来週は「いのち、輝いて」

お母さんの人生には、素敵なことが山のようにあった。
輝きのない人生なんてない。
寂しい時にはピアノを弾いてごらん。